Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

7.5畳の部屋

2017年05月11日 | ピュアオーディオ


7.5畳の部屋のサイズなら「20㎝ウーハー(フルレンジ)システム」が丁度良いサイズでしょう。現在サブシステムにしているJBLD208システムぐらいが一番似合っていると思います。音量も音質もほぼ合わせられるでしょう。



そんな部屋に重低音型の38ウーハーシステムを持って来たらどうなるか? 一般的には「性能を持て余す」事になります。実際に持て余しています。音量は本来の位置に上げられないし、「音場」を作るスペースはないし・・・・と不具合が多発します。

ただ聴取位置をデッドになる様にしていますので、38㎝ウーハーシステムでも使えない事は有りません。床面の強度不足と壁の遮音性能等問題は有りますが、「普通」に音楽を楽しむぐらいは簡単に出来ます。それをJBL#375+HL88でやるにはちょっとスキルが要ります。簡単に真似したら手ひどいしっぺ返し(殺人音)を出してくるでしょうね。大概の方はそれでコンプレッションドライバーを使ったシステムを投げ出していますから・・・。

同じ中域の帯域を「コーン型・ドーム型」のユニットと、「コンプレッションドライバー」ユニットで持たせて比較試聴したら一発で分かります。「何故コンプレッションドライバー」に拘るか?

鳴らし易さは「コーン型・ドーム型」のユニットでしょう。しかし、音の反応性(速さ)や音数、エネルギー感等は圧倒的にコンプレッションドライバーになるでしょう。更に「質感」のグレードが決定的に違います。ここが私がJBL#375に拘る理由です。

鳴らすのが難しいからと云って投げ出す様では根性が足りません。難しいユニットだからこそ可能性も高いのです。上手く鳴らすスキルさえ身に付ければ良いのです。その試行錯誤を地道にやるしか手は有りません。現在でもまだ試行錯誤をしています。だからこの趣味は長続きするのです。

どんなサウンドでしょう?

2017年05月10日 | ピュアオーディオ


上の写真を見て「どんなサウンドがしている」と感じられるだろうか?

和室6畳に収まり切れないモノを無理やり押し込んで使っています。それでも一般の方が一生かかっても追い付けないサウンドは出ていると思っています。もっと部屋が広くて、床面が「直打ちコンクリート」なら図り知れない可能性を持っています。その時までお守りを続けるでしょう。

「出音に拘る」音作りをして来ました。それは「部屋の性にしない」と云う事。和室であろうが狭い部屋であろうが、「嫌な音」は出て来ません。普通に聴く音量でCDを掛けながら「普通」に会話が出来ます。「自然な音の雰囲気」の音の出方に拘って仕上げています。

私よりはるかに広い部屋で高い機器を使って居られる方が、身を乗り出して聴いて行かれます。「感動」が味わえるとの事。おなじ#375+HL88(ハチの巣)を使った経験のある先輩方も、こんな音の出方は作れなかったと言っておられました。

音だけは写真では全く分かりません。でも在るモノを見ればその人の技量が一目で分かります。やって見なければ判らない処の経験を沢山積んだものだけが作れるサウンドだと思っています。

「音質改善」の為に・・・

2017年05月09日 | ピュアオーディオ
私は「音質改善」の為に殆どの機器に手を入れている。しかし、「手が入っている」事を見た目では判断できない。何故なら「原型を留めて」いるからです。「見た目で分からない」様に手を入れるのが私のポリシー。あからさまに「何かしている」と見える様な事はしません。

機器類のデザインも大切です。メーカー製は基本的にデザイン性や収納性に優れています。その良い点を台無しにしないで手を入れる様にしています。また原型を触らなくても「音質改善」は出来るものです。

「見えない部分」に手間暇とお金をつぎ込んでいます。この辺には確かな技術とノウハウも必要になります。何処をどうしたらどうなるのか?を判ってやらないと、数打てば当たるぐらいの考えでは出来ません。

今朝はマイ電柱を建てた人の話題がTVで有った

2017年05月08日 | ピュアオーディオ
今朝何気なくTVを見ていたら「マイ電柱を建てた」方のレポートがされていた。「マイ電柱1本¥250万円」が強調されていました。

オーナーさんが比較試聴をされていましたが、やはり「ノイズ」の量が違うとの事でした。SN比ですね。TV画面を見る限り私とは全く考え方が違う様でした。余計な振動を徹底的に嫌われている様なチューニングと、江川さんの影響か?植物の反射をかなり取り入れられていました。百人百様で良いと思います。自分の好きなサウンドを求める方法は色々有った方が多様性が有って良いと思います。

