市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

市営住宅家賃52万円踏み倒しで提訴して、群馬銀行に毎年2千万円をくれてやる岡田市政の太っ腹

2010-03-24 12:51:00 | 困ったちゃん岡田義弘・元市政
■15年前に発覚した史上空前絶後の安中市土地開発公社を舞台にした51億円巨額詐欺横領事件の単独犯とされ、その後千葉刑務所に服役して、昨年9月に任期満了で出所した元職員タゴは、かつて、原市の市営住宅に住んでいたことがありました。

 当時、隣組の班長が、市営住宅の各戸に配り物をしたとき、ドアを開けると、母子家庭のはずが、なぜかタゴが顔を出して不審に思ったという情報が、事件発覚当時、当会に寄せられたことがありました。よく調べると、タゴは、職員でありながら市営住宅に入居するために、母子家庭を装って格安で入居し、さらに補助金さえもらっていたことが判明しました。
■このように、安中市のチェックはズサンで、税金や家賃をごまかしたり、滞納しても、市の関係者の口利きがある場合は、大目に見る傾向がこれまでにも多々あり、タゴ事件の膨大な捜査資料をみても、そうした事例は枚挙にいとまがありません。また、ごまかしたり滞納したりする金額が多額であればあるほど、安中市は、回収の努力を怠る傾向がありました。

 そのような体質の安中市ですが、平成22年3月24日の上毛新聞によると、市営住宅の家賃滞納者を提訴するという記事が掲載されました。

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市営住宅の家賃滞納4人提訴へ 安中市
 安中市は23日までに、市営住宅の家賃を滞納してる男女4人に対し、住宅の明け渡しと滞納家賃などの支払を求め、前橋地裁に提訴することを決めた。
 4人の滞納額と滞納期間は、59歳男性が約150万円(119ヶ月)、49歳男性が約87万円(57ヶ月)、75歳女性が約75万円(82ヶ月)、58歳女性が約52万円(96ヶ月)。4人はs再三の支払い請求に応じないだけではなく、長期間にわたり市営住宅を使っていない為、「特に悪質」と判断した。
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■家賃を最大10年近くも滞納した住民にも呆れますが、踏み倒しをこれまで容認してきた安中市の体質は、やはり少しも変わっていないな、というのが多くの市民の感想です。

 それより、52万円から150万円までの滞納金回収ももちろん必要ですが、肝心の「チョー特段に悪質」なタゴに対して、10年半も前に損害賠償請求の提訴をしながら、未だに取りはぐれている約24億円の請求をしているのか、いないのか、ノラリクラリしている安中市の対応を見るにつけ、タゴの巨額豪遊と事件関係者の懐に消えた巨額使途不明金の尻拭いだけをさせられている安中市民としては、やりきれない気持ちでいっぱいです。

■せっかく家賃滞納者の提訴に踏み切った岡田市長の決断を契機に、タゴに対する損害金回収への決意のほうも確認する必要があります。また、市営住宅の家賃滞納者に対して、今回「特に悪質」な市民を対象に提訴したわけですが、そのほかの「悪質」なケースもあるようなので、滞納の実態についても情報公開で確認してみたいと存じます。

【ひらく会情報部】

コメント (6)
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