基本的に、ステレオ装置は「音楽を楽しむ」為のツール(道具)だと思う。少しでも良い音質で聴きたいと願うのは誰しも当然の事と思う。しかし、各人各様に「目指すサウンド」は違う。アプローチの仕方も違う。この辺は多様性が有っても良いと思う。しかし中には、「音を聴く」為のツール化している人や、機器に振り回されている方が何と多い事か?・・・サラリーマンの様に昼間は仕事に追われ、夜中に帰宅して1~2時間しか音楽を聴く事しか出来ない状況では、機器の調整等は望むべくもない。実際に自分もその様な歳月を20年近く続けていた。
本来の仕事の他に趣味の勉強をする時間など一般には取れないのが普通である。ステレオシステムへの理解が進まない一因がここに有ると思う。「メーカー神話」(メーカー製こそが本物と思う指向)が生まれる所以であろう。
しかし、メーカーも存在をかけて経営と云う難題と戦っている。その為に「コスト」は無視できない部分。誰も作ったことのない商品を作る為に技術者は必至で商品開発をする。その商品が世間に認められれば経営者は「コストダウン」を考えるだろう。必然の道である。その結果、20年、30年と経過するうちに開発当初の理念は失われ、性能ダウンした商品だけが生き残る。「悪貨は良貨を駆逐する」と云われる様に、良い商品は「通」のみが知る存在になって来る。
大事なのは「自分が機器を使いこなす」事である。「機器に振り回される」より、機器の選択も含めて「機器を使いこなす」スキルを身に着けて行くべきだと思う。
本来の仕事の他に趣味の勉強をする時間など一般には取れないのが普通である。ステレオシステムへの理解が進まない一因がここに有ると思う。「メーカー神話」(メーカー製こそが本物と思う指向)が生まれる所以であろう。
しかし、メーカーも存在をかけて経営と云う難題と戦っている。その為に「コスト」は無視できない部分。誰も作ったことのない商品を作る為に技術者は必至で商品開発をする。その商品が世間に認められれば経営者は「コストダウン」を考えるだろう。必然の道である。その結果、20年、30年と経過するうちに開発当初の理念は失われ、性能ダウンした商品だけが生き残る。「悪貨は良貨を駆逐する」と云われる様に、良い商品は「通」のみが知る存在になって来る。
大事なのは「自分が機器を使いこなす」事である。「機器に振り回される」より、機器の選択も含めて「機器を使いこなす」スキルを身に着けて行くべきだと思う。