新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

今年もハタハタは高級魚だった

2024-12-22 22:47:05 | 食文化

秋田の冬の代名詞、季節ハタハタ漁もクリスマス前後で漁が終わります。今年は事前に不漁になりそうだと云われていましたが、予想通りかなり厳しい結果に終わりそうです。

事前の予想では初漁が2日前後とのことでしたが、実際に男鹿でまとまって水揚げが始まったのが15日頃と過去最も遅い初漁となったようです。いつもだと漁が本格化すると、一日何トンとなるのですが、今年は15日の水揚げは4kgしかなく、発泡スチロールの箱2つ分。18日には少しまとまった水揚げがあったと報道されましたが、それでも男鹿で220kgでしかなく、かつてたくさん獲れていた頃は雄雌MIXで3kg換算で1000~1500円程度で販売されていましたが、現状6000円もするようですし、秋田県産よりも北海道産が多くなっているようで、今年もハタハタは高級魚になっているようです。

地元の新聞でも書かれていますが、秋田のハタハタは貴重な地元資源。これを加工したり販売する事業者が多数秋田にはいますが、原材料のハタハタが入手できないとなると、事業継続の危機となりそうです。そのまま販売できればいいのですが、多くの製品がしょっつるやハタハタ鮨といった加工品で、手間暇かかるものですので、人件費の上昇も影響大の上に原材料の値上がり(枯渇?)というのは大変だと思います。

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ついにハタハタが来た?!

2024-12-14 22:44:07 | 食文化

一昨日からの雪は今朝、一休みになり、当YHの消雪パイプも朝のお客様出発後、ようやくストップとなりました。しかし今日も午後から雪の予報。10年に一度の雪との予報ですので、まだ油断できません。

さて、今日夕方の地元のニュースでは、男鹿(北浦)でようやくハタハタの水揚げがあったとのこと。ただ量としては6kgほどと、過去に比べると桁がいくつも少ない程度。それでも昨日までは試験操業で一匹とかでしたので、まとまった量ということではあるようで、地元の漁師さんも期待が高まっているようです。

それにしても6kgだと数箱分。明日以降に初セリとなり、ご祝儀なんてことにもなるので、とんでもない値段が付きそうです。こちらではこの時期、ハタハタを食べないと正月が迎えられないと、スーパーでは北海道産のハタハタが並んでいます。量が少なく市場価格が高いことや、輸送コストがかかることなどから、高級魚扱いです。

秋田産ハタハタが増えたり、時期後半に少し値下がりすることを期待して、もう少し待つことにしましょう。ただハタハタ鮨は今年も作れそうにありません。

のち

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ハタハタはもう少し先?

2024-12-03 22:33:21 | 食文化

昨日はハタハタの着岸(初漁)予想日でしたが、秋田県の沿岸での水揚げは皆無とのこと。地元新聞の記者が漁港に張り付いて記事を流してきていますが、昨日は男鹿(北浦)、八森、にかほ(平沢)とも水揚げ無しで、漁師さんたちがあきらめ顔で帰っていったとのこと。

先日も書きましたが、初漁予想日はほぼ平年並みに出ていましたが、現在の気温や水温などからこの日に水揚げになると考えていた人は少なそうです。既に行われている沖合の漁も、最低だった昨年の半分程度とのことでで、市場での取引価格は、一箱(3~4kg)1万円だそうです。

タイミング的に新型コロナが始まった2020年から急激に水揚げ量が減り始め、その前の2019年に775トンあったのが、昨年(2023年)には111トンにまで減少。今年は、秋田県水産振興センターなどは昨年並みの110トンと予想していますが、果たしてどうなることやら。

去年、今年とハタハタの不漁が続き、内陸からの釣り客が減っているのも原因なのでしょうか、大曲のあった全国チェーンの釣具店が26年の歴史にこの10月幕を下ろしました。

