ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

みのもんた

2013-10-30 13:44:00 | 社会・政治・一般

日頃、あまり券\ネタには関心を払うことは少ないが、この件にはちっとは関心をもっていた。

なんといっても、あのミノモンタである。なんでカタカナで書くかといえば、私は彼のDJ時代、片仮名表記だと思い込んでいたからだ。私がラジオに夢中であったのは、主に十代の頃だがとりわけ中学、高校時代が夢中だった。

もっとも私がラジオの深夜放送にはまっていた頃には、既にミノモンタはかなりの大物DJであった。文化放送のセイヤングの初代DJであり、私が深夜放送を聴きだした頃には、既に夜の早い時間へ、そして昼間の番組や野球中継にも出ていた。

あの頃、深夜放送は時折お祭り的イベントをやることがあり、ミノ氏も大物ゲストとして陽気な先輩風を吹かして登場していた。声が印象的なこともあり、すぐに覚えてしまった。

その後、TVへ転出したらしいが、私は既にTVに関心はなく、気が付いたらいなかった。この当時文化放送を退職して家業の水道会社で仕事をしていたそうだが、私はまるで知らなかった。

それから幾年もしないうちに、ミノ氏はTV業界へ復帰して人気司会者として、お昼の番組で活躍していた。当時、毎日のように顧問先を訪問していた私は、そこで懐かしいミノ氏が、日焼けした肌も鮮やかにTVに登場しているのを、顧問先の会議室や食堂で観ていた。

券\ごとに疎い私でも、ミノモンタが大人気であることは良く分かった。ただ、私がラジオDJとして聴いていた頃よりも、随分と高飛車になったようにも思えた。それがTVに合わせた彼の芸風なのかもしれないとも思ったが、実績に裏付けされた彼の自信の表れにも思えたのも事実だ。

今回の事件は、彼の二男が引き起こした窃盗未遂事件が契機となっての番組自粛騒ぎだそうだ。表面的には30過ぎの成人男性の起こした事件であり、いくら親とはいえ、そこまで責任を負わされるのは如何なものかとの意見が出るのも当然なのかもしれない。実際、ミノ氏本人がそのように言ってたらしい。

普通なら、そうだろう。

しかし、ミノ氏の二男は明らかにTV局がミノ氏との円滑な関係を狙っての情実人事により採用された、いわゆる親のコネによる入社であろう。この次男が事件さえ起こさなければ、TV局としては十分メリットのある取引であり、よくあることだ。

だからこそ、この次男の不祥事はミノ氏本人に及んでしまう。それだけの事だ。ミノ氏がどう思ったのか知らないが、既に番組を自主的に降りると宣したようだ。これで幕を引きたい意向なのだろう。

私が興味深く思うのは、明らかに見せしめを狙った執拗な警察の姿勢と、今後のミノ氏の動向だろう。ただの芸能人ではなく、ただの元アナウンサーでもない。談合疑惑を何度も報じられた水道会社の経営者でもあり、幾度となくスキャンダルや雌伏を強いられた苦労人でもある。

きっと復活するんじゃないかな。

下手なTVドラマよりも面白いのではないかと思う。それにしても、券\ネタにはまるで興味がなかった私が、こんなことに興味を持つなんて、どういった変化なのだろう。年を取るって、こういうことなのかな?

まァ、依怙地になって、私券\ネタに興味ありませんと片意地張るより、人生楽しいほうがいいので、間口を広げておくのもいいのかもしれない。嗚呼、こうして噂好き、スキャンダル情報大好きな物好きに成り下がるのかもしれない。それは、ちょっと嫌だなァ。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする