諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

綱永井ランキング1位の日本酒・「風の森」。そして神輿渡り。その3

2015年11月02日 00時06分33秒 | 綱永井ランキング

流石にまだ本題に入ってないのを焦ってしまいタイトルを追加してしまいました。すみません。続きます。

 さて、お茶の○ヶ田さんのに到着。敷地内に神輿を下ろします。毎年有り難い事にお菓子類、缶コーヒー・お茶、そしてお神酒を用意して頂いています。ホント、嬉しいです。しかし問題が。

今年は大人は少ないと書きましたが、子供が多い。昨年はお菓子類が人数分行き渡り、残りはエコノミックアニマルと化したオバ様方に寄ってたかって持っていかれたのですが、今年は人数分ギリギリのようです。子供が多くなったので。オバ様方、その事判っているのかなぁー。

そして子供達。お菓子類にかぶりつきです。直ぐ取ろうとしています。大人が注意しても目を放した隙に持って行きそうです。あーあ、やっぱり貧乏な仙台の子供はこうなっちゃうんでしょうかね。

お茶の○ヶ田さんに挨拶をする前に持って行くと言う行為は、地獄の餓鬼と同じです。こう言うのを見ると、人間って性悪説の方が正しいとどうしても思っちゃいます。残念ながら。

さて、お神酒です。昨年のお神酒は立派そうなラベルが貼ってあった一升瓶の日本酒でしたが、今回の日本酒は赤紫っぽいラベルであっさりしています。威厳が感じられません。うーん、不安。見たことが無い日本酒です。

流石にお神酒は子供は飲みませんから大人だけ集まっています。しかもオバ様方、お菓子類の量に不安を感じたのか、一目散にお菓子類に集まってます。チャンスです。お神酒です、お神酒(私も子供の事責められませんね)。

お神酒の入った紙コップを手にします。そして今の時間は11時40分。去年は神社に帰って食事を取り、輪投げの屋台を担当。そして祭りが終了と共にテント類の片付けを開始し、全て撤去完了するのに午後5時近くかかってます。今お神酒を飲んでも最低5時間の時間がある。

600mlの容量のステンレスボトルに氷をぎゅうぎゅうに詰めて、お茶のペットボトルも用意しています。水分を取りアルコールを流す為です。それでも駄目なら近所の古本屋で本を物色したり、公園で缶コーヒーを飲み飲み本を読めば7時間のインターバルとなります。お神酒の量であるなら、アルコールは抜ける筈です。今年は飲みます。飲む覚悟です。

お神酒の入った紙コップを取る。中を覗くとちょっと黄色っぽい色をしています。うーん、美味しそう。飲みます。???????、あれあれ、これ日本酒。えっ、何これ。美味しい。凄く美味しい。何だこれ。

お神酒が入っていた一升瓶を見るとやはり日本酒です。日本酒なのにピリピリしる。炭酸が入っているのか。マスカットのようなフレーバーが口に広がる。まるでシャンパンのよう。でもしっかりと米も主張している。甘くて爽やか。そしてまろやか。美味しい。凄く美味しい。これは今まで飲んだ日本酒でダントツ1位の美味しさです。ビックリしました。

禰宜の友人が「美味しいね」と声を掛けます。「これ、炭酸はいってるの?」と私。グルメの彼は「そうだろうね」と二杯目のお神酒を私に渡し挨拶回りに。私はまた飲みます。やっぱり美味しい。今まで「越の寒梅」、「浦霞」、そして「十四代」は美味しいとは思いましたが、これは後になって他の日本酒を飲んでの感想です。私は日本酒を飲んでもその場で旨いのか判らない。それ程お酒に興味がある訳ではない。でもこの日本酒は相当に美味しい。私、3杯目も飲んじゃいましたもん。

そしてお神酒は無くなりました。お茶の○ヶ田さんも焦って黒い720mlボトルの大吟醸を出してきました。これは立派な日本酒です。高そうです。私は4杯目を飲みます。

うーん、コクがあって米の味もしっかりしている。確かに旨いのでしょうけど、私には即答が出来ない。先に飲んだ日本酒の方が断然美味しい。集まってきていたオバ様達も同意見のようです。ちょっと???って感じの顔をしていました。

私は恥も外聞も無く、空になった最初の日本酒の瓶を持ち、その酒の銘を見ました。その日本酒の銘柄は「風の森」。私は家に帰ってネットで調べました。私が飲んだ「風の森」を。

その「風の森」は「風の森 山田錦45% 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水 生酒 1800ml 税込み5400円」です。奈良県の・油長酒造の地酒です。一番高いグレードの様です。

うーん、「油長」って何か油が入ってそうで美味しくないイメージですね。私はラベルだけを見ては買う気は起こらないでしょうね。5400円ですし。

しかも奈良県の日本酒です。日本酒と言ったら東北でしょう。赤いメタルフレームのメガネが似合う私の大好きな唐橋ユミさんの実家(福島県喜多方市)で造っている「会津ほまれ」なんか、インターナショナル・ワイン・チャレンジ日本酒部門で「チャンピオン・サケ」を取っています。宮城県には「浦霞」、「日高見」。山形県は「十四代」があるのです。何で関西の酒なんかと思いましたが、いやいやいやいや御見それしました。本当に美味しい。ビックリしました。

もっとも日本酒は冷や、ぬる燗、熱燗それぞれで美味しい酒があります。鍋に合う酒もあるし、お刺身では「日高見」が絶対と言われています。「風の森」が魚に合うとは私も思いません。辛口の方が合う筈です。

ただ、神輿渡りで心地よい疲労感の中で飲むのであれば、「風の森」は本当に美味しいと思います。貧乏な私が取り寄せようか考えた位ですから。

それにしてもお茶の○ヶ○さん、この酒をお神酒として出すなんて凄い見識だと思いました。感服仕りましたわ。その位の実力が無いとお茶の世界では生きて行けないのでしょう。大したもんだと思いましたね。

っと言う事で私が今、一番美味しいと思う日本酒は「風の森」です。辛党の方は否と言うかも知れませんが、私が決めるのですから綱永井ランキング日本酒部門・第1位に認定したいと思います。

ご了承下さいませませ。

 

ではでは。

コメント (8)
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