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医療関係の言葉で「寛解」という言葉を初めて知りました・・・
この言葉は「治癒」ということではなく、
一時的に落ち着いたり、消えたりしている状態で安定している状態を指す言葉のようです。
古い話ですが、40年近く前の私の父親の場合も、一次がん細胞が消えたことがありました・・・
このような状態を「寛解」というのでしょうね・・・多分・・・
今朝は、白血病と闘われている方の記事を紹介してみようと思います。
~以下、1月22日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
白血病ウイルス
造血幹細胞移植で「寛解」
2010年11月、成人T細胞白血病(ATL)発症を告げられた長崎市の岩永久美子さん(46)。ATLは病状や進行程度などから「急性型」「リンパ腫型」「慢性型」「くすぶり型」に分けられ、岩永さんはくすぶり型だった。くすぶり型や慢性型はすぐに進行しないため、通常、皮膚や関節などの症状を抑える治療のみで経過を観察する。
岩永さんは紹介された長崎大で痛み止めを処方されたが、1か月もたたず、腕に赤い斑点やおしりに黒い皮膚炎が出始めた。右手の関節も腫れ上がり、翌年1月には検査入院をした。
抗がん剤治療中の岩永さん。携帯電話の
カメラで自ら撮影した(長崎大病院で)
「なんで自分がこがん目に遭わんといかんとか」。検査の結果、主治医で助教の田口潤さんに「治療の段階です」と告げられた。急速に病状が悪化する急性型に進行していた。
急性型やリンパ腫型は通常、複数の抗がん剤を組み合わせる強力な薬物治療を行う。いったん病気の勢いを抑えた後、体力や病状が治療に耐えられるなら、血液を作る基となる造血幹細胞の移植を検討する。
岩永さんの場合、最初に行った抗がん剤治療は全く効かなかった。だが、田口さんが選んだ次の組み合わせが劇的に効き、がん細胞は一時消えた。さらに、弟の白血球の型(HLA)が完全に一致するという幸運が重なり、11年4月、弟の腕の静脈からとった造血幹細胞を移植する「
移植では、拒否反応や、移植した細胞が本来の細胞を攻撃する「GVHD(移植片対宿主病)」などで命を落とすことも多く、移植後の体調管理が重要だ。
岩永さんは一時、GVHDや、免疫が落ちて肝炎を発症するなど危険な状態にも陥ったものの、治療を重ねて何とか乗り切った。長引く入院や患者仲間の体調悪化で精神的に不安定になったが、医師や家族の励ましで支えられた。
2か月半後に退院。その後、白血病細胞が見つからない「寛解」状態になり、2年後の昨年8月も寛解状態を維持していた。
その後も免疫力はなかなか回復せず、肺炎で緊急入院するなど、体調は万全というわけではない。仕事も辞めざるを得なかった。再発の不安もある。
「でも、いま私は生きている。私の経験が、同じ病気におびえる仲間を励ませれば」と岩永さんは言う。
同大血液内科教授の宮崎泰司さんは、「20年前はほぼ不治の病だったのが、ここ10年で薬物治療も進歩し、移植のチャンスが広がった。分子標的薬など新たな薬の開発で以前より良い状態で移植できるようになる例がみられるなど、治療に希望が持てる時代になってきている」と話す。