■東邦亜鉛安中製錬所の工場視察を終えた一行は、再び事務棟に戻り、11時から意見情報交換会に入りました。さっそく、続きのやり取りを見てみましょう。
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安中製錬所の全景(ジオラマ)。↑
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視察後の協議風景。↑
会社司会:ご視察、大変ご苦労様でした。それでは、引き続きまして、意見情報交換会に移らさせていただきます。意見情報交換会で会社側の、司会役をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。それでは、平成27年度経過と、28年度の設備改善計画等につきまして、所長の秋山よりご報告をさせていただきます。
会社所長:工場視察会、大変ご苦労様でございました。それでは早速ですが、私の方から、製錬所の27年度の近況と28年度の設備改善計画を、合わせてご報告をさせていただきます。27年度、環境面につきましては、順調で問題なく推移しております。一方、操業面におきましても、安定したものとなっております。えー、大型更新工事としまして、焙焼炉の天井レンガと側壁の更新工事、それから第2変電所の特高母線連絡遮断器更新工事、それからキルンのバグフィルター函体更新工事も実施しております。28年度につきましては、設備の老朽化に対応する工事として、キルン函体製作工事、キルンドライヤ駆動ギア製作工事の他に、ケイ滓置き場移転工事を予定しております。えー、工事の高額なものについて述べさせていただきましたが、今後ともに安中製錬所の設備を計画的に、より良いものにしていく所存でありますので、地元の皆様のご理解をよろしくお願い申し上げます。えー、引き続きまして、環境問題で懸案事項となっております畑地土壌改良事業などにつきまして、環境の中島の方より、報告をさせていただきます。
会社司会:それではですね、えー、環境管理室、中島より、環境関連の懸案事項に関しまして、27年度の大まかな経過についてご報告を申し上げます。まず、公特事業の推進についてですが、えー、当社は毎年、公特事業に関します、えー、行政側の窓口であります、群馬県農政部技術支援課、並びに安中市産業部農林課、まあ、こういったところと、事業の推進状況の報告を受けております。ただですね、今回につきましては、推進委員会の役員3名の方、こちらのほうに同席をいただきまして、4者間、要は、県、市、推進委員会の役員会のかた、それと会社という4者間に拡大しまして、28年の1月25日に、意見交換会を実施しております。議題の中心についてはですね、20年前に議論をされました立木補償に対する考え方についてのすり合わせを行った、というものでございます。現時点の会社の考え方を披歴させていただきました。席上ですね、推進委員会の皆さん、役員さんからは、昔の話をだいぶしていただきました。えー、まあ、そう言った中でですね、えー、4者間の最終の目的については、事業の早期決着、これを目指すものだと、いうことで、えー、会社としては、昔の記憶や思惑が事業推進の障害にならないために、過去の立木補償の経緯は白紙で考えてほしい。また、一般的に・・・一般的には、公特事業で立木補償はない。ただですね、えー、仮に事業推進のために必要とするならば、あらためて協議に応じたいと、いう意向を伝えております。事業の推進状況につきましては、行政の窓口から、27年度の目標と致しまして、対象エリアを再度調査したうえで、事業の見直し計画を確定し、概算事業費の算出を27年10月ごろまでに行い、その後ですね、会社を含めた、関係機関と協議を進めたいという意向を窺っておりました。しかし、残念ながら、作業は1年程度遅れていると、いうふうな報告がありました。ただですね、全く前進が無いわけではなくてですね、えー、客土の確保につきましては、公特・・・公共事業等で発生した優良土壌を公的な土地に確保するなど、具体的着工に向けてチャンスを逃さないように、鋭意、準備を進めているという話しもうかがっています。また本年4月には、県・市の農政担当の人事異動がありました。会社としては、新しい担当にですね、面会を求めまして、本件の解決に向けたご尽力を強く要請した、会社としましては、今後も推進委員会の早期実現に向けたご努力に期待を寄せながら引き続き強い関心を持って注目していきたいというふうに考えています。続きまして27年度産米のカドミウム濃度の調査結果についてご報告いたします。ご案内のとおり、23年度産米から作付け禁止の新規格、こちらが0.4ppmになりました。更に、国による買い取り制度、こちらもなくなっております。そうしたことから調査結果の動向が注目されていますが、27年度も5年連続問題なし、との報告を受けています。安中市については、毎年5件の希望者を対象に、継続的に検査を実施しておりますが、結果はいずれも基準値を大きく下回るという内容であったという報告を受けております。またですね、高崎市ですけれども、農協で実施した対象地の27年度調査結果については、0.1ppm以下ということで、問題なし、ということで報告を受けております。以上が会社側が把握しております27年度の状況でございます。詳細部分については、ご質問にお答えする形でご理解を賜りたいと思いますので、よろしくお願い申しあげます。では、以降の進行につきましては、高坂先生にお願いをいたします。よろしくお願いをいたします。
弁護団司会:皆様どうもご苦労様でした。それではあのう、視察会、視察の結果、あるいは日ごろ疑問に思っていること、質問や意見がございましたらお願いします。
会員N:Nです。あのう、今度ほら、鉱滓置き場というんですかね。あの隣がうちの、いま竹ヤブになっているんですけれど、あれは公特事業で(汚染土を)剥ぐんですよね。で、畑にするんですよ。で、そこの隣に、そういうものを置かれると、また畑が汚染されちゃうんじゃないかと思うんですよ。
会社副所長:まあ、絶対そんなことがあってはいけないんで、えー、十分その辺も配慮します。で、まあ、あのう、バスの中でも説明しましたけれど、境目から1mぐらい下がったところに、えー、4mぐらいのですね、擁壁を作って、さらにその上に20mぐらいの鉄のフェンスで、それをホコリが飛ばないように、えー、十分するつもりであります。で、あのう、鉱さいというふうに言われましたけれども、ケイ滓については、もうそんなに、あのう、亜鉛の濃度も高くなくてですね、まあ、鉄が40パーセントぐらいのものなんですけれども、ホコリは出しちゃいけないっていう、あれになっているんですけれども、その辺は十分、あのう、配慮して、えー、せっかく公特事業をやるところを、また汚すようなことがあったり、あるいは、もうだいぶ住居もできているんでですね、そういう人たちに音とかホコリとか、嫌な思いはさせないようにしたい、ということで、一応、計画しています。
会員N:そういう、デカいものを作ると、今度は畑に対して風通しが悪くなるんじゃないかな?
副所長:そ、その辺はあるかも・・しれないですね。ちょっと・・・まあ、それはちょっと、また話合いをさせてもらったりしてもらいたい。
会員N:この前も言ったんじゃあねえけれども、お墓のところと交換っつーことはできなえんかね?
副所長:で、ですね、そのう、公特事業の土地については、えー、まあ、そのう、対会社と個人と・・やらないように行政のほうから指導もあってですね、気持ちはよーく分かるし、うちもそうしてほしいとは思うんですけれども、やっぱし個別にいろいろやっちゃうといろんな問題が起きるということので、そうしないでほしいと言われています。ということなんで、全体の中で、あのう、推進委員会の中で認めてもらうんであれば、いいと思うんですけれども、あのう、今個別でそれをやるということは、ちょっとできないんで、ご容赦いただきたいと思うんです。
会員N;あと、野殿に緑地帯をあんなに作るのに、岩井の、岩井の、こう人家と東邦亜鉛の間に、ちょうどあの辺は緑地帯にしても良いんじゃないかなんて、俺は思うんだけれどね。
副所長:そ、その件は会社として、ちょっとコメントできないので、あのう、まあ、そちらの対策委員会の方でですね、推進委員会の方で、えー、いろいろご討議していただければなというふうに思います。会社としては、その決まったことについて精一杯、協力をしていくような姿勢で臨んでいきたいと、いうふうに思っております。
弁護団司会:あのう、補足してお聞きしたいんですけれど、えーと、今の場所はどの辺なんですかね?
