Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

45年前のアンプ(1975年頃)を使って見て その1(C200+P300編)

2021年02月18日 | ピュアオーディオ

2019年の夏頃のサブシステムです。当時はアキュフェーズのC200+P300とパイオニアのC3+M4をサブシステムで使っていました。鳴らしているSPはLE8TとD208システムの2種。


アキュフェーズのC200は1975年当時1年くらい使っていました。LUXMAN CL-35Ⅱのプリからグレードアップして、SN比が良く(ノイズが無い)、発熱量も少なく安心して使えるプリだと感じていました。CL-35Ⅱは非常にノイズが多くて、また、発熱量も多くて扱いに困っていました。サウンドもナローに聴こえて、気に入りませんでした。

改めて再入手して、P300との純正組み合わせで使って見ましたが、如何せん、45年前のアンプが直ぐに使えるはずもなく、1年ほど鳴らし込みをして安心して使える様にしました。しかし、サウンド的には「ガッカリ」する部分も有り、また内部の基板のパーツを見てみると、フラックスが多用されていて、Trのリード部分は「真っ黒」に変色していました。当時は「フラックス」など、技術的な事を知らなかったので、内部の基板など見る事は殆どなかった。

Trのリードが「真っ黒」と云う事は、そのうちにトラブルが発生する事を意味しています。トラブルを防ぐ方法は、Trの交換もしくはリードの黒ずみを除去するしか有りません。修理費用が発生します。どうしても使いたい・・・と云うシチェエーションでないと残せません。

サブシステム遊びが止められない

2021年02月17日 | ピュアオーディオ


現在のサブシステムは、D208システムも含めて昨年作り直したり、中古品を集めて構築した。現在はSONYの50年前のアンプを「生き返らせる」事をしている。まだ1年にもなっていないので、機器の「安定性確保」と「活性化」を図る為に「鳴らし込み」を続けている。


ソース類はプリアンプが2種あるので、それぞれに専用にCD・MD・FMチューナーを組み合わせている。他にDATも有る。


ブックシェルフタイプのSP-2005システムは「3ウェイマルチアンプシステム」にして使っている。ネットワーク方式より、低域から高域にかけての「音のバランス」が取り易く、音のキレ・ヌケ・ノビを感じる。ブックシェルフタイプのコンパクトなSPには本当に贅沢な使い方だと思う。

この処、SONYのアンプ群に不具合は発生していない。漸く安心して使える様にはなって来たがまだ安心は出来ない。最低1年は鳴らし込んで見ないと良く分からない。古いアンプは「音の鮮度の良さ」も感じるが「完成度の低さ」も感じる。それぞれにメリット・デメリットが有り、オーナーがそれを許容出来るかで所有が決まる。慌て者の間違いをしない事だ。

コーラルFlat6スピーカーも鳴らしてやらなければ・・・

2021年02月16日 | ピュアオーディオ

TA-2000プリのOUTPUTは2系統あるが、1系統しか使えません。いつもはD208システムを鳴らしていますが、1ヶ月に1週間はコーラルFlat6を聴きます。ヴォーカルが良いですね。16cmフルレンジは音のバランスが良いですね。JBL#LE8Tもコーン紙の直径は16cmです。LE8Tよりも高域が良く伸びています。


上段のプリ(TA-2000)+パワー(TA-3120A)でD208システム、上段のプリ+下段のパワー(TA-3120)でコーラルFlat6を鳴らします。このアンプの組み合わせは、1965~1968年製で、私が中1or高1の時代ですので、元々ご縁が無かったアンプ達です。もう50年以上前のアンプですので、70歳の方でやっと知っているぐらいの機器達でしょう。Flat6も1972年製ですので古いです。

古いと云えば、私の使っているSPシステムは1950~1960年代の物ばかりです。新しいから性能が優秀とは限りません。同じ型番でも30年も続いていると、その間に「コストダウン」され、性能が大きく下がっている物も多々あります。自分の耳で確認する事ですね。

