現状でのオリンパスシステムの問題点は、①床面の強度不足 ②高域用パワーアンプ の2点であろうと思う。現状でもかなりバランス良く鳴ってくれているが、旧事務所時代の低音には及んでいない。質感や音数については旧事務所のレベルをはるかに上回っているのに・・・。
低音の立ち上がり感、反応の速さとエネルギーを受け止める「強度」が不足している。45年前の一般的な家庭の廊下ではやむを得ぬサウンド。この部分を強化してやる事が必須と思う。一番良いのは「家を建て替えて専用リスニングルームを作る事」なのかも知れないが、現在の音楽部屋の状況は全てに「中途半端」な状態。土地の利便性や広さの点で今一不満。現在の部屋のレイアウトにも不満。手を入れようにも3回忌も終わっていない状態では触れない。SPのセッティング理論に基づいて、出来る事をしようと思う。
高域用パワーアンプについては、従来のGE6550シングルアンプでは出力不足と高域特性が伸びていない。代わりにサトリのミニプリ+パワーを使っているが、音の厚みの点で不満。この対策として、中域用のSTC4033Lシングルアンプと高域用GE6550シングルアンプの入れ替えをして見たらどうかと思っている。中域は#375なので出力は2Wも有れば十分。GE6550Sアンプは出力5W/ch有るのでパワーは何とかなる。STC4033LSアンプは11W/ch程有る。現状ではゲインボリュームが9時の方向なので、殆ど絞った状態で使っている。高域特性や高域のノビや耐インピーダンス性が非常に高いアンプである。
なかなか重い腰が上がらない。どちらも大変な作業になる。特に低域の対策には一人では対応不可。しかし、やらなければ前に進めない。前準備を少しづつ進めて行く事にする。