■シリーズ赤い水の6回目です。今回は、ブラック佐藤建設工業の村上採石場のおひざ元を訪ねました。
↑佐藤建設工業のホームページにある実績紹介で誇らしげに掲載されている「渋川西部地区 農作業道整備工事」の施工現場を訪ねました。↑
比較のために、佐藤建設工業様のホームページにある現場写真を次に引用します。
※㈱佐藤建設工業のHP → http://satokensetsukougyou.co.jp/perform/
↑「渋川西部地区 農作業道整備工事」(出典:同社HP実績紹介)。↑
*****リットン調査団の現況レポート*****
■リットン調査団レポート続けます(^^)/。
↑この農道の入り口にあるブロック擁壁です。↑
↑明らかに水抜きパイプやその周りから、赤い水が染み出しています。↑
↑少し奥に進むと、またブロック擁壁が見えてきました。↑
↑失礼して畑に下りてみました。こちらも控えめですが赤くなっています。すぐ畑ですので、このままずっと、控えめな「赤い水」であってほしい、と祈るしかありません。↑
↑控えめながらも、赤い水が染み出ています。佐藤建設工業さん、お願いだから畑ぐらいは遠慮してくれないものでしょうか。そう言えば、耕作放棄対策補助金事業の東吾妻町萩生地区の農道にも、容赦なく100%“生一本”スラグを叩き込んだのでしたね。農道に100%スラグ=100%毒を不法投棄するとは、本当に惨いことをしたものですね。↑
■リットン調査団の報告は更に続きます。と言っても、実は「春はあけぼの・・・」とばかり、早朝からそわそわ徘徊しているだけじゃないか、と言われそうですが・・・・。
↑さて、ご覧の場所は、ブラック佐藤建設工業の村上採石場のふもとにある道路脇のブロック擁壁です。↑
この現場も、佐藤建設工業のホームページに実績として紹介されています。引用して見ましょう。↓
http://satokensetsukougyou.co.jp/perform/
↑「市道堀の内北塩川線道路改良工事」(出典:同社HP実績紹介)。↑
場所はこちらです。↓
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衛星写真はこちらです。↓
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■それではこの現場から、リットン調査団レポートを続けます(^^)/。
更にブラック佐藤建設工業の村上砕石場に近づいて来ました。天然石を採取している村上採石場を探して迷っていると、ふもとに、高く横に長いブロック積擁壁を発見しました。この道にはあちこちにブロック擁壁がありますが、新しく見える擁壁の中段から下に赤茶色くなっている様子が確認できます。
↑折れ曲がっているブロック擁壁です。赤い色が目立ちますね。↑
↑水抜きパイプやその周りから赤い水が流れ出しています。上武国道・上細井1号地下道付近の擁壁と同じ状況です。↑
↑折れ曲がっている部分から、まさにサビ色の水が流れた跡が・・・。↑
↑「赤い!うっ・・・」思わずうずくまる団員C。でも、背負ってあげられないよ、共倒れになるからね。↑
↑同じ市道堀の内北塩川線の、別の道路改良工事場所のブロック擁壁を撮影して見ました。↑
↑ご覧のとおり、全く、赤い水が流れ出た形跡はありません。佐藤建設工業が施工したと思われる場所のみ、赤い水の痕跡があるのです。↑
**********続く**********
■佐藤建設工業のホームページを見ると、誇らしげに工事実績が紹介されています。そこには新聞報道されたソフトバンク榛東ソーラーパークなどの工事に並んで、「市道堀の内北塩川線道路改良工事」や「渋川西部地区 農作業道整備工事」が誇らしげに紹介されています。
今回赤い水が確認されたのは、この市道・農道ではないかと推測されます。
佐藤建設工業は、販売する全ての建設資材に有害危険スラグを混入していました。佐藤建設工業の試験表が添付されている工事個所は、全て、スラグの不法投棄が疑われます。
今回調査したこれらのブロック擁壁の裏側にも、スラグが不法投棄されていたことは容易に想像できます。当会では赤い水自体の有害性もさることながら、赤い水の発生源を特に問題にしています。
これらの擁壁の施工がHPの実績紹介どおり、佐藤建設工業によるものだとすると、会社ぐるみでスラグの不法投棄を推進したブラック企業のことですので、擁壁の裏側にスラグを乱暴に投棄したことが考えられます。
スラグ濃度が濃い場合には、どのような現象が発生するのでしょうか。同じように赤い水がしみ出している国土交通省・上細井1号地下道付近の擁壁と同様に、徐々に破壊されていった挙句に恐ろしい結末が想像できるのです。ブラック擁壁は、「倒れる・崩れる・滑る」という危険を伴っているのです。
