入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「冬」(33)

2020年12月14日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 昨夜はまずまずの天気で、星の狩人かんとさんは狙った獲物ふたご座流星群をそれなりに捕獲できたようだった。はるばる名古屋からもう1名かんとさんの後輩YMD氏も駆けつけ、1時間ばかりの撮影に挑戦し、とんぼ返りしていった。
 わずかの時間だったが彼らの仲間に加えて貰い、5,6個の流れ星を見ることができた。中でも、ヒアデス星団とオリオン座の間を流れた星が印象に残っている。


                Photo by かんと氏
 編集の段階で、何故か肝心の流れ星よりか星空、就中200万光年も彼方のアンドロメダ銀河に惹かれって、このPHは撮影者かんとさんの意図とは違った映像になってしまったかも知れない。



 昨日の昼間、空を仰ぎながら、ついにかんとさんも雨男から晴れ男に変わるかも知れないというような話をしていた。すると、小屋の修理を手伝ってくれていた山奥氏が「ボクは晴れ男だよ。ボクが進む先は、モーゼが海を割ったように晴れていくんだ・・・」だと。かのモーゼがヘブライ人を引き連れてエジプトから脱出する際に行く手を阻む海、紅海を割ってエジプト人の追撃から逃れたという有名な奇跡の話、ご存知のムキも多かろうが、それにしても大丈夫か、ムー。





 そしてきょう(14日)雪。今冬初の積雪は5センチ程度、それがまだ昼近くになっても止まずに続いている。気温はマイナス2度で朝の9時から変わらない。久しぶりの懐かしい雪景色を、小屋の炬燵の中から眺めながら、しかし夜になれば天気は回復するものと期待している。
 里に暮らせば、この山の中の不便な生活など努めて考えないようにしてきたが、不思議なもので一夜過ごせば、その思いは逆転してしまった。里が、陋屋が、今は他所の土地であり、無人の家のように感じている。
 本日はこの辺で。






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