小説家って奴は、いい意味で嘘つきだ。フィクションは当然だが、ノン・フィクションでさえ書き手の誇張や修辞といった嘘が加味される。
優れた小説家は、その嘘を見破られることなく、まるで本当にあったかのごとく書き上げる。小説家の作り上げた虚構の世界だと分っていても、気がついたら信じ込むが如く読み進んでいる。こんな優れた小説に出会える喜びこそ、本好きの本懐だと思う。
だから小説家の嘘は許せる。困るのは政治家の嘘だ。政治家もまた嘘をつく。未来への理想であり、過去への認識であり、現在の在り様について平然と嘘をつく。
政治家の嘘が恐ろしいのは、嘘を真実として既成事実化させる力を有しているからだ。とりわけ我が国では河野(その場しのぎ)・元官房長官による従軍慰安婦発言や、村山(おおぼけ)・元首相による戦争謝罪など、その発言の重みが分っていない愚人による思慮なき発言が、何時の間にやら真実としてまかり通っている。
無知的確信犯の村山はともかく、河野に至ってはその場をしのぐための誤魔化し発言だから性質が悪い。おそらく日頃から有権者に嘘をついて誤魔化すことが常習化しているので、罪悪感なく、将来への禍根となる心配すらせず、なにより事実関係すら調べずに発言したのだろう。
私が学生の頃は、どちらかといえばタカ派のイメージがあった河野だが、権力の座の味をしめ、いつのまにやらハト派というか、媚びへつらい派に転向したらしい。新自由クラブからの出戻りの苦労は分るが、平和愛好自虐市民派連中から褒められたのが、そんなに嬉しかったのか?
もっとも状況次第では、いとも簡単に過去の自分の発言を魔キことも平気でするだろうと思う。口先だけで、その場をしのごうとする政治家なんて、そんなものだ。
だから、どうしても政治というものを軽視して、蔑視する気持ちが生じがちとなる。実はこれは非常に良くないことだ。その場しのぎの嘘をつきまくる政治家がいるのは、それを見逃す有権者あってこそだからだ。なにを言おうと、予算(公共事業)さえもってくればイイという有権者もいるだろう。政治なんてクダラナイと考えて、選挙にいかないことで、却ってクダラナイ政治家をのさばらす有権者もいるだろう。
いずれ、そう遠くないうちに国政選挙は行われると思う。政治なんてクダラナイなどと思わず、選挙には必ず行くべきだと思う。アホな政治家をのさばらせないためにも、行かねばならぬ。投票したい奴がいなければ、一番当選しそうもない候補者にいれるのもイイ。白紙投票だってイイ。国民の意思表示の機会は、そう多くない。是非とも活用すべきだと思う。
それにしてもジェフリー・アーチャー。小説家として嘘をつき(大歓迎~♪)、政治家として嘘をつき(こっちは問題だが)、それでも人気は落ちない。たいしたもんだ。
優れた小説家は、その嘘を見破られることなく、まるで本当にあったかのごとく書き上げる。小説家の作り上げた虚構の世界だと分っていても、気がついたら信じ込むが如く読み進んでいる。こんな優れた小説に出会える喜びこそ、本好きの本懐だと思う。
だから小説家の嘘は許せる。困るのは政治家の嘘だ。政治家もまた嘘をつく。未来への理想であり、過去への認識であり、現在の在り様について平然と嘘をつく。
政治家の嘘が恐ろしいのは、嘘を真実として既成事実化させる力を有しているからだ。とりわけ我が国では河野(その場しのぎ)・元官房長官による従軍慰安婦発言や、村山(おおぼけ)・元首相による戦争謝罪など、その発言の重みが分っていない愚人による思慮なき発言が、何時の間にやら真実としてまかり通っている。
無知的確信犯の村山はともかく、河野に至ってはその場をしのぐための誤魔化し発言だから性質が悪い。おそらく日頃から有権者に嘘をついて誤魔化すことが常習化しているので、罪悪感なく、将来への禍根となる心配すらせず、なにより事実関係すら調べずに発言したのだろう。
私が学生の頃は、どちらかといえばタカ派のイメージがあった河野だが、権力の座の味をしめ、いつのまにやらハト派というか、媚びへつらい派に転向したらしい。新自由クラブからの出戻りの苦労は分るが、平和愛好自虐市民派連中から褒められたのが、そんなに嬉しかったのか?
もっとも状況次第では、いとも簡単に過去の自分の発言を魔キことも平気でするだろうと思う。口先だけで、その場をしのごうとする政治家なんて、そんなものだ。
だから、どうしても政治というものを軽視して、蔑視する気持ちが生じがちとなる。実はこれは非常に良くないことだ。その場しのぎの嘘をつきまくる政治家がいるのは、それを見逃す有権者あってこそだからだ。なにを言おうと、予算(公共事業)さえもってくればイイという有権者もいるだろう。政治なんてクダラナイと考えて、選挙にいかないことで、却ってクダラナイ政治家をのさばらす有権者もいるだろう。
いずれ、そう遠くないうちに国政選挙は行われると思う。政治なんてクダラナイなどと思わず、選挙には必ず行くべきだと思う。アホな政治家をのさばらせないためにも、行かねばならぬ。投票したい奴がいなければ、一番当選しそうもない候補者にいれるのもイイ。白紙投票だってイイ。国民の意思表示の機会は、そう多くない。是非とも活用すべきだと思う。
それにしてもジェフリー・アーチャー。小説家として嘘をつき(大歓迎~♪)、政治家として嘘をつき(こっちは問題だが)、それでも人気は落ちない。たいしたもんだ。