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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

これからはソフトを聴きまくりたい

2010年07月23日 | ピュアオーディオ

ALTECの#620Aや612Aが完成し、JBLの3大ホーンシステムと合わせて「もうこれ以上はSPは要らない」と思うようになりました。結局最初に作った「オリンパス」を聴くと他のシステムは色あせて聴こえます。#375を使ったシステムを聴くと「他には要らない」と言うぐらいグレードの差を感じます。

最後まで残っていたRCA箱システムも「パワータップ」、「#3105ネットワークのSP端子交換」、とどめは「デッカリボンツィーター」の導入でオリンパスや707Jシステムと遜色ないグレードになり、1インチスロートドライバーを使ったシステムがどんなにあがいても対抗できないグレードになってしまいました。

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これからはソフトを楽しむほうに注力して行きたいと考えています。特に20才代に集めたLPを聴きなおして行きたいと思っています。手始めに今日はホロビッツの演奏を楽しんでいました。懐かしい思い出が一緒によみがえってきます。あの頃の新しい曲を聴いた時の感動を呼び戻して見たいと思います。


プリアンプを考える

2010年07月22日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムのプリアンプを「何にするか?」以前から考えています。現在はアキュフェーズのC-290+AD-2810(フォノイコ)を使っています。

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パワータップを2台体制にして「アキュフェーズの音色」(寒色系)はなくなりました。それ以前は澄み切った寒色系と感ずる音色だったのですが、電源を強化した所「中庸」な音色に変わっています。

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これはこれで音質に現在の処不満はないのですが、どうもこのデザインは気に入りません。マッキンのデザインの方が自宅で使うには有っている様な気がします。

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次の候補としては同じアキュフェーズのC-2810。C-3800が出て来たためにC-2810の中古品が手に入り易くなっています。機能的にはアキュフェーズは良く考えて有るだけに外せません。デザイン的にはC46の方に魅力を感じます。

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問題は裏面の仕様なのです。マッキンは裏面が雑で、「○○の一つ覚え」みたいに使いもしないRCA端子のオンパレード。肝心のXLRソケットの質と数が悪いのでためらってしまう。

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40~50年前のマランツ#7やマッキンC22,MX110の音色を望むべくも有りません。

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いずれにしても「ピン!!」と来るプリアンプがないのです。プリアンプの遍歴は大した数は有りませんが、CL-35Ⅱ、C-200、XXP、MX110、db1、C29、C40、C-280、C-275V、C-290を使って来ました。

現在C-290を2台とC40を手持ちで使っています。それぞれのアンプに手を入れて「音質アップ」を図っていますので、オリジナルよりはるかに性能アップしています。

ジェフやゴールドムンド、FMアコースティック等の超高価格プリは対象外です。そんな御身分では有りません。

デザインはシンプルで、XLR端子、電源インレット、良いヴォリュームを使ったプリアンプを探しています。なければ自分で作るしかないのでは?とも考えています。WE101Dの球をストックしていますので、じっくりと活かして行きたいと思います。

ちなみにWE101Dを使ったプリは球の音色がたまりません。以前使った事が有るのですが、作りがどうしようもない低レベルだったので手放しました。しかし「音」(音色)が素晴らしかったですね。


アナログ 金属シートのサンドウィッチの効果

2010年07月21日 | ピュアオーディオ

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今日は久しぶりにアナログを楽しんでいます。「THE BEST OF MJQ」をかけています。

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リンホフ工房製のフェルトマットを2枚使い、Y31さんの真鍮シートをサンドウィッチにして使っています。(SP-10MK2のゴムマットを取り払い、フェルトマット2mm厚+Y31真鍮シート+フェルトマット2mm厚)

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音質は非常に好ましい方向に変化しています。SN比が良くなるのはフェルトマットを使うと感じるのですが、それが更に良くなりCDと遜色有りません。

サンドウィッチにした事で再生周波数レンジが広がったのを非常に強く感じます。音数の増加、SN比の改善、音のクリアーさ等申し分ありません。

以前はCDのサウンドに負けていたので段々とアナログを聴かなくなっていたのですが、今度はLPを聴くのが非常に楽しくなりました。やはり良い音がし始めると「音楽性」ではアナログの方が数段上の様に感じます。


やっと梅雨が開けたら猛暑

2010年07月21日 | ピュアオーディオ

何時にない集中豪雨の梅雨が開けたら今度は猛暑の地獄。

梅雨の時期のものすごい湿気には驚きました。湿気が多すぎると管球アンプはノイズを出しやすくなります。この為すべてのシステムに時間を区切ってSWを入れていきます。云わゆる「お守り」を毎日欠かさずにやらないと機器の調子や音質が大幅にダウンしてしまいます。この時間が大変です。

やっと梅雨が明けたと思ったら連日30℃の気温を越えています。35度近くなりますクーラーのないモニタールームは地獄と化します。アンプのSWを入れたら扇風機がフル回転です。それぞれの機器に1台づつ扇風機を配置しています。リスニングする方にとってはじっとしていても汗が噴出します。午前中は何とか持ちますが午後はクーラーのある奥の部屋へダシュツします。

