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初めて、3Dプリンターと聞いたとき・・・
正直、そんなことが可能なのだろうかと耳を疑いました。
しかし、今や個人でも手の届く金額の十数万円のものまで出てきているようです。
ものづくりをしている人にとっては、かなり便利なものに違いありません。
将来のおいては、金属や樹脂のみならず
繊維製品までもがプリンターでできる時代がやってくるかもしれませんね。
そうなれば、なんか怖いような味気ないような気もしますが・・・
今朝は、3Dプリンターが今後文化財の研究にどのように応用できるのか取り上げた記事を紹介してみます。
~以下、1月31日読売新聞朝刊より抜粋~
ニュースが
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「卑弥呼の鏡」ともいわれる?気になる
文化財用途探る新手法
3Dプリンター「魔鏡」解明
三角縁神獣鏡の精巧な複製品を作った
3Dプリンター(大阪府高槻市で)
ただ、現物と同じ鋳造を行うと、完成までに金属の微妙な収縮を生じ、完全な複製は難しいという。現物と寸分も違わぬ複製品を作るために活用されたのが、3Dプリンターだった。
3Dプリンターは、紙に平面印刷する通常のプリンターに対し、立体物の3次元計測データを基に金属や樹脂の粉末で薄い層を積み重ね、同じ立体をほぼ同じ成分で精巧に作り上げる装置だ。
1980年代に開発・実用化され、性能の向上に伴い2000年代以降、世界で急速に普及した。複雑な形状を再現できるため工業、建築、医療用の模型や試作品の製作に適し、芸術作品などの復元にも用途は広がっている。小浜米大統領も、13年2月の一般教書演説で、製造業改革の一環として研究開発に力を入れる考えを示し、より関心が高まった。
今後、文化財では鏡と同様、金属製遺物の研究への応用が期待されている。
約500面ある三角縁神獣鏡がすべて魔鏡なのかどうか。さらに、国産と判明している古代鏡の中にも魔鏡があれば、当時の技術水準を探ることができる。
一方、今回の三角縁神獣鏡の研究成果を発表した村上
音を発する祭器とみられているが、どのように使ったか、はっきりしない謎の遺物。薄い部分の厚さは1ミリ程度で、現代の鋳造技術でも復元は難しいとされる。村上部長は「3Dプリンターを使えば、音をどう鳴らしたか、その方法や音色などを知ることができるだろう」と話す。
ほかにも、武器や仏具などの研究に活躍の場は広がりそうだ。古代の刀の用途や質感を確かめる検証なども行われるかもしれない。
古代鏡に詳しい森下章司・大手前大准教授(考古学)は3Dプリンターの活用について、「文化財のように手を加えられない遺物に対し、新たな研究方法を確立した意義は大きい」と、今後の進展を期待する。
(京都総局 酒本友紀子)