ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

南ア大会二次予選決定

2007-12-01 13:17:07 | スポーツ
うわ!またオマーンとバーレーンかよ。

来年から始まるサッカーワールドカップ南ア大会の2次予選の組み合わせが決まった。死のグループ(オーストラリア、中国、カタール、イラク)よりはマシだが、それでも油断ならない。

徹底した堅守のオマーンとの苦戦は、今も記憶に新しい。ジーコ・ジャパンの時は、ホームでは中村俊輔のアウトサイドの高難度なシュートでかろうじて勝利。酷暑のアウェイでは、やはり俊輔のセンタリングを鈴木が叩き込んでの辛勝。勝つには勝ったが、いずれも苦戦であった。

近年急成長したバーレーンも侮れない。たしか一人優秀な若手がいて、その彼のまさかのオウンゴールで勝ちを拾った記憶がある。中東勢得意のカウンター攻撃は、今も変わらずだが、中盤でのプレスは今まで以上に厳しくなっている。先のアジア大会では、まだまだチームは出来ていないと思ったが、伸びしろを感じたのも確か。

いずれのチームも、前回の復讐に燃えて挑んでくるに違いない。

そしてタイ。Jリーグが始まる前は、タイは難敵で、しばしば苦杯をなめさせられた相手だ。オフト・ジャパンの時など、タイのエースFWを井原が挑発して、両者退場となり、それでかろうじて勝てた。けっこう汚いプレーが出来て、なおかつ激しい当たりをしてくる嫌なチームでもある。

今の日本の選手は、なまじテクがあるから、綺麗なプレーをしたがる。そのため、激しく汚いプレーをしてくる相手を、わりと苦手にしている。現役の代表選手で、汚いプレーを得意とする選手は、あまりみかけない。多分、そこを狙われるだろう。

おまけにオシム監督の退陣は避けられそうも無い。どうやら岡田氏に決まりそうだが、新しい監督の下では選手は自己アピールのため個人プレーをしがちになる。チームでまとまっている時の日本は、すごく強いが、そのまとまりに欠けると結構弱い。

ドイツ大会での敗退の原因の一つは、海外組、とくに中田英と国内の仲良し組(小野ら)との対立があったとの説は、今ではほぼ事実だと確信できる。もう一人の海外組、俊輔がプレッシャーに負け期待に応えられず、更にチームをまとめるべき立場の宮本と中沢が揃って不調で、他のメンバーから信頼を得られなかった。これでは勝てない。

日本は、個の力で勝ちを得るチームではない。まとまってこそ、力を発揮するチームだ。新しいチーム造り次第では、二次予選での敗退だって、なくはない。なにせ新監督が、海外で勝ったのが、あのジョホールバルの奇跡だけの人。来年もまた、何が起こるか分らないワールドカップ予選が始まる。今から期待でワクワク、不安でハラハラの私です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする