Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

Wadia #6 が突然の昇天

2012年06月10日 | ピュアオーディオ

昨日オリンパスシステムでマーラーを楽しんだ後、RCA箱システムでオペラを楽しもうかと予定していたのですが、思わぬトラブルが発生。Wadia#6がウンともスンとも動きません。

Wadia6

一応電源は入るのですが、トレーのオープンやスタートが出来ません。この個体は「ピックアップ」が弱っているのは判っていたので、将来的には交換を予定していました。ただ前兆もなくいきなり昇天されると予定が狂います。明日修理に発送の予定です。修理代が10万円近くしますので手痛い出費です。RCAシステムはしばらく眠らざるを得ません。

Blog2_004

先週から鳴らし出しているTBの8cmSPシステムが思いのほか良く鳴るので遊んでいます。もう少しパワーが欲しいので、8cmユニットを2本同時に鳴らしたらどうだろうか?と思い実験をしています。パワーが上がってなかなかの再生音になっています。

Tb_sp1

ドライブするのはデジタルアンプ(10W/ch)とipod。これで十分な音量が得られます。

Blog2_005_2

全体像としてはこんな感じです。これならどのSPが鳴っているか?直ぐには判らないと思います。


今日はマーラーDay

2012年06月09日 | ピュアオーディオ

A730の水平化ケースが完成し、セッティングの追い込みも完了しました。おまけにDACの左右のバランスも落ち着き「定位」も安定しました。今週はトラブルに見舞われましたが、鳴らし込みを続けていました。ようやく週末になり一人で音楽を楽しめるようになりました。

Case4

本革2枚でフローティングした効果は抜群で、ベースをコンコンと叩いても音飛びもしません。

Mahler9

午前中はJAZZを楽しみましたが、午後からはジュリーニ/シカゴ響の「マーラー第9」を楽しみました。CDPのベースの効果と思いますが、トレースが安定していて細かい音が沢山増えています。自宅ではワルター盤も聴きますが、このジュリーニ盤もすこぶる良い演奏だと思います。

A730をノーマルな状態で使っている方には、この様な「水平化ケース」も是非作って見られてはいかがだろうか?


オーディオ以外にも「音へのこだわり」

2012年06月08日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

この頃は「音質アップ」も一息ついて、次は何をしようかと考えています。その間にカメラも新しい機種に切り替え、600万画素から1200万画素になりました。ブログの写真もやや繊細な画面になりました。

デジカメの進化はパソコン並みに速いですね。デジカメでは「画素数」以前に「撮像素子のサイズ」(CCDやCMOSのサイズ)が大事だと云う事は判っているので、将来的には「フルサイズ」の撮像素子を積んだ2400万画素以上のカメラに注力して行くと思います。これからはもう少しコストダウンされて来ると有りがたいのですが・・・。

カメラは「シャッター音」に使う喜びを感じます。今までで一番良かったのは手放しましたけどニコンF4です。「クァシリ」としたシャッター音は今でも手の感覚(振動)と音が耳に残っています。F2やF3、F5はやや硬質ながらキレの有るシャッター音でこちらも好きな音ですね。現在はD90とD2Xsを使っていますが、D2Xsの方がしっかり感の有るシャッター音がします。でも重いので持ち歩くには勇気が要ります。現在でもフィルムカメラを老後の楽しみにとっておいています。フィルムの「巻き上げ」の感触はデジカメでは有りませんが、F3/Tのなめらかさは非常に好ましいと感じています。

カメラもオーディオと同じで、機械(カメラ・レンズ・関連機器)が良くても、写真を撮る人の「力量」で出来映えの写真は大きく変わります。初・中級クラスのカメラでも「プロ」の撮る写真は見ごたえが有ります。使い手の力量が出来映えに反映される点ではオーディオにも通じるものが有ると思います。


麦秋

2012年06月07日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

D2xs_003_2

当地は「麦秋」です。明日雨が降る様ですので先週から麦の刈り入れがどんどん進んでいます。

D2xs_018

この写真では右側にコンバインが有ります。刈り取ったばかりの状態。写真では判りづらいですが、アオサギ・シラサギ・コサギ等18羽が集まっています。麦を刈り取った時に飛び出す昆虫を目当てに集まっています。

D2xs_001

露地物のスイカも花を付け、小さな実がなり出しています。

D2xs_019

モモも赤く色付き始めています。

D2xs_007


悪戦苦闘

2012年06月06日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムもA730のケースが完成し、馴染ませながら音楽を楽しんでいましたが、急に定位が右に傾いている事に気付きました。昨日辺りからチョッと右よりな感じは持っていましたが、今日は完全に「右側」の音が強く、プリアンプのバランス取りでチェックをして見ますと「-6db」以上の差が有ります。

前回も同じ様な経験をしています。CelloのDACを使い始めた時に「右より」の定位でした。この時は「出力調整」(ゲイン)にて対応しています。今回は別の原因ではないかと思い、各部ケーブル類を差し替えてチェックしていましたが一向に改善しません。原因がどうも「DAC」に有る事が判明したのが夕方になっていました。

今回もCelloのDACの「出力調整」(ゲイン)の対応になりました。現在左右均等になり「定位」が中央に来ています。何らかの原因でゲインコントロールの半固定ボリュームの接点が動いたのではないか?・・・劣化していると思われます。ゆくゆくはパーツの交換が必要かもしれません。取りあえずしばらくはこの状態で使えるでしょう。


A730 水平化ケース最終調整(2回目)

2012年06月05日 | ピュアオーディオ

Case4

5月24日にこのケースを使っての最終調整をしましたが、まだケースに不備が有り、再度追加工して再塗装に出していました。

Case2

不具合の内容は彫り込み不足で本体とケースとが干渉していました。本体とケース内面とのクリアランスを十分に取り軽く入る様にしました。(前回までは入れる度に窮屈で、本体が内面でケースと接触していました)

Case3

昨日再塗装が上がって来たので、再度出し入れや内部で接触していないかを確認して再セッティングをしました。

Case1

確認も終わりこれからが本格的な使用になります。サウンドも非常にクリアーでSN比が良くなり、音数や色数が増加し安定しています。このケースに載せただけでA730が違う高価なCDPになった様です。ケースのセッティングも色々実験してこの形になりました。A730は「本革」の2枚張り合わせでフローティングして外来からの振動をシャットアウトしています。


TB(タンバーグ) SP-W3-593SG 超小型SPシステム

2012年06月04日 | ピュアオーディオ

Tb_spw3593sg1

塗装も終わり、馴染みも取れて来たようなのでBGMとして鳴らし出しています。小口径フルレンジSP(φ8cm)ですので、中空から音が飛び出して来ます。決して100Hz以下の低音が出ている訳ではないのですが、なかなかのスケール感を出して来ます。チョッと8cmユニットが鳴っているとは思えない程です。

Tb_spw3593sg3

SPのセッティングも本格的にしています。音離れが良くなりました。

Tb_spw3593sg2

小さいので目立ちませんが、お訪ねになられたお客様が「これが鳴っているの?」とビックリされます。お遊びSPですので「サプライズ」を感じれば良いのです。


リスニング用の椅子

2012年06月03日 | ピュアオーディオ

音楽を聴き始めますとCD1枚で約1時間かかります。2枚3枚と聴く為には専用の椅子が必要になります。これまでに6セット程椅子を購入して来ました。長時間聴く為にはやはりリクライニングシートが良いと思っています。

Chair2

こちらの椅子は「モニタールーム」の椅子。3種類の椅子を置いています。約20畳有りますのでお客様にリラックスして聴いていただきたいと考えての事です。ただ座り心地はそれぞれ特徴が有ります。なかなか気に入ったモノが無くて、同じ種類に統一出来ないでいます。

Chair1

こちらがオリンパスシステム専用のエコーネスの椅子。そのままでは椅子が硬いので座布団を置いています。もちろんオットマンも付いていますので、本格的に聴く時は脚を投げ出してリラックスして聴きます。何故こんなに種類が違うのかと云うと、田舎にいる為現物に座って確認出来ないで購入しているからです。実際に現物に座って確認してから購入すると良いですね。


612Aシステムのサウンド

2012年06月02日 | ピュアオーディオ

612a1

ALTEC 604Eを使った612A SPを久しぶりに本気で聴いて見た。一般市販のSPと比べれば高いポテンシャルを持っていると判断出来る。ただ低域の下限が40Hzなので重低音は出ない。音楽に必要な帯域はバランス良く出ているし、質感もアンプシステムのおかげで「艶やかな質感」を得ている。

612a2

今年1月にお見えになったお客様が本日来社され、612Aシステムも含めて3時間ほど聴いていただいた。1月時点からはどのシステムもグレードアップしていると云われました。ただ私が考えている事とほぼ同じ事もおっしゃいました。「612Aシステムはもう要らないのでは?」・・・。

RCA箱システムがすこぶる良くなっていますので、612Aシステムを聴いてからRCA箱システムを聴くと次元の違いを感じます。RCA箱システムを聴いてから612Aシステムを聴くと、SWを切りたくなります。

実際、オリンパスシステムとRCAシステムの音質は「同等」と云えるまでに上がって来ていますので、「もう612Aシステムは要らない」事を確認したかったのです。同じ部屋に2つのシステムが有っても「音質差」が極端に付いてしまうと片方のシステムは眠ってしまいます。贅沢な悩みかも知れませんが、毎日お守する事も辛いものが有ります。


良いケーブルの見極め方

2012年06月01日 | ピュアオーディオ

システムの中でインコネ(RCA・XLR)ケーブルや電源ケーブルの果たす役割は非常に大きいものが有ります。機器ばかりに投資しても音質アップの効果は半分しかないと個人的に思っています。

電源ケーブルはその機器の性能を左右します。良い電源ケーブルを使えばメーカーオリジナルのケーブルよりはるかに良い性能を確保できます。同じ機器でも雲泥の差が出てきます。

インコネケーブルは信号の伝送を役割とします。CDPから送り出される信号が100% プリアンプ→パワーアンプ→SP から出せれば良いのですが、必ず「伝送ロス」が発生します。

この辺はどなたでも理解できると思いますが、問題は「どうやったら良いケーブルか?」を見極める事です。

今までにケーブルの比較試聴をして来て判った事は、
1)従来のケーブルと比較して、同等より少し上のケーブルが一番効果を感じやすい。
2)従来のケーブルに比べ、極端に良いケーブル(高性能)は、1stインプレは良いが、次第に「ふん詰まり」の音になり、良いケーブルとは認められにくいと云うこと。

電源ケーブルにしろインコネケーブルにしろ、良いケーブル(高性能)は「サウンドがふん詰まる」と云う事。これは「エージング」とは違い、今まで扱ったことの無い情報が伝送される為機器がビックリして直ぐには対応してくれません。この現象を私は「機器の活性化モード」と読んでいます。「機器の活性化モード」も約1ヶ月(2時間/Day聴いて)もすればヌケて来ます。ただこの1ヶ月間の期間は「不安」と「バッドな音」に攻められますので「苦行」と「勇気」が要ります。

私も何回も同じ「機器の活性化モード」を経験していますが、「本当にヌケる」かは保証が有りませんからいつも不安になります。でも多少の時間の違いは有っても、1stインプレで感じた「音質の良さ」は倍増して必ず出てきてくれます