会員N:なんというかな、変電所のすぐ隣なんです。
弁護団司会:昔の変電所のところなんですか?
会員N:そう。
弁護団司会:で、今そのう、会社の方で計画をお話しなさいましたけれど、今その計画というのはどの辺の段階なんですか。まだ図面を書いてみた段階なんですか?
副所長:ええ、えーとですね、えー、まあのう、けい滓についてはそうなんですけれども、実は今まで井上道路さんに貸してまして、まあ、あのう、まあ、使う材料をためておられたんですけれども、うちのほうがトラックの大型化とかが最近ものすごい勢いで進んでいまして、えー、ちょっと手狭になったことで、ということでかえしてほしいということで、かねてより言ってました。で一応、今月の3月にですね。あのう、賃貸契約が切れまして、やっと返してもらうんですけれども、えー、それでですね、えー、まああのう、目的は、あのう、ケイ滓を置くところなんですけれども、まあ、井上道路さんの場合でしたら、あのう、何を置いてもいいというか、まあ、あんまり規制はないんですけど、当社の場合は、そのう、雨水の対策だとか、今言ったホコリの対策だとかですね、この辺きちっとやっぱりやって、地域の皆さんにもご理解をいただかなくちゃいけないということから、えー、考え方としては、あのう、要は地下浸透しないセメントの厚みのですね、えー、床にして、今言った塀を4m、高さ2mのフェンスで囲んで、えー、ホコリと音ですね。これを遮断して、えー、これは法的にはですね、あのう、一般・・・大気汚染防止法の一般・・・えー、えー、粉塵発生施設という、まあ、それ、今も、あのう、山の中腹にある置き場も同じなんですけれども、そういったものの法律が掛かります。で、まあ、当社としてはそれ以上の、ものをちゃんと作ってですね、それと、まあ道路の、あの、トラック、とにかくデカかくなっちゃってますんで、その、あのう、道路についても、会社側につくって、岩井のほうはもう完全に止めて、もう、そこにトラック・・・あそこ農免道路ですから、あっちのほうにトラックが、あのう、行き来しないような形にしたいということで、計画ができています。で、ですね、えー、大気汚染防止法の一般、えー、発塵施設については、えー、図面を出して、1カ月後に着工と言うことになっています。ですから、今はまだ、そのう、塀とか作る段階にはなっていません。井上道路さんから返してもらって、今、その事前のですね、あの、現況復帰を今、してもらっているところです。で、えー、図面を早急に出して、1カ月後に着工したいと思います。で、最終的には、えー、今年の10月に全部を完成させたいというふうに考えております。以上です。
弁護団司会:その施設の場所は、あのう、公特事業の対象になる土地のすぐ隣にできるという位置関係なんですか?
副所長:えーと、今ですね、今も、あのう、超高圧の隣に、Nさんの土地があってですね、そこはもう、農免道路をつくるときに、あのう、ちょっと遮断されて、非常に入りずらい所になってしまっているということですね。まあ、昔からの口約束で、うちの土地、あのう、あのう、記念碑がある隣に持っていますので、そういうところと交換すればいいではないかという話は、むかしの人もしていたというふうに、我々も聞いております。ただ、これはですね、公特事業がきちっとできるまで、そうやたら会社のほうで、じゃあいいよ、あそこを替えてやると、いうようなことをしてはいけないということになってまして、まああのう、長い間、公特事業が進まないことの一番の原因なんですけれども、まあ、中島さんの家は不便だと言うか、公特・・道路で仕切られた、えー、会社側の土地を、まだ持たされているところだという状況です。で、まあ、会社の考えとしては、まあ、皆さんの理解が得られるのであれば、当然、会社に近いほうは会社のほうで管理させてもらって問題が起きないようにして、えー、まあ、皆様の家に近い方は、えー、と、交換するような形ができればすばらしいというふうに思っていますけど、ただ、個別にそうやってはいけないということも、行政の言うのも理解できるんでですね、えー、まだしばらく我慢してもらえないかというふうに思っております。
弁護団司会:はい。
副会長:今のね、話なんですけれども、私、この前、そのう、2回目の打合せの時、出なかったので聞いていないんですけれど、実はその話はまだ会員のところには周知していないんですよ。要するに、変電所の跡にモノを置くということは、ね。変電所の跡に今、モノを置くという話しですよね。
副所長:ええ。ええ。
副会長:その話は、緑の大地を守る会の会員にはまだ周知されていないんですよ。
副所長:今、今話していることなんで。今で。
副会長:それでね、今も、会社のほうからは話が無くて、中島の方から話があって、その話がでてきたんだけれど、もともと、あの土地についてはね、いろいろ問題がありまして。早い話が、あの土地を売ったのは、(高崎)信金に含めて売ったのは、東邦亜鉛は、あの沢から東には出てもらっては困ると、ね。そういうことで、ただ同然で売ったんですよ。ところが、どうにあれしたんだか知らないけれども、信金が買ったところを東邦亜鉛にやっちゃったんだと。交換は・・・あのう、東邦亜鉛には絶対に譲らないという但し書きがあったにもかかわらず、そうなったんですよ。それ、知っているでしょう?
副所長:いや・・・。
副会長:知らないっていうことはないでしょう?!あれだけ大騒ぎをやったんだから、弁護士は知ってらいね?
会社顧問弁護士:・・・。
副会長:知らないってシラを斬るんだね?ね?それであの当時ね、すったもんだやって、東邦亜鉛と、高崎信金との土地交換については問題があったんですよ。あったでしょう?
会社側:・・・。
※感想:東邦亜鉛が、高崎信金との間で、密約を交わし、農民からただ同然で買い上げた農地を、安中市と結託して農地転用をこっそり許可したうえで、等価交換をしてしまい、野殿から降りて来るタテの沢から東側の土地を首尾よくせしめたこの事件は、ブラック公害企業の東邦亜鉛の悪名を地元に浸透させ、不信感を極限まで募らせた歴史的な詐欺行為として、今でも地元住民の間で語り継がれています。にもかかわらず、東邦亜鉛は既に過去のこととして平然とやりたい放題の体質を、今回、住民の前にさらけ出した格好です。
副会長:知らないっていうことはないでしょう。今、ここにいる人たちは皆、知っているわけですよ。ね?そういう状況の中にあって・・・。
副所長:あのう、馬入れのことですか?
副会長:えっ?高崎信金と東邦亜鉛と土地交換をしたんでしょう?
副所長:はいはい。
副会長:そのときですよ。本来、高崎信金は、東邦亜鉛に譲ってはいけないという但し書きがあるにもかかわらず、それに違反して、交換したんですよ。そのあと大騒ぎになったでしょう?
副所長:申し訳ないです。ちょっと私は、あのう・・・。
副会長:なあに、皆んなそうやってね、知らないって言うんですよ。うん。
副所長:いや。
副会長:ね。だから話がこじれるん、ね。ですから、この問題はね。緑の大地の会で、検討します。それまでの間は、使わないでください。それを申し入れます。それでよろしいですね?
