現在8セットのシステムを鳴らしていますが一番のお気に入りは「自宅システム」です。深夜このシステムの前に座りCDを掛け始めますと「動きたくなくなる症候群」に襲われます。ついつい1枚が2枚に、2枚が3枚にと聴き続けてしまいます。
昨日はC・P・バッハ(大バッハの息子)のシンフォニアを聴いていました。今日は「ノラ・ジョーンズ」を聴いています。ジャンルを選びませんし全然飽きませんね。この所毎日曲を替え聴いています。
自宅システムは私にとって「ご飯」と一緒でいくら聴いても飽きが来ません。まだまだ手を加える所は有るのですが(判っているのですが)、手を付けるのが「もったいなく」感じていますのでそのままでもう半年以上経ちます。
システムの内容は CDT:スチューダーA727(Dクロック化)+DAC:東芝SD-9500+ライントランス:ST-X(Trail)+マッキンC40(IECインレット)+自作EL34ppモノアンプ×2台ですが、全ての電源ケーブル、ラインケーブルをルシファー化しています。
SPもJBLのオールドユニットをメインにした3ウェイネットワークシステムです。サンスイSP-707Jバックロード箱にD130+175DLHと#2405を入れています。SPの上に#375+ゴールドウィングと2種のリボンスピーカー(デッカレビンソンタイプとビクターの廉価リボン)。これをJBLのネットワーク#3160+#3105で繋いでいます。
SPケーブル及びSP内配線・ユニット配線もすべて「ルシファー」仕様にしています。現在考えられる(個人的に)音質対策はすべて実施しています。各ユニットにも手を入れていますのでユニットの性能はJBLオリジナルとは比べ物になりません。
「このシステムの何処が良いのだろうか?」といつも考えてしまいます。システムの中心はSPシステムとアンプの組合せだと思います。C40のちょっと奥まった音場表現とパワーアンプの音色の美しさと透明感(SN比)・押し出しとキレ・ヌケの良さが、D130の軽く反応する低音と2インチドライバーの重なりとうまく合っているのでしょう。
デッカレビンソンタイプのリボンツウィーターが音色を決定付けています。上品な英国の質感と米国の弾むサウンドがうまく溶け合っています。
今となっては手に入らないユニットやオンリーワンの機器を使っていますので他の装置と比較のしようも有りませんが、自分ではとても今のサウンドが気に入っています。
うるささがほとんどないので何時までも聴き続けてしまいますので、灯を落とすのには毎日有る程度の決心が要ります。
毎日事務所でオリンパスシステムやRCA箱システム、アルテック614箱、ハーベスらを朝から夕方まで聴いた後でこの状態です。事務所のシステムもそう悪くはないと思いますが、それでも自宅のシステムを聴き出すとその場を動きたくなくなります。