アンプでも、50年前のアンプの方がメンテ性も良くて(修理が出来る)、壊れにくいと思います。(シンプル)但し、基本的なメンテはしてあげないと安心して使えません。


メインシステムの電源

2021年02月15日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステム、自宅システム、RCA箱フロントロードシステムの3つのシステムには、専用電源タップを複数個使って電源を取っています。



箱の内部には、ノグチトランスのPMC-1000(100V→100V)、PMC-1001(100V→117V昇圧)の約20Kgの重量のトランスを使っています。このトランスを使っている理由は、シンプルな構造で「うなり」をほとんど感じない事です。トランスも色々試しましたが、殆どのトランスは「うなり」音がひどくて使い物になりませんでした。


初期の試作品はベニヤ板製で頑丈に作りましたが、トップの写真の様にしっかりした箱を外注して作っていただいたら、音の充実感がまるで別物になりました。
PMC-1000(or PMC-1001)のトランスは完成品ですが、私の電源タップでは、入力・出力部分を撤去して、高級品の壁コンに交換し、内部配線を当方自作の配線に交換しています。音の厚みが有り、音の安定感が非常に良くなりました。


夢を実現して・・・

2021年02月14日 | ピュアオーディオ

オーディオを始めたばかりの頃は、部屋さえ借り物の狭い部屋で、ブックシェルフSPぐらいしか置けなかった。また経済的にも若いが故に低賃金で高価なSPやユニットは高根の花だった。いつかは手に入れて、音楽三昧な老後を夢見る様になった。



50歳頃に一念発起して、当時あこがれの花だったJBL「オリンパス」スピーカーを手に入れた。次にSP-707Jも手に入れた。機器はお金さえ準備できれば直ぐに手に入る。形はそろっても「音質」と云う中身は自分で追及して作り出さなければならない事を痛感した。雑誌でほめちぎっていた機器も、実際に音出しすれば「大した事ない」サウンドだったりして、「音質」と云う中身がいかに大切かを知る。

現在は「音質」も手に入れて、本来の「音楽三昧」の日々を過ごしてよいものですが、「オーディオ遊び」も一緒に覚えてしまったので、システムの「お守り」に時間を費やす羽目になってしまった。また、システム数が多くなると、どの機器も「通電」してお守りをせざるを得なくなる。


使って見たいSPシステム

2021年02月13日 | ピュアオーディオ

ここ10年来のメインSPはオリンパスシステムです。13年程前にほぼ完成し、再構築したり、ケーブルのグレードを上げたりと「音質アップ」もとどめを刺しました。


現在は自宅システムのマルチアンプ化後の「鳴らし込み」に集中しています。それも今年8月には完成するでしょう。残るはパワーアンプの選定のみですね。今のままでもかなりの処まで行くと思いますが、「自分好み」のサウンドになるかが問題です。この辺の「好み」の選択が難しいのです。

上述2セットはかなり鳴らし込んで来ていますので、サウンドの傾向は分かっています。上述2セットとほぼ同じユニットを使ったもう一つのシステムを「使って見たい」と思っています。


それがこのシステムです。もう100年前のRCAの純正箱を使ったシステムです。現在は「息子宅」で使ってもらっています。(3ウェイマルチアンプシステム) 息子は10年来使っていますが、私は殆どこのシステムを使った事が無いのです。使った事の無いシステム程挑戦したくなります。オリンパスシステムのアンプ群を使って、SPのみ入れ替えれば直ぐに使えるでしょう。置き場所を選ぶでしょうね。但し、息子お気に入りなので手放さないでしょう。私には無縁のSPなのかも知れません。

最近は「静かに」しています

2021年02月12日 | ピュアオーディオ

最近はシステム作りもなく、レイアウト変更もなく、静かに音楽を楽しんでいます。毎日よく聴くのはSP-2005 3ウェイマルチアンプシステムです。聴くジャンルはクラシックJAZZがメインです。クラシックJAZZで有名なのが「アランフェス協奏曲」。古くはMJQやジム・ホールの演奏が懐かしいですね。


取り敢えず「鳴らし込み」を継続しています。こればかりは「継続」しかないので、モノにしたいなら続けるしか有りません。こちらのプリ2台は非常に安定して来ました。


SP-2005用のマルチアンプ群も非常に安定して来ました。何処か1ヶ所でも不具合があると、何処がおかしいのか?分らなくなる様にチャンデバの症状が出ます。以前中域用のTA-3130Fがトラブった時は低域も高域も可笑しい?症状が出てきましたが、TA-3130Fを入れ替えたらすべてのトラブルや不具合症状が無くなりました。使って見ないと分からない処です。

JBL 三大ホーンのサウンド(HL88・HL89・HL90)

2021年02月11日 | ピュアオーディオ

JBL#375用のホーンとして有名なホーンが有る。オリンパスシステムに合わせて使っているのが「HL88」(蜂の巣ホーン)。鋳物製のホーンです。非常にコンパクトなスタイルですが、ホーン+#375で重量は20Kgを軽く超えます。見かけ上では多くのパンチング穴で「音が拡散される」様に見えますが、実際は真ん中の穴はストレートにダイアフラムに繋がっていて、音が「スッ飛んで」来ます。そのままでは5分も聴けば「殺される」・・・ぐらいの危険なサウンドが出ます。このホーンを使って「柔らかい」サウンドを出すにはそれなりのスキルを要求されます。柔らかいサウンドを出せる様になれば、円形放射の素晴らしいサウンドになります。


こちらはHL89ゴールドウィングホーン。ホーン先端部はアルミ製。見かけはJAZZサウンドをバリバリ鳴らす様な鮮烈さを感じますが、鳴らし過ぎると「アルミ臭い」サウンドになります。カラー的に他にはないゴールド色で豪華に見えます。うまく鳴らすとホーン臭さの無い素直なサウンドになります。ストレートに飛んでくる様な音は有りません。


こちらは息子宅で使ってもらっているHL90(お化けホーン)です。同じ型で#2395と云う型番も有りますが、色がグレーになっています。作りが古いのはHL90の方で、響きが良いと感じます。このホーンはど素人でも使いやすいホーンで、正しくセットするだけでキレの良いサウンドを手に入れられます。JAZZのシンバルのサウンドなど、このホーンの素晴らしいサウンドを楽しむ事が出来ます。

他にも#2350ホーンやウッドホーン(ダイレクトホーン)も使って見ました。#2350ホーンを上手くセッティングして鳴らすと、HL88を上手く鳴らした時の様に、柔らかく響くサウンドが得られます。#2350の型をウッドホーン型に材質を変更した場合、「スッ飛んでくる」様なサウンドになり易い。鳴らし方やセッティングにスキルを要します。

サブシステムではMDが大活躍

2021年02月10日 | ピュアオーディオ


サブシステムではPIONEER パイオニア MJ-D7 MDデッキが大活躍しています。音質も良いですね。サイズ的にも扱いやすく、電源もインレット化されていますので私好みです。


DITTON15システムにもKENWOODのDM-9090×2台のMDデッキを用意している。こちらも音質に不満はない。

MDと云うと「CDを簡素化した」音質の様に思われる方もいらっしゃるが、実際はCDと遜色ない音質です。簡単にカセットデッキより扱い易く、録音が出来ます。FM放送の録音には利便性や音質共にGOODだと思います。

DITTON15システムをなかなか聴けない

2021年02月09日 | ピュアオーディオ

オーディオ道場の片山マスターから聴かせていただいたDITTON15から、同機を入手してDITTON15システムを作りました。チューナーとMD×2台を接続しています。

お守りするシステム数が多くて、なかなか聴けないのが悩みの種です。


こちらのSP-2005 3ウェイマルチアンプシステムのサウンドがなかなか良いのです。ついついこちらのシステムを聴く事が多くなってしまいます。コーラルのフラット6のサウンドも良いのですが、フラット6は現在接続していません。SPシステムが多いと気持ちも分散して余り良くないですね。