副所長:いやちょっと、そういう認識はちょっと、我々にはない。
副会長:なかったんでしょう?
副所長:ええ。
副会長:なかったというのは、そんなものは構わないでおけばいいや、ということなんだよ。
副所長:いやいや、そうじゃなくて、今でも超高圧発電所を造りましたし・・・。
副会長:じゃあそのう。検討するということでいいですか?私の方で。
副所長:というか・・・。
副会長:緑の会で検討して、で、(ケイ滓=スラグを)置いてもいいかどうかを、返事をする、ということでよろしいですね?
副所長:いやいや、それはちょっと困りますね。いや・・・
副会長:では、勝手にするわけ?もう、あれですよ。土地は東邦亜鉛のものです。ですから、一般的にはそれでいいんだよ。だけれどもね、その土地が東邦亜鉛のものになった時、いきさつというものがありまして、なんでそうにしたのかということになると、これはね、あの土地の持ち主によるとね、そういう約束事が破られるという事は大変なことなんです。そうするとまたね、東邦亜鉛はいつだってみんなあれだよ、約束を破っているだから、そういうふうになっちゃうんだよ。あそこは変電所だからいいよ、という形で一応収まったんだすよ、あの時に。そこへね、工場の関係のものを持って来るという事になると、その約束違反になるわけですよ、ね。ですから、そういうことでは、その、地元と会社との間の信用関係が崩れてしまう。だから、所長は知っているだろうけれどもね。あのう、一番根本は何か、ということを、もう一度、考えて見てもらえませんか。ね? ものが出来ないので、私はいろいろなことを工夫してやってみたんですよ。やっぱりだめだった。ある人が来てね、ははぁ、ダメかい、あれだい、えー、いい気味だとはどのときはいわなかったけれども、困ったもんだなあと言って他の所へ行ってね、うん、会社に言って、あいつのうちはやられてよかったっつーんで、よくそんなことを言われてさ。それを俺に教えてくれた人がいるけれども、そんなことは個人的なことだから、いいけれども、とにかくね、田ノ口の人たちはね、ど~~んなに苦しんだかね。凄いもんですよ! そのために、信金を含めて、三者に、タダ同然の値段で譲ったんですよ。その時に、東邦亜鉛には絶対に渡さないという約束事を書いてね、契約したんですよ。ですから今、あの、オサカベ自動車が、買った所も、前の持ち主から、それが伝わっているはずです。ね。そういうことでやって来た変電所。ね。そこに工場の関係のモノが置かれるっていうことになるとね、地元でやはり検討してみないと、これはね、大問題です。ね。置いてもいいよとなるか、置いちゃ困るということになるかは、分からない、検討しなければ。だから、その検討する間、保留にするというかたちにしてほしい。そういうことです。
弁護団司会:あのう、今後、こちらの方で検討すると?
副会長:検討しなければ、なんとも言えません。私がひとりで言うわけには行きません。
弁護団司会:で、検討して、えーと、希望としては、それまでは保留してもらいたいと。
副会長:当然です。
弁護団司会:まあ、あのう、継続してその点については、申入れを、たぶん、すると、なんらのかたちで、協議をすると。そういうことですよね。えー、その点はどうですか?
副所長:いや、ちょっとですねぇ・・・まあ、ほんとに申し訳ないんですけれども、まあ、小川さんもこう、頷いておられましたけれども、そんな有名な話ですか?
参加者A:有名な話ですよ。有名な話です。農地転用をね、みんなインチキ書類でね、やったということは皆知っていますよ、それは。大変なことです。これは。
副会長:知らないっていうのがおかしいんですよ。
参加者A:そう、どうしてそういうことができたかっていうのが問題なんです。有名な話です。御社の、あのう、不信感の、えー、大きなひとつの元凶となっている歴史的事件ですね。
副会長:当時はみんなしっているわけだから。
参加者A:幹部の方は全部しっているわけです。暦年の幹部のかたは。そういうことをしたんだから。ものすごく有名な話ですよ。だから、ほんとうに何をするのかな、と思ったけれど、今、話を聞いて私もビックラこいているんですけれどね。とくにスラグということに絡んだ話だと、ちょっとこれ捨て置けないですね。
副所長:うーむ。
参加者A:ほんとですよ。よく聞いてください、あのう、本社の、暦年の(幹部の)かたに。まあ、ご存命の方がどのくらいいるか知らないけれど。まあ、皆さんが知らないというのもおかしいと思うんですよね。吉澤さんも生え抜きでだから。いやあ、あそこの土地をいじるという事は大変なことですよ。
弁護団司会:いずれにしても、こちらのほうでも、まだあのう、十分には検討していないと、そういう状態ですから、そちらのほうで、どういうふうに対応するかという事で、それに基づいて協議をすると、申し入れると、いうことになると思いますよ。会社のほうもなにかあるでしょうけども、まあ、現段階では、だから、こちらのほうで、そういうふうに決まったから何かしろ、ということは、なかなかまだ、手続的にまだ、言う段階ではないと思いますけれども、こちらのほうで協議をして会社と協議をしたいということになると思いますね。
副所長:ちょっと、さっきの件ですね、ちょっとそこまで考えていなかったんですが、あのう正直、たいへん、あの、認識不足で申し訳なかったんですけれども、ちょっと、その辺のいきさつとかも調べる中でですね、あのう、もうちょっと、受入も、我々の担当のほうからそんな全然話をしていないんですが、早急にですね、あのう、所内協議も踏まえて、またちょっとコンタクトして、連絡を取らしてもらいたいと、まあ、白石さんを通していいですね?
弁護団司会:そういうことでよろしいですか?
副所長:ええ。
副会長:保留するということだね?
副所長:保留するかどうかまだ、決まっていないですけれど・・・。できるだけことは協議して・・・。
副会長:まあ、あのう、ここに出ている人は、権限がないでしょうから、今、保留するとは言えないかもしれないけれど、じゃあ、持ち帰ったら、保留どころじゃないよ、直ぐ実施しろよ、ということになったから、実施することになりましたというのでは困るんです。それじゃあ、今言ったことと同じじゃないですか、ね?だから、うちのほうで検討するまで、まあ、保留するということで、どうでしょうか、ね?それが一番妥当じゃないかと思うんですよね?他に方法はないと思いますよ。保留しないで、あんたがたが先に検討するって言ったってさ、何のために検討するのか分からないよね。だから、そういう強い気持ちであったと、それを踏まえて会社のほうも対応していただくっていうことになるんじゃないですかね?
