入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「冬」(37)

2020年12月18日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 この写真は先日の14日、気温が零下10度を記録した朝の7時過ぎ、偶々牧場管理棟から目にした朝焼け。ほんの一瞬のことだった。そこまで下がりはしなかったものの、今朝は里も気温は低かったようで、そのせいか、いつもなら耳にする鳥の声がまだ聞こえてこない。
 列島の大雪が連日報じられている。この辺りは積雪することはなかったが、家の前から眺めた経ヶ岳の山頂付近はすっかり深雪に埋まってしまったようで、あそこまであの大雪の中を登っていく元気はもうない。



 火星と木星の見かけの接近はまだ続くようだが、これに月が絡むとなると昨夜は見逃せないとの情報を得ていた。それで予定通り開田に上がってみた。6時を過ぎていたと思うが、薄い影のような中アの上空にすでに傾きかけた二つの惑星が見え、それを左下方から追うように鋭い鎌の形をした月が見えていた。月の光が思ったよりか強くて鋭く、2個の惑星の位置関係もほぼ想像していた通りだと満足した。
 ただ眺めるだけのつもりでいたが、欲が出て撮れるかどうか分からないままi-Phone を向けた。位置関係はこれでいいと思うが、修正する前は月が上に写っていた。他にも納得でいない点あり。

 それと、昨日呟いた押し入れに眠っていた半シュラフのこと、これはまだ使用に耐えられることが分かった。吊りバンドをしてなかったので寝ている間に下にずれたりしたが、ウン十年前の冬の山と同じように、下半身には寒さを感じなかった。まあ、いくら陋屋とは言っても一応は屋内だし、標高も700㍍そこそこ、冬山とは一緒にできないにしても、それでも大体の性能を推し量ることはできた。
 情けないのは羽毛服の方で、不仲な夫婦が相手に抱く疑念のような不信感(経験なし)がこの羽毛服には前々からあり、今回も似た思いを味わった。やはり高所用だけのことはあるということを実感できれば愛着も湧き、所有する価値もあると思うが、4年ばかり前に行った春の上高地以来、残念ながら不信感は拭えない。
 理由はよく分からないが、背中の側の羽毛の量が極端に少ない。ただでさえ背中の冷えに弱い身とあれば、これは薄々とした寒さでも結構こたえる。値段は古い方の4倍以上はしたはずだが、それだけの大差なし。しかし、別れるわけにもいかず、ということで我慢して連れ添うしかないだろう。

 譬えが不適切だったため、あらぬ憶測を招きそうなので、本日はこの辺で。
 

 
コメント
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