「もう、八月か?」 と、時の流れの速さに急かせられるように八月のカレンダーに替えた。
旧暦の八月は秋の始まりで、木の葉が紅葉して落ち始める頃のため 「葉月」 と呼ばれている。
だが七日は 「立秋」 だ。秋の涼しさが欲しいがまだまだこの暑さは続くだろう。
七月下旬の炎暑が少し停まり、台風12号の動きに惑わされたが、また暑い八月に戻ってしまった。
我が家では今年はあまり良い年では無さそうで、三月に起きたMの 「右足下腿部火傷」 が一段落しそうな時に、今度はMが暑さで体調不良になってしまった。
一番の不安はMの動きが緩慢になったことだった。歩くことは出来たが、その緩慢な動作に驚き、私のイライラも募るばかだった。
このままこのような状態が続けば、Mも介護する勇気も失せるような気持ちになり、私のバイオリズムは極端に落ち込んでしまった。
だが我が家にはまだ神様のご加護があるようで、Mの動きも少しずつ良くなりつつある。Mは体調が悪くても食欲が落ちないのが不思議なくらいで、高齢者の元気の元は 「よく食べること」 が必須の条件なので、それを守れるのは有り難いことだと思っている。
このような状態なのでMとの散歩も控えていたが、月曜日には嫁さんにも同道してもらって十日振りに少し歩いてみた。
川沿いを超ゆっくりペースで歩いたが、足の運びも心配したほどではなかった。嫁さんとも話したが30度以上の中での散歩は止めることにした。
この尋常でない暑さでは健常者でも体調を崩してもおかしくない状況なので、もう少し暑さが和らぐのを待つことにしよう。
11時半過ぎの外気温は37度、表はじりじと焼けるような暑さだが、洗濯物はよく乾きそうだ。
かみきりや 夕立ち晴れを きゝと鳴く
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