■2016年2月に、ごみを燃やした灰(焼却残さ)の最終処分場にスラグが使われているとする新聞報道がありました。次の記事をご覧ください。
**********2016年2月25日朝日新聞群馬版
PDF → 2016n0225v.pdf
渋川の最終処分場、スラグ250トンを使用 /群馬県
大同特殊鋼の渋川工場から有害物質を含む鉄鋼スラグが出荷され、県内の公共工事に使われていた問題で、渋川市などでつくる一部事務組合の一般廃棄物の最終処分場の敷地内で約250トンのスラグが使われていたことが24日、組合の議会で明らかになった。
組合の山本俊彦事務局長は、渋川市の小野上処分場で2005〜11年度にかけて計248・5トンのスラグが敷地内に搬入され、道路に使われたと答弁した。
県は昨年9月、大同特殊鋼の鉄鋼スラグを廃棄物と認定しており、議員からは今後スラグをどうするかとの質問があった。山本事務局長は「どこに使われているのか不明な部分があり、現在調査中」と述べた。榛東処分場(榛東村)についてもスラグの使用の有無を調べているという。
また、処分場の管理などの業務委託を1983年から30年超、大同特殊鋼の関係会社1社と随意契約し続けてきた理由について尋ねられると「地方自治法施行令に定められた、競争入札に適しない事案に該当する」「長年にわたり受託して豊富な経験がある」などと述べた。
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なんと一般廃棄物の焼却残さを埋設する最終処分場にも、スラグが不法投棄されていると報道されています。一般廃棄物処分場には、産業廃棄物である有害スラグを投棄することはできません、不法投棄に当たると断定できるのです。報道には「榛東処分場(榛東村)についてもスラグの使用の有無を調べている」とあります。
■当会でも、この榛東処分場を以前調査しています。こちらをご覧ください。
〇2015年10月25日:大同スラグ問題を斬る!・・・渋川市の対応「ここが変だよ」番外編その2“百聞は一見に如かず”渋川広域圏↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1770.html#readmore
一般廃棄物の焼却残さの埋設を完了した榛東処分場の上には、キャンプ場が立てられて、子ども達が楽しそうに遊びまわっているのですが、入り口にはデカスラグが不法投棄されています。
↑榛東処分場の上にあるキャンプ場入り口には、デカスラグがザックザク。スラグに鉄が付着しています。“スラグデラックス”と呼ぶにふさわしい光景です。↑
ここで当会が誇るリットン調査団の登場です。
*****リットン調査団の現況レポート*****
リットン調査団集合(^^)/。
赤い水調査を続けます。
↑榛東の一般廃棄物の最終処分場に再び来てみました。↑
↑水処理施設は一番下にありますので、その上側にキャンプ場まで焼却残さを埋め立ててあるようです。不法投棄の悪事を重ねるブラック佐藤建設工業と異なり、善人グループである徘徊老人の調査団には、桜の花がお出迎え。まさに花咲じじいの心境です。まだ花は蕾ですが、春の息吹を感じますね。↑
↑一段上りあがった場所に、最終処分場から染み出た水を集める構造物があります。あれっ?赤茶色に染まっていませんか?↑
↑うっ!「赤い・・」思わず息が止まる団員C。共倒れになるから心臓マッサージはしてあげられないよ。↑
↑サビ水がオーバーフローした跡が・・・。↑
↑あれぇ。☆のマークの大同特殊鋼様の文字が・・・ちょちょっと、左奥の木の根元が変ですね。↑
↑赤茶色のサビ水が大量に“湧き出して”います。“染み出た”というレベルを超越しています。↑
↑群馬の大地が赤く燃えている。♪真っ赤に燃えた~♪と懐メロを思わず口ずさむ花咲ジジイなのだ。↑
↑もしかしたら、水処理施設の周りも赤くないか?↑
↑ピンポ~ン!川が赤い?↑
↑川が真っ赤っか!これ本当に酷い。大同様は最終処分場の管理をしているらしいですが、この水を試験しているのですか?↑
*****続く*****
■大同・佐藤ブラック連合が不法投棄した有害危険スラグですが、その殆どはアスファルトや盛り土で蓋をされてしまい、我々がその姿をジカに見ることはなかなかできません。しかし天網恢恢、悪い事はできないものです。悪事の証が「赤い水」の印となって、不法投棄の実態を私たちに知らせてくれているかのようです。
もしかしたら神様は、悪のブラック連合ではなく、花咲ジジイの徘徊老人グループ・リットン調査団に微笑んでくれているのでしょうか?
いえいえ、予断は許されません。ブラック連合には、過去にばら撒いた「スラグマネー」という隠し玉があるのです。今も多額のウラ工作資金を投入しつつ、きれいな群馬ちゃんを台無しにしたこのスラグ不法投棄事件のもみ消しを謀っているのです。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】