諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

瀬織津姫はマグダラのマリアではなく、イエス・キリストなのでは!?【熊野権現編】

2016年04月16日 07時24分58秒 | 瀬織津姫

今回のお題ですが、前回の「安達ヶ原鬼婆=瀬織津姫」説シリーズに付随して書きます。焼き直しの部分があります。ご了承ください。

さて、「瀬織津姫はマグダラのマリアではない。イエス・キリストなのでは!?」。

どうですこのタイトル、中々刺激的でしょ。

どうも私のブログを「マグダラのマリア 瀬織津姫」で検索して辿り着く方が毎日の様に来ているので、チョットこの件で語りたいと思いました。

さて「マグダラのマリアは瀬織津姫だ」と発信したのは、瀬織津姫に関する著書を数冊出している有名なY氏です。

私もY氏とは面識がありますが、何故マグダラのマリアが瀬織津姫なのか判りません。Y氏にも聞いていません。私は最新のヒーラーが語るスピリチュアルには興味はありません。昔からのスピリチュアルで考えたい。古の伝承で考えたいと思っていますので。

私も出版関係にいた人間です。雑誌やタブロイド紙の編集記者、業界紙の記者・整理記者の経験があります。故にいかに読者の目に止まるか、興味を持たせて読ませるか、買わせるか、色々姑息な手段を考えます。はったりをかますのです。編集者ならこんなの当然。誰でもやる事です。

出版社も商売です。売れなきゃ食っていけません。出版界は回復不可能と言える位の不況。生き残りに必死です。兎に角、読者に印象付けなければならない。そう考えると「マグダラのマリアは瀬織津姫だ」は中々の名フレーズです。十分掴みはOKです。本は読まれてナンボ。その事について私は問題にしていません。

しかしながら前回の「安達ヶ原の鬼婆=瀬織津姫」説シリーズ、「熊野の本地、五衰殿」シリーズの元となった熊野権現である五衰殿のストーリーを鑑みますと、瀬織津姫はマグダラのマリアではなくイエス・キリストそのものになります。かなり似たストーリーなので。

詳しくは私の「熊野の本地、五衰殿」シリーズを読んで頂きたいのですが、イエスはキリスト教以前のユダヤ教のラビ達に、彼ら以上の病気治癒能力を嫉妬される。それで彼らも守っている訳ではないのに「日曜日は休む」、つまり安息日を守らなかったとして有罪となり処刑が決定。ゴルゴダの丘まで十字架を背負って歩かされ、神に恨み言を放ち十字架に掛けられ殺される。イエスの遺体を収められた穴??にマグダラのマリア達がイエスの遺体に香油を塗りに行ったら、イエスの遺体は無かった。そしてイエスは何故か生き返り、弟子たちの前に現れた。

五衰殿の場合は、醜い五衰殿が千手観音に祈願し美しく変身した。夫である善財王の目に留まった。ご寵愛を受けて身籠った。善財王との間に子供が出来なかった999人の前妻たちは五衰殿に嫉妬の念を覚えた。五衰殿のお腹の中の子は世の中を乱す鬼の子・不義の子だと噂を立てた。その噂を夫の善財王も認めざる負えなくなった。五衰殿は999人の前妻の命で、処刑場である鬼谷山まで険しい山道を裸足で足が血だらけになって歩かされた。そして首を切られて処刑。首は馬小屋に埋められた。その後、胴体と首をくっ付けて生き返った。

どうです。似ているでしょ。イエスと五衰殿は。どちらも無実の罪で処刑場まで酷い目に合わされて処刑された。イエスは馬小屋で産まれ、五衰殿は馬小屋で復活した。男女の違いはあれ、殆ど同じストーリーと言ってよい。

何故、男のイエスから女の五衰殿となったのか。これは神道の根本は女神信仰。母神信仰だからでしょうね。おかあさんの「か」は蛇を表している。「蛇を産む=カムイ」。それが神となった。つまり日本の最高神は女神で無いとおかしい。だから男から女に変えてストーリーを構築したのだと思えます。

そして結論。五衰殿は熊野権現。つまり瀬織津姫である。ここまでストーリーが似ていると「瀬織津姫がイエスキリストである」と言い切れるのではないでしょうか。

何でストーリーが似ているのか。それはイエスのストーリーを脚色して五衰殿のストーリーを創りあげた。つまり仏教にはキリスト教の流れが隠されているからだと思います。

その証拠になるかどうかは分かりませんが、仏教を広めた聖徳太子の名は厩戸皇子。馬小屋の前で産まれたからそう名付けられた。彼もまたイエスキリストをモデルに創られた可能性があると思えます。

だったらマグダラのマリアは誰なのか。マグダラのマリアのモデルも五衰殿のストーリーに出て来ます。次回はお題を変えてマグダラのマリアが誰なのか語りたいと思います。

 

ではでは。

 

 

コメント (13)
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