副所長:まあ、保留っていう約束、できないんですけれども、経営のほうで判断して、あれですけれど、説明義務はあると思うんで、白石さんをとおして、特にこの会の皆さんを中心にですね、その辺の計画の説明とか、ご理解を求める対応は取らしてもらいたい、というふうに思うんですけれども、直ちに保留しろというのは、ちょっと今の段階では、お答えできないので、その点はちょっと勘弁してもらいたいんですけど。
副会長:はい、あのう、今ここで保留することは言えないということはね、会社の経営上わかります。けれどもね、保留しませんでしたよ。だから実施していいんですよ、というなことでも困るんです。
副所長:ですから、説明を。
副会長:説明が納得いくまでは、実施されては困るんです。ね。今まで、この会社との折衝で、こうやってきて、ここ、そういう大きな問題はなかったんですよ。ね。それを、今までの取り決めの中で、そうやっているからと思っていたんですよ。でも、ね、東電のころから、ね、違反しているような、こちらが勝手に違反していることでしょうけれども、で、ということになると、これは、ああそうですか、というわけには、いかない、ということですね。
副所長:まあ、過去的にあるかもしれないですけれど、ただ、それも、決着しているんじゃないかと思うんですけれども、ちょっと、我々も、古い、昔のひとから事情を聴取してですね、いろんな資料も調べて・・・しますけれども、一定の決着をしていると思うんですけれども、あのう、なんというか、そのまんまにして、もう何十年も、もう40年経つとおもうんですけれども、いや50年かな。超高圧、つくる時の話だと思うんですけれども、まあ、ちょっとそれを調べてですね。
副会長:あのね、これは多分ね、法律上でいけば、はあ、土地がこうなっているんだから、済まされることだと思うんだけれどもね、でもね、あの土地の売買というかね、それはもう、泣きの涙でやって、それで東邦亜鉛は、あの沢からこっちにはこないんだ、ということで、よかったということになったんです、ね。その時に、話に出たのはね。どうせ安ガネなんだから、タダ出してこうにしたらどうかという話をしたところ、それは農業委員会でとおらないからダメだということになって、廃案になったんですけれどもね。あのう、やはりね、約束したことはね、守ってもらわなきゃあ困るんだよね。でないと、地元と会社との間というものがね、やっぱりしっくりいかないんですよね、それから、まあ、もうひとつ、これは申し訳なかったということで、会社の本社へ言って、それに向くように、地元の要望に向くように、やり方を考えて欲しいというで、鋭意やってください、ね。まあ、会社・・・工場とすれば、なんでも、あそこに置くようにしたほうがいいと、俺たち、俺の土地なんだから、ということで進めたいんだろうけれども、あの土地については、特殊事情があることをよ~く承知しておいていただきたいんです。
弁護士団司会:はい、じゃあよろしいですか?
参加者A:あのう、先ほども申し上げたんですけれども、今のスラグの新しい置場ということにも関係するかもしれません。あのう、東邦亜鉛に、えー、材料、廃棄物、まあ、副産物といいますかね、えー、搬出入する場合に、主に、安中貨物と言われる、まあ、鉄道で、福島県の小名浜から、まあ毎日、夕方になると運んできますね、電気機関車で、十数両くらいで。で、それ以外に、トラックで運んでいるということを昨年お聞きして、で、実際に、そのう、早朝ですね、こういった、あのう、深アオリ式のダンプで、あのう、が往来しているわけです。いわき市ナンバーでね。東邦キャリアというのを確認しました。で、その一方で、(東邦)キャリアじゃなくて、やっぱりいわき市のアレで、全然名前が書いてないということで、昨年、このあと、吉澤さんなりにお聞きしたんですけれども、あと冨澤さんかな、えー、石井さんもいらっしゃったけどね。で、そういうものを使って何をしているんですか、ということで、私はまあ、電話もしたんですけれども、あれは、銀滓とか、要するに付加価値のある有価物、つまり亜鉛を搾り取った残りのですね、銀成分をリッチに含むやつを、小名浜に返す時に、積んでいるんだと。それからまた一部鉱滓も、来るときも・・・、いや、(鉱滓ではなくて)鉱石も積んでくるときもあるというふうにおっしゃいました。で、えー、吉澤さんのお話ですと、じゃあなぜ安中貨物で帰りの便でそういったものを積まないのですかと言ったら、「これはコンタミネーションが起きると。つまり、せっかく鉱石で、クリーンな原料のバージン原料が来たのに、帰りの便で、精製をした副産物、特殊な成分を含んで貨車が汚れて、まあ、してしまうから、帰りの便はカラなんですよと、その代わりにトラック等に積んでいると。私はまあ、全貌は全く分からないんですけれども、今のスラグの問題でですね、どういう形で、あの、搬出しているのかと。まあ、お話によるときちんと有効利用されていると。昔はまあ、ポルトランドセメントのね、太平洋セメントに卸したときには・・・今は別の会社らしいですけれども、その際にやっぱりこういった深アオリのですね、ダンプを使っているのかどうか。えー、安中運輸を見ると、そういうダンプでなくて、普通の、まあ、ダンプと言うか、えー、ロングベースのですね、製品を積むやつはよく見ます。あるいは、硫酸を運ぶタンクローリーも見ます。で実際に私が毎朝、しょっちゅう目にする、いわきナンバーの深アオリのダンプはいったい何を積んでいるのかということなんですよ。で、今言ったスラグをですね、運び出すときには、まあこれ、今、私、大同スラグを追及していますけれども、えーとですね、普通のダンプトラック、つまりスラグは重たいですから、比重が大きいですから、嵩張りませんから、まあいわゆる、あのう、アオリの低いやつね、通常型のダンプ。ところがですね、私が見るやつは東邦キャリア、それからその外注先の、まあ、得体の知れないのも含めてですね、今まで3社くらい確認していますけれども。なぜ、そういうところを使ってね、そういうことをやっているのか。実に不思議なんですよ。それで、実はあのう、深アオリのダンプは、あのう、土砂とかですね、えー、鉱滓、鉱石を運んではいけないはずだと私は思っているんですけれども、えー、なぜか知らんけど、だけどそういうモノは一切ない、こういう得体のしれない、深い箱をですね、持った車が右往左往している。で、今のそのスラグの新しい置き場というものね、私はどういう背景で、あのう、あそこに新設をされるのか。非常に御社の環境面を含めた方針で、詳しく説明を聞きたいんですけれども。えーとですね、運び出すときに、きちんとまず、この運び出し方のトラックの選定について、法令を守っているのかどうかと、いうことを私はシカと今、確かめたいんです。そうしないと、今のスラグの新設の場所についてもね。えー、まあ、いろいろな背景があるんでしょう。えー、たまたま、まあ、大同スラグの問題もありますし。あそこの中途で野ざらしにしてね。あの、中腹に、足場の悪い所で、まあ、今日も、私も全然フェンスも何もない(状況を目にして)、これでいいのかなと思った。そしたら、たまたまそういう話が、さっき、まさに聞いてですね、しかもそれが昔の高圧のね、変電所の跡地にできるということで、まあ、仰天したんですけどもね。えー、だからコンプライアンス上ですね、きちんとやっている、というところを説明してもらえれば、あっ、これに関してですよ、いいんですけれども、どうもそうじゃない。去年、まあ、お聞きして、調べておきます、ということだったんですけれども、まだ返事がない。そこについて、申し入れというかたちでね、今、申し上げました。
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事務棟の隣にある子会社の安中運輸の事務所。製品出荷の他、鉱石や鉱滓、スラグなども一部傭車に出している可能性が高い。↑
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安中運輸には深アオリのダンプは見当たらないが、いわきナンバーの東邦キャリア以外の得体の知れない胡散臭いサンパイ運搬用ダンプがしょっちゅう出入りしている状況については、今後とも監視の目が必要だ。↑
副所長:じゃあ、そこで、いいですか?
弁護団司会:はいどうぞ。
副所長:はい。えー、確かにですね、小川さんのほうから、えー、そういう、まああのう、まあ、調査依頼というかですね、えー、きちんとしなさい、ということで、お話があって、まああのう、ちゃんとそのう、勉強するというか、それが書いてある、あのう、まああのう、インターネットの、項目までですね、教えていただいて、えー、弊社のほうでも随分それを調べてます。で、えー、まずですね、えー、考え方については、これは、あのう、鉱石を運搬して来て、で、中間原料の鉛原料を契(島事業所)に持っていくものを、あのう、復便(ふくびん)でやっているんですけれども、これの解釈はですね、えー、「工業製品」ということなんだそうです。貨車で持ってくるのもそうですし、牽引車で持ってくるのも、工業製品という分類だそうです。土砂とか鉱滓ではなくでですね、そういう手続きの、運輸省のほうで認めてもらってやっていると。それから、まああのう、庸車ということで、えー、東邦亜鉛から、あのう、荷物の、えー、運搬・・・運ぶのを、あのう、依頼するのは東邦キャリアという関連会社なんですけれども、そこから、庸車というかたちで、えー、まあ、いわゆる子会社というかですね、まあ、正直言うと、2、3台しかトラックを持っていないところも、そういうところも使っています。ただ、そこもきちっと運輸省の許可を取って、えー、やって、トラック業を、トラック運送業をやっている会社で、で、あのう、小川さんから指摘のあった会社も、えー、確かに、あのう、大きく名前が書いてあるところが、こうシートで隠れていたというようなことがあって・・・あったんですけれど、それ、隠しているわけじゃなくてですね、ちゃんとした会社でありました。それも、ちょっと私、すぐ即答できないんで、キャリアの方を通して確認したんですけれど、ちゃんちお有資格の輸送会社だということで、あります。で、えー、一番のもとについては「工業製品」ということで認められてきたと、今までですね、という見解であります。
※感想:当会は、深アオリのダンプトラックに、東邦亜鉛が自称「工業製品」とよぶ貨物を過積載しているのではないかという疑惑をもたれないようにしたほうがいいのではないか、という意味で質問をしているのに、運ぶ荷物が合法的だというふうに必死で弁解する東邦亜鉛の態度が余計怪しいと感じた。それにしても、「鉱石」や「鉱滓」が、「工業製品」として、あたかも別の物質になったかのような論理が果たして通用するのだろうか。
参加者A:スラグの件は?
副所長:えっ?
参加者A:要するに、今、あそこで、えー、年間ね、えー、(スラグが)7万トンくらい出るんですか?えー、それをあのう、どういうふうに運び出しているんですかね。どういう車で。安中運輸じゃないですよね?あれもね。
副所長:安中運輸じゃないです。
参加者A:あれもね、東邦キャリアですか?
副所長:東邦キャリアじゃなくってですね、えーまあ、あれはお客さんの方で用意したり、いろいろありますけれども、えー、一部ですね、今あのう・・・まあこれ、ちょっと小川さん非常に詳しいんですけれども、えー・・・。
参加者A:いや、いいですよ、言わなくても。私わかっているんですけれども、おぼろげに。もし、会社の機密であるならばね。
副所長:機密ではありません。あのう、要は、あのう、鉄原料で、鉄が40%、亜鉛が3%くらいのもので、今までもずっーとやっていたんですけれども、セメント屋さんの方でですね。鉄、まあ鉄原料としても、鉄原料が暴落をしておりまして、なかなか、えー、有価で、いわゆる運賃・・・運賃よりも高い値段でですね、売ることが難しくなっていることはひとつの背景にあります。これは認められる範囲のことなんですけれども。で、セメント向けについてはですね。えー、もう、当面、無理だということで、えー、これはあのう、逆有償の、一般廃棄物、法律上ですね、一般廃棄物の取扱にして、これは3年前から、えー、そういうことにしてます。これについては輸送から全部、あのう、マニフェストを書く必要がありますので、輸送から最終確認、安全なものになるまでの確認は、うちの義務でやっていると、いうことで、えー、一応そういうふうにしています。ただ、全て、だからケイ滓がすべて廃棄物ということではなくて、有価の部分があれば、それは、あのう、そういう形で評価してもらえば売るという・・・そういった、まあ中途半端な状況になっていることも事実です。まあ、ちょっとこの辺ですね、小川さん、話がものすごく難しくなると思うんで、できれば・・
参加者A:うん、また、あとでやりますけれどね。
副所長:できれば、この会の外でやってもらいたいんですけれど。
参加者A:まあ、今のスラグ問題があったから、まあ、これをね、ちょうど出したんですけれどもね。じゃあ・・・。
弁護団司会:よろしいですか?
参加者A:えーとね、もう1点あるんですけれど、他のかたで。もう時間があと15分しか無いんでね。もう1点、ちょっとね、うんと気になることがあるんですけど・・・。
弁護団司会:ちょっとそれでは、他のかたで。あれば。
副会長、意見は?
会長:意見ね。うん、おらあ、今、黙って聞いていたんだけどさぁ、藤巻さんと会社側の対応はどうなるんだろうと、私も判断はつかないけれども、納得のいく線にしたいので、私は進んでもらいたいと思います。藤巻さんのいうとおりと、会社の話し合いがうまくいかないんだよと、こういう会があって、そういうことのないように、話し合っていくのが、この会の目的なんで、だから悪い所は直して、嫌なことはよして、私も質問はなくはないけど、製錬工場に対して朝晩見ているけれど、曇って、ばかにボロの会社になったなあと思うと、雨が降るときれいになっている。そういうのは、どういうわけか聞きたかった。今のこの、藤巻さんの言うのと、会社の言うのは、よく話し合ってしなければダメだと思うんだ。私は口をつぐめば、すむことではないんだから。私は、それで会社のことも、今更通るか通らないか、とことんまで話して、した方がいいと思うんだ。やはり会社の言っていることは、とことんまで、納得できるまで、話し合うのが、ひとつこの会の意義があると思うんだ。だから、私の言うのは、今、あそこに新工場ができて、目の前でいい天気が続きゃあ、まあ、失礼だけども、あまりいい会社じゃあねぇえと思ってみていると、雨が降るときれいな新しい良い会社に移るんだが、それはどういうんかって聞きたかったなんだ。だから、今質問したように、藤巻さんと会社の話し合いは、とことんまでやって、納得できるまで話してさ、で、やってくんない。おれが今質問すべぇと思ったのは、古い硫酸工場と、それはしょうがないからやっているのか、それとも、常に直しているんかというんです。その新しい会社が、会社のあれは、雨が降るときれいな会社になって、天気になってくると、どうもあんまりよくねぇから、それ、きくべぇと思っている。それには粉塵が飛んでいるんかなぁと、俺は考えている。それだけ回答願います。
