先日来、オリンパスシステムの管球アンプ化を取り組んでいますが、「チョッと一休み」です。なかなか思うようなアンプが出来ません。
今回はタムラのトランスを使った6L6pp(3結)ステレオ15W×2アンプのTrail仕様化を進めていましたが、シャーシがステンレスの為、硬くてXLRソケットを付けきれませんでした。やむなく自宅のサブシステムスペンドールBC‐Ⅱ Trail仕様 SPシステム用にする事にしました。
とにかく「執念で作り上げたアンプ」(3B252B)のサウンドが凄過ぎて、サトリのミニアンプでは質感の差が大きすぎて聴く気さえ起きないのが現状です。サトリのミニアンプはRCAプラグ仕様ですのですぐに接続できます。
今度の6L6pp(3結)ステレオアンプはメインアンプとしても使えますが、前オーナーさんがインプットセレクター(入力3)、バランス、ステレオボリュームを付けていてくれましたので、機能的には「プリメイン」の使い方ができます。CDPを直接つないで音出し確認をしていますが、球の力でしょうか、何ら違和感なしに使えてしまいます。
球は日立の整流管(5U4GB)×1、6L6(ソブテックロシア)×4、12BH7×2、12AU7×1が付いていましたが、整流管は松下5AR4、6L6はSTC CV1947×4に変更しました。
たったこれだけの球交換で「品位」が違います。バタ臭く周波数レンジの狭いサウンドが、透明感を伴った品位の高い質感ととワイドレンジ感になりました。これくらい有れば自宅のサブで使うには申し分ないと思います。(チョッともったいない球の使い方かな?)
オリンパスシステムの中・高域を管球アンプにしたのは良いけれど、低域の質感と合いません。低域が「バタ臭く」感じられて「違和感」が強く、結局元のA20Vに戻しました。
管球アンプにしますと確かに質感のグレードが1桁上に上がりますが、低域のLE15Aを軽々とドライブ出来るアンプを必要とします。
その後よくよく考えて見ましたが、ウーハーを別の高能率型ユニットに交換するのが今後の方向性も含めて良いのではないかと思いました。
自宅の707Jシステムとオリンパスシステムで使っているユニットは基本的に同じユニットです。同じように「手」を入れています。自宅はネットワーク方式でマルチアンプのオリンパスを質感で圧倒しています。
オリンパスシステムもそろそろネットワーク方式に変更しても良いのではないかと思うようになりました。そうしますと管球アンプは1台で済みます。質の良いアンプを作り上げる事に専念できますので、「急がば回れ」かな?と思います。