入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’18年「冬」 (11)

2018年01月14日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


「今朝7時の気温、マイナス17度」と独り言ちったのはもう、昨日のことになってしまった。入笠での寒い中を2泊し、昨日帰ってきた。積雪は古い雪の上に新雪が15センチくらい積もっていたが、あれが車で上る限界だった。温度が低く粉雪だったから何とかなったが、水分の多い春の雪だったらとっくに、車はカメになっていたはずだ。
 初日の11日は曇り、12日は晴れ、13日も晴れた。きょうの写真は、着いたばかりの上の様子。



 取水場では、頼もしい水音がして、かなりの水量の水が凍らずに流れ出ていた。水の有難さ、尊さ、それに清らかさ。あの谷の、あんな地中の水源から湧き出た水が、2キロくらいの距離を高低差だけで水圧を生み、流れてくる。
 この仕事を始めて以来づっと毎春、水の一滴も出ない乾燥した取水場を見て、何とかしようと思ってきた。そして昨冬ようやく、厳冬期でも雪を融かさずに水を得ることができるようになようになった。
 里にいればそんな当たり前のことが、あそこではかなり特別なこととして管理人の熱狂の対象になる。連日ツルハシ、スコップを振るい、それに土の中に隠れていた厄介な太い根っこはノコギリ、チェーンソーで何度も攻撃した。崩落により、地表にだらしなく垂れてしまったた補修だらけのホースの取り換えは業者に任せ、その後は逆勾配をできるだけ少なくし、よじれたホースを真直ぐにし、急な傾斜地の土中に埋設する作業は一人でした。 
 11年の牧場の仕事が過ぎ、その間、水についてはずっと苦労した。それだけに、取水場を満たし、溢れ出る清透な水には、思い入れもひとしおのものがある。でなくて、何が嬉しくてここまでするか、こんな時期に。

 赤羽さん、お久しぶりでござる。雪の入笠には、80歳を超えたシメさんのような人も頑張ってきます。碁会所へ行くようなもの、ご安心を。クク。

 1月はまだ予約ゼロです。2月の3連休10、11、12日はキャンセルとなり、まだ充分に余裕があります。2月は3、4、5と日と17、18、19日予約あります。この間及びその前後でしたら、少人数でも受け付け可能です。お問い合わせください。

 冬季の営業については以下をクリックしてください。「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。


  
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