副所長:まぁあのう、粉塵、あのう、さっきのですね、あのう、藤巻岩男さんの件については、さっき言ったとおり、説明責任をちゃんと果たしてですね、で、あのう、みんなから理解してもらえるまでやっていきたいと思いますんで、それは事務局長さんを通して、また、やらしてもらいます。で、あのう、埃っぽいという話なんですけど、まあ、非常に残念なんですけど、ただですね、あのう、ここは、あのう、まあ、昔からそういうことが有ったので、群馬県の方で、降下煤塵というのを、あのう、ずっと、あのう、見て、そういうことがないかどうか、調べています。で、まあ、うちも調べているんですけど、県の方は県のデータで、あのう、環境白書ということで、毎年9月に県議会に報告があって、あのう、一般にも、報告なんですけど、この数値はですね、あのう、決して埃っぽいということじゃなくて、あのう、そんなに、あのう、増えてないよと。むしろ落ち着いているよと。で、まあ、その中に含まれるカドミウムの濃度はどうなっているということも、それも、年々下がっているという評価をいただいております。そういう、あのう、数字的にはそうなんですけど、ただ、まあ、そうに思われるのは、まだちょっと残念だなあと思っているんですけれどもね。まあ、25年やっているから、もうそうとう信用してもらっているかなと思ったら、まだ、ちょっとそういう見方があるのかなあと思っている。
会長:そういうふうに、飛んでいるとさ、付近の農家の畑に入ったりなりしてさ、ヒ素とかさ、溜まると困るからさ。気を付けてくんない。
副所長:そういうことで、降下煤塵の削減というのも、あのう、大きな目標としてですね、会社全体でやっています。
会長:はい、わかりました。んで、あと、くどくなるけれども、私が申し上げたいのは、今現在、あの、吉澤さんと藤巻さんが申し上げたことは、完全にとことんまで話して、解決つけて下さい。会社としても私どもも、いい加減にする訳にはいかないんで、ひとつ、ぜひ、皆さんも考えて、東邦亜鉛側も考えて、こちらの皆さん、納得のいく線でやってください。ひとつお願いします。
弁護団司会:じゃあ、あのう、最後の質問でなにかあれば。はい、どうぞ。
参加者A:いいですか、すいません、あの、実はですね、あのう、えー、これも去年の会議の後ね、いろいろ吉澤さんのほうから教えてもらったんですけれども、あのう、おそらく、端的に言いますと、御社の産業廃棄物を受入れて、処分しているということなんですよね。で、それについてはホームページのほうで、毎年掲載しているからそれを見てくれと言うことで、私、過去5年間載っていましたから見ました。で、昨年を見ますと、木くずがですね、あのう、80トンだったかな。18トンだったかな。要するに木くずを燃やしているんですよ。えー、要するにあのう、御社が、その製錬工場という名前を掲げているんですけれども実際には、あのう、昨年の場合はですね、木くずを燃やしていらっしゃいますね。えー、それから、これ1.6㎥か、あ、1.6トンですね、えー、去年の4月。それからさらにさかのぼりますと、あのう、その前は、えー、木くずが80トンですね、平成25年の4月から6月にかけて、あ、違うわ、秋まで。ほぼ年周だ。その後さらに見ますと汚泥とかですね、金属くずとか、こう、いっぱい書いてあるんですけれども、で、汚泥と言うのはどういうモノかと、皆さんの作る汚泥をそのまま、焼却しているのかと言うと、そうでもなさそうですね。皆さんがやっているやつは、まだ亜鉛とかそういう金属リッチですから、みんなロータリーキルンにぶっこむと。だけど汚泥とかですね、金属くずをこれだけ処理したというのがよく分からないんですよ。で、えー、それはどこで燃やしたかと。群馬県のほうに聞きますと、皆さんが焼却施設を複数持っていらっしゃる、あのロータリーキルンとそれから鉱石を焼く焙焼炉ですよね。で、例えば、えー、犯罪の摘発で、あのう、灯油からディーゼルオイルを作るときのあの硫酸ピッチ。えー、それは処理するときには御社に頼んで、そのために中間処理施設の許可を得ているというような話もね、県の方の当局から聞きました。だけど、この汚泥を、しかも年間18万とかですね、24万トン、つまり、御社が、製品として亜鉛を作る製品の量よりも倍以上ですね、年間にこれを受け入れて、どこでどうやって燃やしてね、あるいはそれをどういうふうに受け入れたのかと。これは、4年くらい前の、だから平成24年頃は、18万トンですね、その前の年は20数万トン、皆さん、受け入れているんですけれども、これ、何をどういう目的でこれを受け入れたのか?ちょっと聞かせてください。環境への負荷も心配なのでね。また、今後、そういうことをおやりになるのかと。
会社司会:えーと、私の方から回答させていただきたいと思います。まず、汚泥金属くずについてですけども、これについては、廃乾電池の処理でございます。えー、自治体さんから発生する・・。
参加者A:金属くずはね。
会社司会:汚泥もそうです。えー、乾電池の外側が金属くずでして、その中身に関しては、亜鉛がかなり含まれていると。
参加者A:ああそういう意味なの。
会社司会:その、乾電池の中身については汚泥と言うことで取り扱いになるというふうに行政から言われていまして。で、えー、外側が金属くず、中は汚泥という形で、この金属くずの原因については、すべて乾電池の、まあ、リサイクルに関わるものでございます。
参加者A:えーと、プロセスの中に突っ込んだんですか。
会社司会:えー・・・
参加者A:焙焼炉で燃やしたわけね?
会社司会:はい。まず、選別をして粉砕をしたのちにですね、金属くずと汚泥に分けました。で、処分すると、原料として処理をするということです。
参加者B:水銀はでないんですか?
参加者A:いま、水銀という声もあるんですけれども、今、水銀は製品は電池に代わっていますがそういったそうのいわゆるあそこの焙焼炉、つまり御社で、えー、重金属類に対応するような公害防止のあれでない、例えば水銀なんかも、まあ重金属の一つなのかもしれないけれども、そういった心配、えー、公害防止機器に対する負荷がね、大丈夫なのかどうかということも心配で、まあ、それが周辺の降下ばいじんにどう反映されたかというのも、ちょっと比較してみたけれども、ちょっとわからないんですけどもね。じゃあ、もう事業を止めたから今後はないという意味ですね?
会社司会:そうですね、もう今、現在は扱っていない、処理していないということ。それともう一つ、木くずということだと思うんですが、これについてはですね、この所内で発生した木くずでございます。えー・・・。
副所長:あのですね、あのう、木くず、パレットとか、あのう、木くずについては、あのう、処理場にいって、炭とかにするんですけれど、うちのですね、硫酸工場は硫酸亜鉛溶液でSが入っているので、そういうところで燃すと、亜硫酸ガスが出てしまうんですよ。ということで、うちの中にも、あのう、ちゃんと法的な、ダイオキシンの、想定とかした焼却炉も小さいのもありますし、チップ状にして、それを焙焼炉に入れて、あのう、硫酸を脱硫装置を通して、無害化して、入れるというようなことをせざるを得ないと、いうことで、それをして、その報告をしております。全部うちから生産したもの、電解工場からの亜鉛電解もありますし、カドミウム電解もあるんですけど、酸が出てしまうとダメなんですよね。亜硫酸ガスが出ちゃうと。
参加者A:しかし、あのう、あれですね、例えば木くずなんかのね、炭素が入っているやつを、SOXをそのあと取って硫酸作るプロセスにたとえ80トンというね、年間80トンという少量でも、あのう、品質に問題ないんですか?
副所長:問題ないです。
参加者A:問題ないの?
