どうも熱中すると他の事が一切目に入らぬタイプらしくて、ちょっと別の楽しみを見つけてしまったものだから、ブログを書くのを忘れていた。
オーディオは高額な機器を揃えさえすれば「良い音」がすると思うのは早計だと思う。一般には高額な機器ほど性能が高いと思うが、それだけで「良い音」になるとは限らない。オーディオには「こうすれば合格の音が出せる」と云う保証は一切ない。オーディオの音質アップに終点はない。
音楽を聴く頻度でも音質は大きく変わってくる。全く同じシステムで同じ部屋でも、1週間に1回か2回ほど聴く方(1ヶ月に数回)の音と、毎日2時間聴く方の装置では「機器の活性化度」が違う。もちろん後者が良い音が出る。
「玉石混合」のシステムを聴く事が多々有る。高性能の機器の中に質の悪い機器が一部使ってある場合が有ると、その質の悪い機器のレベルがネックポイントとなって、高性能製品の真価が出てこない。
「出てくる音はシステムの総合力」である。SPユニットの選択、アンプの選択、ケーブルの選択、方式の選択、電源部の選択、部屋等環境面も含めてと、各々のグレード差で色々な組み合わせが有る。おのずと各人が「オンリーワンの音」を出していると推測できる。
「出ている音」が全て「良い音」とは思えない。やはり、そこには「客観的に判断できる」部分が存在する。オーディオのオーナーも成長や加齢と共に、聴く音楽も音の好みも変化していく。だから面白いのだと思えるようになってきた。