クーラーのある奥の部屋にはとんでもない「熱源」が有ります。オリンパスシステムの機器をSW オンしますと30分くらいで3℃くらいは直ぐに室温がアップします。こうなると昼間っからはオリンパスは聴けません。夕方5時過ぎてやっと使えるようになります。

おくの部屋ではサトリのアンプとAMPEXの小型システムばかりを聴くようになります。そうなると「音質」がオリンパスを聴いてからでも違和感なく楽しめる質感まで高めないと「苦行」になります。先日サトリアンプのRCAソケットやSP端子を交換したのにはこう云う理由があります。そのおかげでサトリのアンプやAMPEXのSPを見直しています。

当分はこのような時間配分で頑張るしかありません。

夜は自宅システムを聴きます。こちらも扇風機が大活躍。どうしても我慢できない時や家の神がいるときはクーラーにお世話になります。但しその間はステレオは休止します。

こうやって自分の一日を振り返るとステレオに振り回されているような気がして、静かに考える時間が少ないことに気付きます。

新しいアイデアを考える時は「無音」の状態のときが集中できます。今ではステレオを聴く時は「苦行」に近い状況になっており、「音楽を楽しむ」ことや「癒し」を受ける時間が必要です。

今まで色々なステレオセットをスキルを得がたいが為実施してきましたが、これからはシステムの数を最小限に抑えて、考える時間と音楽を楽しむ時間を作り出していこうと考えています。


Trail仕様SPの販売

2010年07月20日 | ピュアオーディオ

Trail仕様(内部配線ルシファー)のSPの販売をします。

対象機種はALTEC#620AとスペンドールBC‐Ⅱになります。SPのみです。

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ALTEC#620Aの全体写真。

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ユニット付きの状態の写真。一般的な604-8Gでは有りません。コーン紙とダイアフラムを604E仕様(16Ω仕様)にしたものです。

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コーン紙の中央部分が「青色」の特別仕様です。一般品は「黒色」ですがこちらはもっと品位が高い「青色」になっています。

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内部配線はすべて「ルシファー仕様」で配線しています。ネットワークの所は半田付けでメンテフリーに仕上げています。ネットワーク、ウーハー部、ツィーターダイアフラム共に16Ωに統一されています。

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SP端子もフルテックの最高級ロジウム仕様に交換し、内部配線ともども最高の「伝送ロスの極小化」を図っています。

音質は誇張感のない穏やかな質感で音数が多く、「これだけ有ればもう他には要らない!!」と云えるぐらいのグレードに仕上げています。

「自分が使う」と思って意気込んで制作していますので音質には自信を持っています。メーカー製では得られない音数と質感をお楽しみいただけます。アンプは数ワット有れば事足りますので、真空管のシングルアンプで良く似合うと思いますが、トランジスター式アンプでも質の良いものを組み合わせてお使いいただけます。

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スペンドールBC‐Ⅱはオリジナルでは「くぐもった様な音」で「枯れた音」とたとえられていますが、それは内部配線が「伝送ロスの塊」で有ったからで、エネルギー感の少ないサウンドでした。内部配線を「ルシファー化」して見ますと、JBLのモニターSP並みにエネルギーが出て来て音が前にも飛び出して来ます。

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このSPの特徴は「弦楽器」の質感に有ると思います。全体のエネルギー感を上げた上でボーカルや弦楽器の質感が「さざめく」様に出て来ます。

それぞれの価格はお問い合わせください。決して高くはない価格です。

どちらのSPも「自分で使う」予定で制作しましたので、自分の持っているノウハウを注ぎ込んでいます。所有するSPの数が多すぎる様になりましたので「お守」が大変で、このまま眠らせるよりは使っていただいた方が良いと判断しました。お客様が使い易いものから販売して行きます。


ようやくすべてのシステムが最高の音質更新中

2010年07月20日 | ピュアオーディオ

5月から6月にかけて「水平展開」させた「パワータップ」が本領発揮を始めています。オリンパス、RCA箱、SP-707J、620A、612Aのシステムは、今までで最高の質感(、艶やかさ、しなやかさ、繊細感等」と爆発的なエネルギー感、を出し始めています。「馴染み」が取れてきたのでしょう。

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すべてのシステムが「正規品パワータップ」に変わったときに「ふん詰まり」感を出していました。何故なら「音数」が劇的に増加したのでアンプが対応できていなかったのです。「活眼/覚醒」が必要でした。すべてのシステムが「オールルシファー」の最高級ケーブルでやって居ますがそれで「活眼/覚醒」していて更にアンプの対応が必要だったのです。

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これで一応「満足を知る」心境になってきました。それでも更に良くなっている感じです。どこまで良くなるのか楽しみです。

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楽器や声の表現で「音の張り」と「しなやかさ」がまず良いです。前後方向の位置関係が手に取るように見えるようです。横方向にも大きく広がりが出てSPの存在を消してしまいます。

