入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’18年「冬」 (12)

2018年01月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 12日の朝は寒く、この日も恐らくマイナス17、8度まで気温は下がったはずだ。
 今回、入笠へは一人で行ったが、上でOZW夫妻と合流した。OZW氏には水回りのことでいろいろと助言してもらい、気にしてくれていたので、今回それらの結果を見てもらうつもりで招待したのだ。実は、毎年2月に来るNPO法人「みろく山の会」との縁ができたのもOZWさんのお蔭で、夫妻との付き合いはこの仕事を始めてからずっと続いている。
 午前中は、水回りについて取水やドリルポンプの点検確認を行い、午後は近くの森へ出掛けた。OZWさんは自前の山スキー、奥方にはスノーシューズをお貸しし、その日は案内人として今ひとつしっくりこない山スキーを履いた。
 OZWさんの伝統のジルブレッタを付けたスキーはシールがないため、傾斜には弱かった。その一方、スノーシューズを履いた奥方は軽快に雪の森の中を進み、その浮力や性能を実感し、楽しんだ。
 
 森、雪の森は久しぶりに人の気配を感じ、その声を聞いた。三つの人影が縦に並んで、落葉松の倒木の横を過ぎていくのを見た。
「おい、先頭を歩いているのは牧場の管理人じゃないか。大分モウロクが進んだらしいが、真新しい山スキーなんか履いて、得意そうじゃないか」
「あれは、少しでも楽をしたいという単純な理由らしいが、しかしよくそんな金があったもんだな。聞くところでは、灯油代にすら事欠き、室内温度は12度未満の最低温度で暮らしているらしい。訪ねていった人が、お蔭で風邪をひいたとこぼしていたよ。嗤うのは、家の中で高所用の羽毛服を着て、外へ出るときははさすがに気が引けるのか、別な薄物に着替えるらしいよ」
「あの粗末な家で暮らしながら、酒は欠かさないどころか飲み放題、暇つぶしに風呂へも多いときは1日に3回も入るらしい。いつも『美味い物が食いたい』が口癖で・・・」
「いかんなぁ、野生化、因業に加え、モウロクまでしてきたというのにか」
 森の会話は明日も続く、かも。

 1月はまだ予約ゼロです。2月の3連休10、11、12日はキャンセルとなり、まだ充分に余裕があります。2月は3、4、5と日と17、18、19日予約あります。この間及びその前後でしたら、少人数でも受け付け可能です。お問い合わせください。

 冬季の営業については以下をクリックしてください。「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。


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