続きます。
えー前回のお話ですが、安心してください。大嘘です。フィクションですよ。結婚なんかしていません。チョット残念ですけど。
まー、お題を見て判ると思いますが、木花咲耶姫のストーリーを私がニニギ尊になったつもりで現代風にアレンジして書いてみました。判っていたと思いますけど。
実はこの話も熊野権現の五衰殿、イエス・キリストの母親・マリアと重なります。
五衰殿の話は何度も書いているので省略します。イエスの方も知っていると思いますが簡潔に言いますとマリアが妊娠。夫のヨセフは身に覚えが無い。マリアが不倫したと思う。しかし預言者がやってきて神の子が宿ったと言われ納得。そしてイエスが産まれます。こんな感じです。
ここで疑問です。木花咲耶姫が産んだ子供は本当にニニギ尊との子なのかです。
何でこんな事に疑問を持つかと言うと、姓名判断に興味かある私は「木花咲耶姫」の「耶」の字が気になるのです。「耶」は「悪しき事」の意味ですし、「疑問を示す助字」であります。悪い名前なのです。この名前を付けた人は木花咲耶姫に恐怖や悪意を感じていたと思います。
大体、何でこんなストーリーを記紀に載せたのかも疑問です。木花咲耶姫の子供が神である証明になるとはチョット考えづらいので。
確かに「今から産むから待っていろ」と言って、直ぐに産まれるものではないと思います。それを火の海の中で産んだのだから奇跡ではあります。
しかし、別の奇跡を起こして産んでいる方がいます。神功皇后です。
神功皇后は5歳で妊娠。でも三韓征伐に行かねばならない。それで腹に石を包んで三韓征伐に出発。大勝利して戻って来て7歳で応神天皇を出産しています。
木花咲耶姫は予定日より早く産んだ。これは人間でも普通にありえます。私の甥っ子も3ヶ月以上早く産まれましたし。でも予定より遅く産まれる。しかも3年近くも母親の腹の中にいるなんて人間ではありえません。これは神の証明と言えます。5才で妊娠し7才で出産したのもです。
神は人間として産まれる場合があるが、産まれる前から神です。神が人間の女性の腹に宿り産まれて来るのです。でもその考えだと邪魔な存在がいます。父親です。
イエスは聖母マリアから産まれたがマリアの夫であるヨセフの子ではない。その考えが神道にも流れているのは間違いないです。それが神功皇后と木花咲耶姫のケースだと言えます。
神功皇后のケースは、応神天皇は父親である仲哀天皇の子ではない。神が神功皇后のお腹に宿って産まれた事を証明したいのだと思えます。
それに夫の仲哀天皇は瀬織津姫と思われるマガツヒ神、もしくは住吉神のご神託を信じなかった祟りを受け死んでいます。
更に神功皇后は武内宿彌と一緒に仲哀天皇の子である忍熊皇子と戦い忍熊皇子は自害??しています。これは応神天皇を正統なる天皇にする為に神であるとしたと思えます。ここも突っ込みどころです。
祟神天皇からの血筋は忍熊皇子が死んだ事で途切れた。応神天皇から新たな血筋に流れが変わった。そう言った意味合いもこの話は伝えていると思いますね。
続く。