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ワーグナーのリングをかけますと「ドラマチック」な空間表現で、音の波が前後左右方向に波のようにうねるような空間表現をします。初めて聴く方はまず「音数」の多さにびっくりされると思います。

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SATRIアンプの音質改善

2010年07月19日 | ピュアオーディオ

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上の写真に写っているAMPEX可搬型モニターSPとスペンドール BC‐Ⅱのサウンドが「激変」して、サイズからはビックリするくらいのスケール感と音数の多さとリアルさを体験しています。サブSPからこれだけのサウンドが出れば十分です。

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AMPEXとBC‐Ⅱの切り替えはSPケーブルの先端をバナナ仕様にしていますので「抜き差し」(繋ぎ換え)でやっています。

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今回の「激変」はサトリアンプへの「RCAソケット・SP端子交換」になります。

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たったこれだけで見違える様に良くなりました。

RCAソケットFP-901(R) 約¥8000円/2個×3セット=¥24000円、SP端子FP-800B(R)¥8400円/2個×2セット=¥16800円、合計=¥40800円の投資結果です。作業は自分でしましたのでカウントしていません。

約4万円の投資で約100万円クラスの音質アップをしているようです。一般のアンプに取り付け出来れば同じような改善効果が見込めるのですが、最近のアンプはプリント基板に直接RCAソケットやSP端子が付いていますので、「交換不能」なものが多いです。


今一番気に入っているシステム

2010年07月18日 | ピュアオーディオ

SPシステムは沢山持っているけれど、この暑い時期はこのSPシステムが一番。

Ampex

AMPEXの可搬型モニターSPを使ったシステムです。

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外形サイズ W:230 H:370 D:185mm の小型SPです。

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内部ユニットは「楕円型ダブルコーン」になっています。

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非常にシンプルなユニットですが、ビックリするくらいの「音数」が出ます。
加えて「みずみずしい」質感が有り聴き疲れしません。
「漂う様な音の出方」が特にお気に入りです。
スケール感もサイズからはビックリするくらいに大きく一般の中型SPと錯覚します。
もちろんアンプやケーブル、SPにオリジナルな改善をしています。
CDPにSD-9500、アンプはサトリを使っています。
殆ど発熱を気にしないで済みます。

他のシステムでは管球アンプが多いので、この夏場は「クーラー」なしでは使えません。

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暑い夏場はこの小さなSPシステムで乗り切って行きたいものです。


私の「自作SPの出来映え」評価方法

2010年07月18日 | ピュアオーディオ

今までに沢山の自作SPシステムを使って来ましたが、その「出来映え評価」を必ずします。ユニットやネットワーク・箱を購入して組み上げる訳ですが、「これで行けるかな?」と思っても3ヶ月はそのまま我慢して鳴らし続けます。各配線や機器の「馴染み」の時間を取るのです。

A) 最初は「ヴォーカル」のCDで確認します。しなやかにひと肌の温みの有る「声」が出ているかを確認します。出来るだけ「日本語」の歌を使います。「美空ひばり」さんなんか特に良いですね。発音がしっかり聴き取れる事が出来映え評価です。

B) ボーカルが一応満足できれば次は「JAZZ」のCDです。JAZZトリオぐらいで良いと思います。ピアノやドラムスとベースぐらいの組み合わせで、ピアノの音色や打鍵音とベースの弾み具合、ドラムスのパンチ力等をチェックします。そ0の結果、ユニットの追加や調整を行います。

C)  JAZZが一応満足のいくサウンドになったら次は「クラシックのストリングス」をかけます。「弦楽器」の質感が「タンノイのさざ波の弦楽器の音色」を出せるかがキーポイントです。

大概はボーカルとJAZZはクリアー出来ますが最後の「さざめく弦楽器」でつまづきます。これがなかなか難しいのです。「叩く・つま弾く」音と「こする音」では正反対ぐらいの質感の差が有ります。

これら一連のA)~C)を何回も繰り返して完成度を高めて行きます。非常に根気のいる作業です。作業と思わず「音楽を楽しむ」ぐらいの気楽さでのぞむとそう大して苦にはなりません。

最後にA)~C)で合格をした時のサウンドは「音楽」を選びません。ソプラノもピアノもドラムスもオーケストラも楽々とこなします。


フェルトマットの使い方その②

2010年07月17日 | ピュアオーディオ

15日にフェルトマットの使い方として「真鍮シートをフェルトマットでサンドウィッチ」する件を考えましたが、その時点では2mmマットが1枚しかなく、直ぐ様注文を出していました。

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上の写真ではレコード側が6mmな為、センターピンへの出代が有りません。かろうじてスタビライザーを載せています。

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早速入荷した2mm厚のフェルトマットに交換です。デザイン的にもこちらの方がスッキリしますね。

さてサウンドの方ですが、コリン・デイビス指揮/アムステルダム「ハイドン:軍隊・ロンドン」を聴いて見ました。6mmの時と変わりはしませんが、SN比の良いサウンドで満足です。これで気がかりが一つ減りました。