■私たちの生活を豊かにするはずの公共事業で、こうした不法投棄が繰り広げられているのは、到底信じ難いことです。しかも、その原因者が法律によって罰せられないとなると、これはもう、無法状態としか言いようがありません。
群馬県が2015年9月7日に廃棄物処理法違反容疑で告発に踏み切り、同9月11日に県警がブラック連合をそれぞれ強制捜査してから7カ月が経過しました。このまま、ズルズルと推移していけば、ある日突然、前橋地検から「不起訴処分通知」が群馬県に出されるかもしれません。
もちろん、我が国は法治国家ですから、そのようなことは悪夢にすぎないでしょう。しかし、当会としては苦い経験があります。それは、地元の代議士によるドリル事件で東京地検特捜部があれだけ強制捜査をしたにもかかわらず、6か月後に告発者である当会に不起訴処分通知が突然届いたことがあるからです。
万万が一、この事件が不起訴処分、あるいは事件として立件そのものができなくなってしまった場合、どんなことが想像されるでしょうか。
いろいろなことが想定されますが、大きな懸念は廃棄物処理法に基づく許認可制度が骨抜きになることが挙げられます。これだけ大規模に不法投棄をしてきた無許可業者を取り締まれないという前例が確定してしまうと、不法投棄が堂々とまかり通り、そうでなくても、既に山間部が広範囲に放射能汚染されている群馬県の生活・営農・自然環境は、さらに脅威にさられさることになります。そうなると、いったいこの国はどうなってしまうのでしょうか?
■法治国家の看板を下ろさなければならない事態を招くことだけは、絶対に避けなければなりません。今回の大規模な有害スラグ=サンパイ不法投棄事件の顛末に、国民、県民、市民、住民として注視して参りたいと思います。そのために、市民オンブズマン群馬でも、できることはなんでもやっていきたいと考えております。
【市民オンブズマン群馬・大同スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
↑佐藤建設工業のホームページにある実績紹介で誇らしげに掲載されている「渋川西部地区 農作業道整備工事」の施工現場を訪ねました。↑
比較のために、佐藤建設工業様のホームページにある現場写真を次に引用します。
※㈱佐藤建設工業のHP → http://satokensetsukougyou.co.jp/perform/
↑「渋川西部地区 農作業道整備工事」(出典:同社HP実績紹介)。↑
*****リットン調査団の現況レポート*****
■リットン調査団レポート続けます(^^)/。
↑この農道の入り口にあるブロック擁壁です。↑
↑明らかに水抜きパイプやその周りから、赤い水が染み出しています。↑
↑少し奥に進むと、またブロック擁壁が見えてきました。↑
↑失礼して畑に下りてみました。こちらも控えめですが赤くなっています。すぐ畑ですので、このままずっと、控えめな「赤い水」であってほしい、と祈るしかありません。↑
↑控えめながらも、赤い水が染み出ています。佐藤建設工業さん、お願いだから畑ぐらいは遠慮してくれないものでしょうか。そう言えば、耕作放棄対策補助金事業の東吾妻町萩生地区の農道にも、容赦なく100%“生一本”スラグを叩き込んだのでしたね。農道に100%スラグ=100%毒を不法投棄するとは、本当に惨いことをしたものですね。↑
■リットン調査団の報告は更に続きます。と言っても、実は「春はあけぼの・・・」とばかり、早朝からそわそわ徘徊しているだけじゃないか、と言われそうですが・・・・。
↑さて、ご覧の場所は、ブラック佐藤建設工業の村上採石場のふもとにある道路脇のブロック擁壁です。↑
この現場も、佐藤建設工業のホームページに実績として紹介されています。引用して見ましょう。↓
http://satokensetsukougyou.co.jp/perform/
↑「市道堀の内北塩川線道路改良工事」(出典:同社HP実績紹介)。↑
場所はこちらです。↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=18&lat=36.560756555292635&lon=138.9008698757103&cond=&pluginid=place&z=15&mode=map&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.55812214594178&hlon=138.9038675929901&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>
