市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【速報】飲酒ひき逃げ運転で起訴され既に第2回公判を経ても懲戒処分しない岡田市長

2010-03-02 09:06:00 | 安中市消防団員の飲酒ひき逃げ運転
■平成21年6月7日の深夜に高崎市の県立高崎高校の正門前で発生した飲酒運転ひき逃げ事件の動向を確認するために、当会は、平成22年2月15日に、岡田市長宛に行政文書開示請求をしたところ、岡田市長から平成22年2月26日付で「行政文書不存在通知」が到来し、その中で、岡田市長は「当政事案について懲戒処分に至っていないため、また、被害者への見舞いはしていないため存在しない」と回答しました。

 このため、当会では、てっきり、未だに刑事訴追がされていないのが理由だとばかり、思っていたところ、実は、当の昔に高崎署は地検に本件を送検、起訴し、既に地裁高崎支部で2回も公判が開かれていたことが判明しました。議会関係者に甘い岡田市政の、公平・公正・透明性が改めて問われます。
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警官らが実況見分状況など説明
高崎高前ひき逃げ地裁支部で公判
 高崎高正門前の市道で昨年6月、文化祭の準備中に同校1年の男子生徒=当時(15)=が乗用車にはねられた事故で、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の罪に問われた安中市安中、製印業、滝本雄次被告(63)の第2回公判が3月1日、前橋地裁高崎支部(村田鋭治裁判官)であった。実況見分調書を作成した警察官と鑑定書を作成した県警科学捜査研究所職員の証人尋問が行なわれた。
 警察官は視認状況の確認などを行なった実況見分の様子を説明。「現場の約30メートル手前で人影を確認でき、衝突は避けられたはず」と述べた。職員は時間をさかのぼってアルコール濃度を算定でいるとした上で、「被告人の事故当時のアルコール量を、呼気1リットル当たり0.5~0.8ミリグラムと算定した」と鑑定書の内容を説明した。
 被告側は「実況見分の内容は低支持の視認状況であり、事故の状況を正確に示していない」、「時間の経過によるアルコールの減少量には個人差があり、一概には判断できない」などと反対尋問の中で指摘した。
 起訴状などによると、滝本被告は昨年6月7日午前1時ごろ、高崎市八千代町の同校正門前の市道で、朱熹を帯びた状態で乗用車を運転士、路上に立っていた男子生徒をはね、そのまま逃げたとされる。男子生徒は一時、意識不明の重体となった。
【上毛新聞3月2日朝刊】
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■ところで、当会では、滝本容疑者の配偶者である滝本夏代市議が所属する安中市議会議長宛に、平成22年2月15日付(受付同16日)で、次の行政文書開示請求書を提出しておりました。

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平成22年2月15日
行政文書開示請求書
〒379-0192 安中市安中1-23-13
安中市議会議長 田中伸一 様
          郵便番号 379-0114
          住所 安中市野殿980番地
          氏名 小川 賢 
安中市情報公開条例第6条第1項の規定により、次のとおり行政文書の開示を請求します。
<開示を請求する行政文書の内容又は件名>
平成21年6月16日付け東京新聞の朝刊記事に「容疑者、消防団員勤める 高崎のひき逃げ」と題して、次の内容記事が掲載された。
高崎市の県立高崎高校正門前で七日に生徒(15)がひき逃げされ重体となった事件で、高崎署に自動車運転過失傷害などの疑いで逮捕された安中市安中、製印業の容疑者(62)が、安中市の消防団員を務めていることが分かった。消防団員は市議などと同じ特別職の地方公務員に当たるため、市は条例に基づく懲戒処分を検討している。安中市によると、容疑者は一九八三年に入団。二〇〇四年度から四年間、役員に相当する第一分団副分団長を務めた。市が年二回報酬を払っている。市の条例によると、消防団員は「職務の内外を問わず、団員たる体面を損する行為があったとき」は市長への通知を義務付け、免職、停職、戒告の懲戒処分を定めている。市では「条例に触れる行為であり、手続きを進めたい」としている。高崎署によると、容疑者は「酒を飲んで運転したので逃げた」と供述。(以下省略)
これに関して容疑者の配偶者である市議から、議長宛にひき逃げ事件に関して提出された一切の情報および議会でのその取扱に関する一切の情報、また、市議会でこの事件に関して討議あるいは決議をした事実を証する一切の情報。(8月24日付で開示された情報を除く)
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■この結果、安中市議会議長から、平成22年2月26日付で次の回答がありました。

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安議発第24274号
平成22年2月26日
行政文書不存在通知書
請求者 小川賢 様
         安中市議会議長 田中伸一 (公印)
 平成22年2月16日に請求のありました行政文書について、当実施機関において保有していないため、安中市情報公開条例第11号第2項の規定により通知します。
<開示請求に掛かる行政文書の内容又は件名>
 別紙行政文書開示請求書に記載の「開示を請求する行政文書の内容又は件名」と同じ。
<行政文書が存在しない理由>
 市議からの議長宛に提出された書類はございません。また、市議会で、この件に関する討議或いは議決はありませんので、該当する文書はございません。
<事務担当課>
議会事務局 電話番号027-382-1111 内線1354
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■市長が市長なら、市議会も市議会。市長を監視する側の市議会は、きちんと公務員の飲酒運転の撲滅に向けた決意を全会一致の議決で示し、滝本市議にけじめをつけるように勧告をするとともに、岡田市長にも、滝本容疑者の懲戒処分を速やかに行なうよう提言する必要があるでしょう。

【ひらく会情報部】

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