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ウムー、いくら何でも1918年、平成20年、頭の中は悪ければ100年、良くても10年はズレている。数字が隣同士だからと庇ってくれた人もいたが、これは深刻。深いため息を新年から吐かなければならない。
その新年も、きょうで三が日が終わる。速い。毎年のように箱根駅伝をテレビ中継で見るようになって、何年になるのだろう。越年で山やスキーに出掛けなくなってからだ。
この箱根駅伝とオリンピックの出場権、どちらか一つを選べと言われたら、躊躇なく前者の箱根駅伝を選ぶだろう。国や競技団体、企業、その他諸々の支援や強制から彼らはまだ少し距離があり、選手は玄人に近い素人である。それは、ヒマラヤへ大きな登山隊を編成し、極地法で巨峰を陥していった登山方式より、少人数であまり注目もされず、困難な登攀に挑んだいわゆるアルパイン方式に惹かれるようなものかも知れない。
山スキーについての感想を一言。もし、山を中心に考えるなら、絶対に山スキーよりスノーシューズに分がある。こちらの方が余程、様々な条件に対応できるし、価格もスノーシューズの方が遥かに安い。雪の法華道なら、もちろんスノーシューズを採る。
それが、入笠を去るまでの結論だった。ところが元旦、前夜の大晦日に降った雪の林道を車で走りながら、その白銀の中を山スキーで下る快適さも容易に想像できた。登りなら、ある程度以上の傾斜になれば山スキーは、スノーシューズに劣る。しかし逆に、これも斜度によるが、下りの滑走の快適さなら当然山スキーに軍配は上がる。
要するに山の中を移動するためなら、スノーシューズの方が無難で有効だと言えるだろう。ただし、登りの苦労困難を敢えてしても、山スキーで味わえる滑降の快適さが相殺してくれる、という場合も否定しがたい。
で、もしもこれからどちらの用具を入手したらよいかと迷っているなら、スノーシューズを推すことに迷いはない。最近の山スキーは、滑走に主眼が置かれていて、さらにそれを充分にに活用するには、かなりの技術、経験が要求される。
それでも1月の半ば、芝平の第2堰堤辺りから林道を、山スキーで入笠に行こうと思っている。スノーシューズで6時間をかけた行程を山スキーならどれくらいで行けるか、あまり差はないと思うが、問題は下りだ。
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