マイ電柱=電源系 の対策ですね。私も電源系への対策は人並み以上に大切だと痛感しています。私の場合は、マイ電柱に変わるものとして「トランス付き電源タップ」を自作して使っています。内部のトランスと配線材に秘密が有ります。

「生演奏の雰囲気」のするサウンドには、「見通しの良い」サウンドにする必要が有ります。「音が透ける」様な高SN比の状態にする為には「電源」への対策が必要です。今回のTVで紹介された方のケーブル類は、残念ながらメーカー製のモノが多く、玉石混合の様に見えました。拘るポイントが違い、スキルが違えば当然使う機器やケーブル類も変わって来るでしょうね。当然サウンドも変わってくると思います。

なかなかオーディオには「これが正道だ」と云うものが無いので、誰しも試行錯誤を繰り返すしかないでしょう。

感じることは出来る

2017年05月07日 | ピュアオーディオ
昨日のブログで言っていたサウンドは「感じる」事は出来るが、言葉で表すのは私が初めてだろうから誰も同じ言葉では言わないだろう。既製品ではまず出ないサウンドですので一般には知られていない。但し、このサウンドが出なければ「生演奏の雰囲気」にはならない。

一つの例として挙げましたが「ピュア2chオーディオ」にも知られていない部分が他にもあると思います。メーカー礼賛でオリジナルに拘るのは当然良し悪しが有る。

メーカーオリジナルでメリットが有るのは、修理対応の時や処分する時に高値が付く事ぐらい。趣味として「音質重視」で使いたいなら、「いつでも元に戻せる」ぐらいの処までの「対策」はやって見る必要が有ると私は思っている。

何も初めから「改造・改善」有りきとは考えていない。触らないで求めるサウンドが出てくれれば何もいじりたくはない。基本的に「ズボラ」な性格ですので、楽して良いサウンドになるなら何もしない。しかし、求めるサウンドの指向は非常に高い位置に有る。「何事もやって見ないと判らない」処が有るので、色々と実験を繰り返して来た。その実験でつかんだノウハウや技術はシステムに確実に残して積み上げて来た。

基本的に「部屋の性にしない」事を前提に進めて来た。だから「出音に拘る」のです。出音が良ければ大概の部屋でも(現在の狭い超デッドな部屋でも)聴くに堪えれるだけのサウンドは出て来ます。

お宅訪問でまず聴くポイントは?

2017年05月06日 | ピュアオーディオ
最近はネットが繋がったおかげで「お宅訪問」でオフ会をされる方が増えています。自分でシステムを作って、そのサウンドグレードがどの辺にあるのか?や、もっと良くする為には何が足りないか?・・・等、サウンド向上の為に行かれる方や、使ってある機器の方に興味が有って、実物を見てみたい・・・とか・・・。その人、そのタイミングで目的はそれぞれだと思います。

自分の場合は「ある音のグレード」をまず真っ先に確認します。音のバランスがどうのや、使っている機器がどうの・・・とかは後回しです。私の真っ先にチェックする内容は「そのシステムの出来」を決定付けるポイントです。

そのポイントを良くする為にはやる事が決まっています。(方法も色々有るので一つとは限らない)けっして「メーカーオリジナル」の状態では「出せない」・「出ない」サウンドです。さて何でしょうね?。そこが良くなくては決してサウンド自体のグレードが上がらない処です。その要因が音にすぐに出て来ます。私は真っ先にその音を確認します。多分色々なメーカーの研究者も判っていない事かも知れません。一般的なシステムでは「出ない音」でも有るからです。しかし「自然の雰囲気の音」にするには非常に重要なポイントです。

私のシステムでもCDラインが最も優秀で、MDやチューナーラインではグレードが下がります。対策のレベルが違うので致し方ない事です。

システムを完成させるまでが楽しい

2017年05月05日 | ピュアオーディオ
何の趣味でも、「ある一定のレベルにするまでの行為と時間」が楽しく感じる。オーディオ装置とサウンドの関係もその様だと思う。機器をとっかえひっかえして試聴していた頃が懐かしく感じる。

10年かけてオーディオ装置とサウンドのグレードアップを続けてきた。まだ更に継続中だ。既に4セットのシステムを所有している。どれも同じグレードのサウンドの出る様にシステム性能を揃えている。しかし、使うのは「最後は一セット」だと思っている。サイズの違いや音のバランス・雰囲気感がそれぞれ違うので、中々手放す踏ん切りがつかない。

まだまだ体力も体調も元気そのものであるから、「人生の黄昏」は感じていない。しかし、後20年先は?と云うとあまり自信が無い。それまで生きているか?元気な姿で生活しているか?・・・に自信はない。いつ病魔が襲ってくるかも知れないし、事故の危険性も有る。また近年多発する「自然災害」も有る。先々は不確定要素が多くて読めない。ただ今を元気に生きて行くのが最善だと思っている。決して「長生き=幸い」ではない。

30代、40代の若い時は考えもしなかった事が「定年」を迎えると出て来る。自分の父母や義父母の事を顧みる機会も多くなった。

最近は室内楽を楽しんでいる

2017年05月04日 | ピュアオーディオ
若い頃からクラシック音楽が好きで、主に「交響曲」を好んで聴いていました。モーツァルト、ハイドン、ベートーベン、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ベルリオーズ、ブラームス、ビゼー、チャイコフスキー、ドボルザーク、ブルックナー、マーラー・・・etc。最近もカリンニコフの交響曲を聴きリストに追加したばかりです。

交響曲と共に室内楽も好きで、ベートーベンの「春」や「クロイツェル」等のヴァイオリンソナタやチェロソナタ等。中でもピアノの入った室内楽が特に好きですね。

ピアノの入った室内楽でシューベルトの「鱒」が有名ですが、同じシューベルトのピアノ三重奏曲(ピアノトリオ)1.2番は特に良く聴いていました。他にブラームスのピアノ四重奏曲やフォーレのピアノ三重奏曲・四重奏曲も良く聴いていました。

先週FMエアーチェックでブラームスのピアノ四重奏曲イ長調を録音したのですが、その演奏や録音が素晴らしく最近良くかけています。

室内楽を楽しむときは「音色の響き」や「掛け合い」を楽しみたくなります。聴いていると心がリラックスできて「ホッ」とした気分になります。時にはそのまま眠ってしまう事も有ります。

システム作りは終わっているので、これからは「音楽を楽しむ」方向にシフトして行きたいですね。

ピュア2chのオーディオの醍醐味

2017年05月03日 | ピュアオーディオ
オーディオの醍醐味は「どんな機器を使っているかではなくて、どんなサウンドを出しているかだ」と思う。

高額な機器を揃える競争ならお金持ちには敵わない。お金持ちにもピン・キリが有り、上には上があるもの。・・・機器の価格競争が趣味と云えるだろうか?

私は必要十分な仕様や性能が有り、且つデザインが気に入ればどんな機器でも良いと思っている。問題は「どんなサウンドを出すか?」だと思う。この点にオーディオの醍醐味や楽しみが有る。

オーディオは終点がない趣味。小さなシステムには限界も低いがうまく調教すれば大きなシステムや高額な機器の性能にも匹敵するサウンドに出来る。

「音楽を楽しむ」為の「音質」を確保する為に、個人のスキルもかなりの影響度を持つ。高額でなくても「ハイエンドのサウンド」を出す事が出来る。その第一の要因は「自作」が可能と云う処だと思う。

メーカー製を購入すれば「ん十万円」するものでも、自作すればその数分の1の金額で調達も出来るものもある。特にケーブル類は「自作」の対象にし易い。

過去の経験で機器のグレードを上げるよりも、ケーブルのグレードを上げた方が「満足感」の高い結果を得ている。

生の音とは?

2017年05月02日 | ピュアオーディオ
オーディオで「生の音」に近づけるには、良く「生演奏を聴きなさい」とか云う人がいます。これって「雑誌」の影響ですね。私はそうは思わない。

「生の音」は日常私たちが耳にする「生活の音」や「車の騒音」、「日常会話」等「自然に有る音」の事だと思っています。その中の「演奏会の音」等私から見ればほんの一部分でしか有りません。また田舎にいますとコンサートに行っても決して満足できる様な演奏に巡り合う事は少ないです。一流ミュージシャンの演奏には本当に感激しました。CDに録音されているその音と殆ど雰囲気が変わりませんでした。

私の目指す音は「自然の音の雰囲気」のするサウンドです。「自然の音」=「生の音」だと思っています。何も演奏会などに行かなくても誰でも何時でも「生の音」は聴く事が出来ます。この「自然の音」をステレオで再現できれば物凄くリアルなサウンドになります。暗騒音はそのままリアルになりますし、楽器の音もその楽器の音になります。

「電気仕掛けの音」から「自然の音の雰囲気」の音にするには、まず聴く人の意識が変わらなければ進まないでしょう。