■群馬高専でアカデミックハラスメントが頻発しているという情報が当会に寄せられたのは、2015年4月のことでした。情報によれば、とくに2014年4月からアカハラの被害が酷くなっていたようです。このため、当会では、2015年4月15日付で、公開質問状を学校側に提出しましたが、プライバシーを理由に一切の回答を拒否されました。その後、同6月26日に情報開示請求をしておりましたが、これも同7月23日に全面不開示とされたため、2015年8月31日に異議申立をしたところ、本件は内閣府の情報開示・個人情報保護審査会に諮問され、2度の審議をへて、2016年3月2日に「不開示処分の取消しを求める」とする答申が、審査会から国立高専機構に出されました。
そのため3月18日に、機構の総務課須田担当に電話で聞いたところ、総務省のガイドラインで概ね60日の準備期間をおいて、開示についての判断と通知を行うことが分かりました。これを踏まえて同3月23日には群馬高専を直接訪れて、早期の情報開示を強く要請しました。次のブログを参照ください。
○2016年3月24日:アカハラ問題の実態と学校側の対応とが分かる情報の早期開示を群馬高専に直訴↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1933.html#readmor
答申が3月2日に出されたことから、ガイドラインで目安とされている60日の準備期間を勘案すると、改めて開示決定通知が出されるのは5月2日ということになります。
■そこで、本日4月25日の昼過ぎに、再び機構に電話をしてみました。すると、総務課の須田担当は3月末に異動で他の部署に移ってしまったことが判明しました。受付の職員に事情を説明し「後任者に繋いで欲しい」とお願いしたところ、まもなく総務課の中村担当が電話にでました。
中村担当によれば、現在、機構では、答申を受けた形での処分決定通知の内容について、「ほぼ群馬高専との協議を終わり、今週中、つまり4月末までに決裁をとって、5月2日頃に発送できる予定だから、連休明けには通知書が届くと思う」という趣旨の説明がありました。
当会は、「処分決定通知の内容は、まだ決裁が取れていないとのことだが、あらまし、どのような内容なのか。たとえば、全面開示なのか、それとも、ちょっぴりしか開示しないのか、あるいは答申を無視して、ふたたび全面不開示なのか、教えてもらえるとありがたいのだが」とお願いしました。しかし、やはり責任者の決裁前には守秘義務があるということで、中身については話してもらえませんでした。
■こうして、2015年4月に情報公開請求をしてから1年以上もかかって、ようやく何らかの情報開示が行われることになりそうです。しかし、この1年間に、さらにいろいろな事件が群馬高専で発生してしまいました。
その最も大きな事件は、2015年6月と、2016年1月に、ともに群馬高専の寮生のかたがたが不慮の死を遂げたことです。このことについても、当会は調査を進めてきましたが、学校側の厳しい情報管制に阻まれ、事件の真相に迫ることはまだ出来ておりません。
今年の1月の事件では、保護者を対象とした説明会が開催されるというので、当会の代表も説明会場に足を運びましたが、保護者とは関係ないということで、排除されてしまったことは既にこのブログで報告済みです。
○2016年2月7日:痛ましい事件の再発にもかかわらず相変わらず隠ぺい体質の群馬高専に問われる学生への手厚い精神的ケア↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1887.html
そのため、今回、仮に全面開示となった場合、2016年度中に起きたこれらの不幸な事件についても、学校側からこれらの事件についてもアカハラによるものだとして、調査報告書の類が開示されるのかどうか、注目したいと思います。
さらに当会の調査では、2014年の初めにも、やはり寮生が悲惨にも1名亡くなられているという情報を把握しています。こちらの事件についても学校側から関連する調査報告書等が開示対象としてリストアップされるのかどうか、アカハラがその原因となっていたのかどうか、当会として、慎重に見極めてゆく必要があると考えております。
■いずれにしましても、連休明けと思われる機構からの通知が届くのを待ちたいと存じます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
そのため3月18日に、機構の総務課須田担当に電話で聞いたところ、総務省のガイドラインで概ね60日の準備期間をおいて、開示についての判断と通知を行うことが分かりました。これを踏まえて同3月23日には群馬高専を直接訪れて、早期の情報開示を強く要請しました。次のブログを参照ください。
○2016年3月24日:アカハラ問題の実態と学校側の対応とが分かる情報の早期開示を群馬高専に直訴↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1933.html#readmor
答申が3月2日に出されたことから、ガイドラインで目安とされている60日の準備期間を勘案すると、改めて開示決定通知が出されるのは5月2日ということになります。
■そこで、本日4月25日の昼過ぎに、再び機構に電話をしてみました。すると、総務課の須田担当は3月末に異動で他の部署に移ってしまったことが判明しました。受付の職員に事情を説明し「後任者に繋いで欲しい」とお願いしたところ、まもなく総務課の中村担当が電話にでました。
中村担当によれば、現在、機構では、答申を受けた形での処分決定通知の内容について、「ほぼ群馬高専との協議を終わり、今週中、つまり4月末までに決裁をとって、5月2日頃に発送できる予定だから、連休明けには通知書が届くと思う」という趣旨の説明がありました。
当会は、「処分決定通知の内容は、まだ決裁が取れていないとのことだが、あらまし、どのような内容なのか。たとえば、全面開示なのか、それとも、ちょっぴりしか開示しないのか、あるいは答申を無視して、ふたたび全面不開示なのか、教えてもらえるとありがたいのだが」とお願いしました。しかし、やはり責任者の決裁前には守秘義務があるということで、中身については話してもらえませんでした。
■こうして、2015年4月に情報公開請求をしてから1年以上もかかって、ようやく何らかの情報開示が行われることになりそうです。しかし、この1年間に、さらにいろいろな事件が群馬高専で発生してしまいました。
その最も大きな事件は、2015年6月と、2016年1月に、ともに群馬高専の寮生のかたがたが不慮の死を遂げたことです。このことについても、当会は調査を進めてきましたが、学校側の厳しい情報管制に阻まれ、事件の真相に迫ることはまだ出来ておりません。
今年の1月の事件では、保護者を対象とした説明会が開催されるというので、当会の代表も説明会場に足を運びましたが、保護者とは関係ないということで、排除されてしまったことは既にこのブログで報告済みです。
○2016年2月7日:痛ましい事件の再発にもかかわらず相変わらず隠ぺい体質の群馬高専に問われる学生への手厚い精神的ケア↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1887.html
そのため、今回、仮に全面開示となった場合、2016年度中に起きたこれらの不幸な事件についても、学校側からこれらの事件についてもアカハラによるものだとして、調査報告書の類が開示されるのかどうか、注目したいと思います。
さらに当会の調査では、2014年の初めにも、やはり寮生が悲惨にも1名亡くなられているという情報を把握しています。こちらの事件についても学校側から関連する調査報告書等が開示対象としてリストアップされるのかどうか、アカハラがその原因となっていたのかどうか、当会として、慎重に見極めてゆく必要があると考えております。
■いずれにしましても、連休明けと思われる機構からの通知が届くのを待ちたいと存じます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】