衛星写真はこちらです。↓
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■それではこの現場から、リットン調査団レポートを続けます(^^)/。
更にブラック佐藤建設工業の村上砕石場に近づいて来ました。天然石を採取している村上採石場を探して迷っていると、ふもとに、高く横に長いブロック積擁壁を発見しました。この道にはあちこちにブロック擁壁がありますが、新しく見える擁壁の中段から下に赤茶色くなっている様子が確認できます。
↑折れ曲がっているブロック擁壁です。赤い色が目立ちますね。↑
↑水抜きパイプやその周りから赤い水が流れ出しています。上武国道・上細井1号地下道付近の擁壁と同じ状況です。↑
↑折れ曲がっている部分から、まさにサビ色の水が流れた跡が・・・。↑
↑「赤い!うっ・・・」思わずうずくまる団員C。でも、背負ってあげられないよ、共倒れになるからね。↑
↑同じ市道堀の内北塩川線の、別の道路改良工事場所のブロック擁壁を撮影して見ました。↑
↑ご覧のとおり、全く、赤い水が流れ出た形跡はありません。佐藤建設工業が施工したと思われる場所のみ、赤い水の痕跡があるのです。↑
**********続く**********
■佐藤建設工業のホームページを見ると、誇らしげに工事実績が紹介されています。そこには新聞報道されたソフトバンク榛東ソーラーパークなどの工事に並んで、「市道堀の内北塩川線道路改良工事」や「渋川西部地区 農作業道整備工事」が誇らしげに紹介されています。
今回赤い水が確認されたのは、この市道・農道ではないかと推測されます。
佐藤建設工業は、販売する全ての建設資材に有害危険スラグを混入していました。佐藤建設工業の試験表が添付されている工事個所は、全て、スラグの不法投棄が疑われます。
今回調査したこれらのブロック擁壁の裏側にも、スラグが不法投棄されていたことは容易に想像できます。当会では赤い水自体の有害性もさることながら、赤い水の発生源を特に問題にしています。
これらの擁壁の施工がHPの実績紹介どおり、佐藤建設工業によるものだとすると、会社ぐるみでスラグの不法投棄を推進したブラック企業のことですので、擁壁の裏側にスラグを乱暴に投棄したことが考えられます。
スラグ濃度が濃い場合には、どのような現象が発生するのでしょうか。同じように赤い水がしみ出している国土交通省・上細井1号地下道付近の擁壁と同様に、徐々に破壊されていった挙句に恐ろしい結末が想像できるのです。ブラック擁壁は、「倒れる・崩れる・滑る」という危険を伴っているのです。
■私たちの生活を豊かにするはずの公共事業で、こうした不法投棄が繰り広げられているのは、到底信じ難いことです。しかも、その原因者が法律によって罰せられないとなると、これはもう、無法状態としか言いようがありません。
群馬県が2015年9月7日に廃棄物処理法違反容疑で告発に踏み切り、同9月11日に県警がブラック連合をそれぞれ強制捜査してから7カ月が経過しました。このまま、ズルズルと推移していけば、ある日突然、前橋地検から「不起訴処分通知」が群馬県に出されるかもしれません。
もちろん、我が国は法治国家ですから、そのようなことは悪夢にすぎないでしょう。しかし、当会としては苦い経験があります。それは、地元の代議士によるドリル事件で東京地検特捜部があれだけ強制捜査をしたにもかかわらず、6か月後に告発者である当会に不起訴処分通知が突然届いたことがあるからです。
万万が一、この事件が不起訴処分、あるいは事件として立件そのものができなくなってしまった場合、どんなことが想像されるでしょうか。
いろいろなことが想定されますが、大きな懸念は廃棄物処理法に基づく許認可制度が骨抜きになることが挙げられます。これだけ大規模に不法投棄をしてきた無許可業者を取り締まれないという前例が確定してしまうと、不法投棄が堂々とまかり通り、そうでなくても、既に山間部が広範囲に放射能汚染されている群馬県の生活・営農・自然環境は、さらに脅威にさられさることになります。そうなると、いったいこの国はどうなってしまうのでしょうか?
■法治国家の看板を下ろさなければならない事態を招くことだけは、絶対に避けなければなりません。今回の大規模な有害スラグ=サンパイ不法投棄事件の顛末に、国民、県民、市民、住民として注視して参りたいと思います。そのために、市民オンブズマン群馬でも、できることはなんでもやっていきたいと考えております。
【市民オンブズマン群馬・大同スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】