副所長:問題ないです。ましてコークスとかを入れたりするし、電池の中のあのう心棒もそういう面で、あのう、ありますし、あのうマンガン分もですね、製錬溶剤で使ってますので、非常に、大事につかっている。まあ、仮にですね、水銀の問題、さっきから心配されていますけど、鉱石中にも、あのう、水銀は入っている。これはあのう、焙焼工程でですね、きちっと取れるシステムになってます。亜鉛精錬における。で、ということはその負荷が余計係るということはないと。ま、当然その、あのう、バランスを崩さないような、あのう、投入量を当然やっています。ということです。
参加者A:えー、ちょっと時間がない。もうちょっとで、もう一つだけ。
弁護団司会:かなり専門的なことなので。
参加者A:もう一つ重大な問題があるんです。たとえば、今乾電池の汚泥を、プロセスの中に入れたというんだけれど、つまり燃焼させたというんですけれども、それだけ年間24万トンもね、あのう、乾電池の中身を燃やす能力が、焙焼炉にあるわけね?とうことは、増産も簡単なわけね?ま、わかりました。有るということは分かりました。そんな膨大なやつをね、あそこに突っ込んで、そういうことは、そういう可能性は大いにあるということね。
副所長:24万トンというのはちょっとピンと来ないです。
参加者A:だって、平成24年度の、これ、年間18万1820トン、汚泥って書いてあるでしょ?産業廃棄物。28万。
副所長:ちょっとそれ・・・。
会社司会:数字が間違っているかもしれないですね。
参加者A:4月は1万300トン、5月は1万トン、6月は2万トン、7月、8月はゼロで、お休みだったのね。
副所長:そんなに、ちょっと。
参加者A:だからね。あとで、教えてください。時間がもうないから、あとで教えて。
副所長:そんなに処理できないあから、それがトンだとしたらちょっと間違いだと思います。
参加者A:いやいや御社が掲示している奴をそのままコピーをして見てるだけなんです。あと、あとで、すいません。時間がないから。
※事後報告:工場視察会のあと、東邦亜鉛の環境管理担当者らと当会との協議で、東邦亜鉛側から「当社のホームページにおいて、汚泥と金属くずの単位がキログラムだった。本来はピリオドとすべきろことを、カンマで表示してしまった。訂正したい」という説明があった。当会からは「直ちに修正が必要ではないか」とコメントをした。東邦亜鉛が指摘されたマチガイを修正したかどうかは、次の同社のHPでご確認ください。ちなみに4月23日現在、未修正です。
「廃棄物処理施設の維持管理に関する情報」⇒http://www.toho-zinc.co.jp/csr/attempt/maintenance.html
弁護団司会:じゃああのう、えー、質疑応答はこれで閉めさせていただきます。で、また(マイクを)お返しします。
会社司会:えー、高坂先生、どうもありがとうございました。えー、ではあのう、視察会の終了に当たりましてですね。代表の挨拶を頂戴したいと思います。安中緑の大地を守る会の副会長でございます、えー、藤巻岩男様、よろしくお願いをいたします。
副会長:えー、本日は長い間、非常によく説明してもらいました。ありがとうございます。まあ、会社と地域との間というのは、やはり、えー、会っていろいろ話をすることによって、えー、うまくいくのではないかと思います。えー、それについては、今日は、あのう、いつもの年に比べて、やり取りが激しかったかもしれませんけども、これは、結果としては、よいものになるのではないと、私は信じています。これからも、こういう機会があったら、お互いに腹を割って、いろいろのことを話し合って、えー、お互いが、共存していくようにしていけたらいいなぁと思っているところです。本日は誠にありがとうございました。
会社司会:どうもありがとうございました。えー、それでは、私ども、会社のほうから、えー、全社の環境関係の責任者であります乙葉取締役より、ご挨拶を申し上げます。
本社取締役:えー、本社の乙葉でございます。あのう、日頃からですね。安中製錬所およびその社員ですね、家族ともども、皆様には大変お世話になっておりますので、誠にありがとうございます。またあのう、本日はですね。貴重なご意見、ご指摘をいただきましてですね。重ねて御礼を申し上げます。えー、日頃ですね、大変お世話になっている地元の皆様にはですね、本日は直接安中製錬所をご覧いただき、それによって、まああのう、忌憚のないご意見も頂戴をするというようなことで、この場はひじょうに貴重な場であるというふうに私どもも考えております。えー、そういうことで、まあ、今後も、どうかよろしくお願いをしたいと思っております。で、ちょっとですね。まあ、弊社の現状について、えー、簡単に申し上げますと、弊社はこの安中製錬所を中心としてですね、展開をしております亜鉛事業については、えー、昨年夏以降ですね、亜鉛価格が、まあ、急落・・・急激に下落したようなこと。それから、亜鉛メッキ鋼板を中心とするですね、えー、亜鉛事業、それが、非常に減少をしていると。さらにはですね、亜鉛製錬のコストの中で、まあ、非常に大きな比重を占めております、えー、電気料金がですね、えー、値上がりをしておりますので・・ああ、して、高止まりをしておりますので、まあ状況としては大変厳しいものになっていると、いうふうな状況にございます。そのため、この平成28年3月期においてはですね。えー、弊社創業以来、まあ、最悪と申し上げていいと思いますが、えー、百数十億円の赤字を計上するというような見込みとなっております。えー、弊社といたしましてもですね、えー、この創業の地、安中において、えー、この製錬業を続けるべくですね、必死の努力を続けております。えー、この地でですね、えー、ただ製錬業を続けてまいりますには、やはり、地元の皆様方との共存共栄、これなくしては為し得ないことと考えておりますので、是非とも、今後とも忌憚のないご指摘、また、えー、ご支援も賜りますよう、ここで重ねてお願いを申し上げます。最後になりまして、大変恐縮でございますけれども、えー、ここにご列席の皆様方、及びその皆様方のご家族様等の、いやさかとご健勝を祈念してですね、本日の挨拶とさせていただきたいと思います。えー、本日はどうも誠にありがとうございます。
(正午のチャイムがちょうど鳴りだす)
会社司会:それでは、以上をもちまして第25回工場視察会を終了させていただきます。どうも大変ありがとうございました(場内から「ありがとうございました」)。えー、なお、本日はお弁当とお茶菓子を用意させていただきました。えー、忘れずにお持ち帰りいただきたいと思います。それでですね。お帰りになる前に正面玄関のところで、花の苗を手渡したいと思います。ひとりずつ、お持ち帰り頂きたいと思います。えー、お帰りの際は気を付けてお帰り頂きたいということで、どうもありがとうございました(場内から「どうもありがとうございました」と拍手有り)。
**********
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視察会前後に安中緑の大地を守る会と東邦亜鉛との間で行われた協議が開かれた事務棟。↑
■東邦亜鉛という企業は、これほどまでにあっさりと、過去の忌まわしい所業を忘れることができる体質を現在も維持しているようです。
今回、第25回工場視察会で初めて明らかになった、超高圧用変電所跡地へのケイ滓置き場の新設計画は、東邦亜鉛が過去にしでかした忌まわしい所業を決して忘れない地元住民の怒りを買ったのです。
この超高圧変電所の設置は、昭和42年7月、東邦亜鉛が生産力を3倍に引き上げる計画に基づき、安中製錬所の大拡張計画を図ったことによるものでした。この大幅な生産力の増強計画に伴う有名な事件として、東電による強引な超高圧送電線設置が知られています。昭和63年1月30日平凡社刊の「安中 大地のいのちをいつくしんできた人びと・・・・安中の農民、50年の証言」に、当時の経緯が記載されています。
**********「あんなか」68ページ
送電線下に身をさらし
昭和四二年七月、東邦亜鉛は生産三倍化を目ざし、安中製錬所の大拡張計画を図った。このために必要な電力は二七万五〇〇〇ボルト。「今までが六万ボルト。これ以上、稼働すれば生きてられねえってわけだ」(加部昇平さん)
●東邦亜鉛世界一へ
