Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

また6L6ppアンプ

2008年09月10日 | ピュアオーディオ

6l6pp1_2 自宅のシステムには不満はないのですが、事務所のオリンパスシステムには不満が有ります。前回3日間だけでしたが有り合わせの管球アンプTrail仕様でマルチドライブしたサウンドが耳に焼き付いて離れません。

現在パワーアンプはオールアキュフェーズでM-100(低域),A20V(中域)、A20V(高域)をドライブしていますが、「音の厚みと表情」に大いに不満を持っています。

6l6pp2  先述の管球アンプのサウンドでは「ふるいつきたくなるような」質感が有りました。その後「オリンパス用」に管球アンプを集めています。今回もその一つです。3セットまず揃える事を始めます。すべて球は6L6G(KT66)で統一の予定です。

今回のアンプはオールタムラ製のトランスを積んでプッシュプルですので力が出そうですが15W×2しか有りません。(3極管接続)

オリジナルの状態で聴きましたがなかなか高域の伸び等良いようで使えそうです。現在の状態はプリメインアンプになっていますので使い勝手が良いです。


自己満足

2008年09月10日 | ピュアオーディオ

現在8セットのシステムを鳴らしていますが一番のお気に入りは「自宅システム」です。深夜このシステムの前に座りCDを掛け始めますと「動きたくなくなる症候群」に襲われます。ついつい1枚が2枚に、2枚が3枚にと聴き続けてしまいます。

昨日はC・P・バッハ(大バッハの息子)のシンフォニアを聴いていました。今日は「ノラ・ジョーンズ」を聴いています。ジャンルを選びませんし全然飽きませんね。この所毎日曲を替え聴いています。

自宅システムは私にとって「ご飯」と一緒でいくら聴いても飽きが来ません。まだまだ手を加える所は有るのですが(判っているのですが)、手を付けるのが「もったいなく」感じていますのでそのままでもう半年以上経ちます。

システムの内容は CDT:スチューダーA727(Dクロック化)+DAC:東芝SD-9500+ライントランス:ST-X(Trail)+マッキンC40(IECインレット)+自作EL34ppモノアンプ×2台ですが、全ての電源ケーブル、ラインケーブルをルシファー化しています。

SPもJBLのオールドユニットをメインにした3ウェイネットワークシステムです。サンスイSP-707Jバックロード箱にD130+175DLHと#2405を入れています。SPの上に#375+ゴールドウィングと2種のリボンスピーカー(デッカレビンソンタイプとビクターの廉価リボン)。これをJBLのネットワーク#3160+#3105で繋いでいます。

SPケーブル及びSP内配線・ユニット配線もすべて「ルシファー」仕様にしています。現在考えられる(個人的に)音質対策はすべて実施しています。各ユニットにも手を入れていますのでユニットの性能はJBLオリジナルとは比べ物になりません。

「このシステムの何処が良いのだろうか?」といつも考えてしまいます。システムの中心はSPシステムとアンプの組合せだと思います。C40のちょっと奥まった音場表現とパワーアンプの音色の美しさと透明感(SN比)・押し出しとキレ・ヌケの良さが、D130の軽く反応する低音と2インチドライバーの重なりとうまく合っているのでしょう。

デッカレビンソンタイプのリボンツウィーターが音色を決定付けています。上品な英国の質感と米国の弾むサウンドがうまく溶け合っています。

今となっては手に入らないユニットやオンリーワンの機器を使っていますので他の装置と比較のしようも有りませんが、自分ではとても今のサウンドが気に入っています。

うるささがほとんどないので何時までも聴き続けてしまいますので、灯を落とすのには毎日有る程度の決心が要ります。

毎日事務所でオリンパスシステムやRCA箱システム、アルテック614箱、ハーベスらを朝から夕方まで聴いた後でこの状態です。事務所のシステムもそう悪くはないと思いますが、それでも自宅のシステムを聴き出すとその場を動きたくなくなります。