東邦亜鉛は、鉱毒被害を与えながら、その防止設備に投資することを拒絶しつつ、昭和五〇年をめどに安中製錬所の生産三倍化の実効を図り、世界一へと発展しようとしていた。会社側の計画とは、資本金七五億(当時五〇億)電気亜鉛月産四万トン(当時一一、六〇〇トン)亜鉛華四、四〇〇トン(当時一、五七五トン)必要電力量二七万五〇〇〇ボルト、名実ともに安中製錬所を世界一位の電気亜鉛製錬所に発展させることであった。
こうした安中製錬所の大拡張計画にもとづき、東邦亜鉛は、その第一歩として、必要電力量を確保するため、昭和四二年七月、従来の六万ボルトの高圧送電線に替えて、二七万五〇〇〇ボルトの超高圧送電線(単独の製錬所としては、日本でははじめての心美といわれている)の設置工事に着手した。これまで安中製錬所は、主として中部電力から電力の供給を受けていたが、今回の二七万五〇〇〇ボルトの超高圧送電線は、東京電力の手によって設置しようというものであった。その送電線は高崎市乗附(観音山の近く)から鼻高、安中市の岩井を通り、安中製錬所に至る約三、〇〇〇メートルの大規模なものであった。
昭和四二年何月、この工事を請負った東京電力は、麦の収穫、田植えに多忙を極めている地元農民の目をかすめて、鉄塔建設用地の測量を行ない、岩井の農民の所有であるいうぃ地区の山林、桑樹を無断で伐採し、鉄塔予定敷地を確保し、鉄塔設置の工事を強行しようとした。この事実を目撃した岩井地区の農民は、山林、桑樹の無断伐採も許せないが、それ以上にこの送電線鉄塔建設が、工場の大拡張につらなる二七万五〇〇〇ボルトの超高圧送電線の設置にあることを知り、これ以上工場が拡張されることは「自分たちの死を意味する」として、反対への決意を固める。
この超高圧送電線の岩井地区鉄塔敷地の所有農民は、七名(八本の鉄塔が岩井村落に建てられる)、その線下の土地所有農民は、五三名、計六〇名であった。
これらの土地所有者は早速集会を開き、二七万五〇〇〇ボルトの貯高圧送電線設置に反対しようとの意向を確認した。
こうして岩井地区農民が、超高圧送電線設置反対の決意を固め、その反対運動に立ち上がるなかで、農民の期待をになって藤巻卓次さん(当会注:現会長の父親)は、再び委員長に選任される。
昭和二五年、東邦亜鉛公害対策連合会長として、一市三町五ケ村をあげての工場拡張反対運動に活躍し、ついに敗れ、「敗軍の将、兵を語らず」との言葉を残して、運動から去っていった藤巻卓次さんであった。その藤巻さんが、一七年ぶりに再び公害反対運動のリーダーに選ばれたのである。(以下、略)
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■タテの沢というのは、筆者もかつて5、6歳当時、北野殿から中宿の蓮華寺幼稚園に歩いて通っていたころ、いつも沢伝いにあった山道を通っていました。とくに冬場、北西の風が吹くと、すぐわきの東邦亜鉛安中製錬所の旧焙焼炉から垂れ流された黄色い亜硫酸ガスを大量に含む煙に山全体が覆われ、ガスを吸わないように地面に顔を付けるようにして呼吸しながら、速足で登下校をした記憶があります。
その道の脇に、筆者の親が所有する畑がありましたが、まともに桑も生えず、せいぜい芋類ぐらいしか植え付けてなかったことを覚えています。やがて、養蚕業が苦しくなり、数年後には親はその畑を手放さざるを得ませんでした。そして、東邦亜鉛の所有になっていったのです。
こうして、公害を周囲に撒き散らして、地元農家の経営を壊滅させて、地所を手放さざるを得なくさせることにより、東邦亜鉛は工場の敷地を拡大し続けて、現在は55ヘクタールという広大な敷地を所有するまでに膨れ上がったのです。
今回、新しく画策していることが判明したスラグ置き場は、生産力三倍化による超高圧送電線の受電設備として、昭和40年代前半に、これ以上、東邦亜鉛に東側に出てもらってきては困るという、主に岩井地区の農民を、高崎信用金庫とグルになって騙し、ただ同然で獲得した土地です。それから半世紀を経過しただけなのに、もう忘れたふりができるのは、同社が公害企業としての特異体質を依然として維持していることの証左です。
■先週の日曜日(4月17日)午後、北野殿の西殿地区の畑で農作業をしていたら、前線の通過のせいか、北風に変わりました。すると、子どものころから嗅がされてきたあの特有な亜硫酸ガスの匂いが鼻を突きました。さっそく午後2時25分に東邦亜鉛に電話(0273821551)をしましたが、誰も出ませんでした。
また、同社の子会社の安中運輸㈱が経営するジャンボゴルフセンターを時々利用する客からも、「最近変なにおいがする」という声がきかれます。
東邦亜鉛安中製錬所に「亜硫酸ガスの匂いがする」と通報すると、かならず同社の環境担当者は「うちのではなく、隣のアスファルト工場(旧・井上舗装。現・NIPPO)からの匂いではないか」と言って、認めようとしません。亜硫酸ガスとアスファルトの匂いの違いは、子どものころから亜硫酸ガスを嗅がされてきた筆者には、歴然と区別ができます。しかし、東邦亜鉛は基本的に自分の非は認めないのです。
そうした体質は、半世紀前に最悪の時期を迎えた安中公害で如何なく発揮されたのでした。既に、東邦亜鉛はその当時の悪事を忘れてしまったようですので、当会としては、あらためて当時の様子を皆様にお伝えてしていく必要があると思っています。
【ひらく会情報部・この項終わり】
※第25回工場視察会の席上、当会が準備して持参した資料
<安中製錬所廃棄物処理施設の維持管理に関する計画>
①2011年 PDF⇒
2011_annakapv.pdf
②2012年 PDF⇒
2012_annakapv.pdf
③2013年 PDF⇒
2013_annakapv.pdf
④2014年 PDF⇒
2014_annakapv20150414.pdf
⑤2015年 PDF⇒
2015_annakapv20160302.pdf
<土砂禁ダンプ>
PDF⇒
20160409my_v.pdf
<安中製錬所環境方針>
PDF⇒
20131030mbj.pdf
※どんどん進む新しいスラグ置き場予定地の整地作業(4月13日現在)
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スラグ置き場入口のバリケードは湯川工務店のもの。↑
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結局一度も使われなかった超高圧変電所。↑
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超高圧変電所の建物内にある変圧器にはPCBが入っているはず。↑
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PCBの関係からか、変電所建物の周りに弊を設けて、変電所建物はこのままおくつもりらしい。↑
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鉄骨や碍子などは撤去するものと思われる。↑
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整地用の小型ブルとローラー。↑
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奥の竹藪は地元住民N氏とS氏の畑。その隣に、巨大なケイ滓=スラグ置場ができることになる。↑
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まもなく解体される建物。↑
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古くなって使えない工場施設が多数あるのだから、なぜスクラップ・アンド・ビルドをして、工場を拡大しないようにできないのだろうか。↑
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新電解工場の横から進入路を設置し、スラグ運搬のための大型トラックの搬出入を容易にする計画だという。↑
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解体作業中の重機。↑
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かなりひろい面積がスラグ置場になる計画だ。↑