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この時期の話題はハタハタ

2024-11-24 22:52:06 | 食文化

雪が降り始め、雷が鳴りだすと、秋田で話題になるのがハタハタ。産卵のために岸に接近(接岸)するハタハタを「季節ハタハタ」と呼び、メスの子持ちハタハタを珍重し、秋田の冬の楽しみの一つともいえるものです。3~4週間、ハタハタは秋田の沿岸部に「接岸」し、それを一網打尽にとるのが秋田のハタハタ漁。地元ではこれがいつ始まるかがニュースになりますし、接岸して大量に獲れだすと、店には箱で並び、多くの人が買い求める姿を見ることになります。

ただここ数年、海水温の上昇という気候変動の影響を大きく受け、秋田沿岸にハタハタが来なくなっていて、それは過去のこの時期のブログを見て頂くと変化が大きいことがわかるかと思います。

そろそろ接岸が近くなった時期で、本日の地元紙では、昨日県のハタハタ資源対策協議会が今年の漁獲量は昨年(110トン)並みの110トンの見込みを示し、県水産振興センターは接岸日(初漁)も昨年と同じ12/2の予測を示したとのこと。

メスは秋田では人気があるもののオスは不人気で格安で流通していたので、当YHではそれを保存食のハタハタ鮨にしていましたが、ここ数年はオスも値段が高く、手が出ないため鮨づくりはお休みになっています。

今年もラニーニャ現象が予想されたり、夏から秋にかけての日本海側の海水温が高い水準で推移したこともあり、豊漁は期待薄。何か他のもので代用できないかとも考えていますが、今のところ候補がなく、寂しい思いをしています。(写真は2015年のものです)

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石巻焼きそばツアー ②いしのまき元気いちば

2024-11-23 22:34:44 | 食文化

先日の石巻ツアーでは、藤や食堂で焼きそばを食べた後、川沿いから石ノ森萬画館を見るだけ見ようと思って進むと、川沿いに観光施設らしきものがあり、立体駐車場もあったので立ち寄ってみました。駐車場は2時間まで無料と太っ腹。

入り口で見ると、1階は土産物売り場、2階は食堂があるようでした。メニューが掲示されており、海鮮丼の類は観光客価格に近いものでしたが、石巻焼きそばは600円で提供されており、まだ良心的な感じでした。さすがに大盛りを食べた直後だったので、2軒目は無理でした。

1階の土産物売り場では、さすがに海沿いの町ということで、魚介類の品揃えは、大曲のスーパーの比ではありませんでした。当然石巻焼きそばのコーナーもあり、値段はさておいて、品数だけはしっかりありました。

入り口すぐのところに置いてあったのは、「河北せり」(石巻産)というもの。当YHでも時期によっては「仙台せり」(仙台産)を使うことがあり、全国チェーンのスーパーで流通していますが、河北せりというのは初めて見ました。せりは当YHの敷地内にも生えていますので、水が良いところであればどこでもあるのでしょう。以前江釣子の湧水群を見に行った時にも地元産せりの販売がありました。説明では春収穫する葉せりは柔らかい分流通に向かず、地元にのみ出回るものとのこと。今回は購入を控えました。

なんだかんだ見ていたら、ここだけで30分以上経っていましたので、ちらっと肝心の石ノ森萬画館を川越しに見て石巻を後にしました。

時々一時

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石巻焼きそばツアー ①石巻・藤や食堂

2024-11-21 22:06:59 | 食文化

本日は雪が積もる前の貴重なチャンスと、先日テレビのケンミンショーで紹介された「石巻焼きそば」を食べにドライブ。目的が焼きそばで昼食の時間に間に合うようにと高速道路を使い若柳金成ICからは県道4号線で登米経由で石巻まで。店に到着したのが14時手前とどうにか間に合いました。

適当に選んだ店は、駅からも歩ける距離にある「藤や食堂」。かつては定食屋だったようですが、最近は石巻焼きそば専門店状態のようでした。駐車場がないため、店の裏手のコインパーキングに。昼を過ぎたこともあるようで店内は空いていました。

注文したのは肉玉焼きそば(650円+大盛+200円)。いつもなら2軒食べ歩くため、並を注文するのですが、せっかく石巻まで来たし、次の店がわかるかどうかの問題もあったので、今回は大盛を頼んでしまいました。

来た焼きそばは、聞いていたように色が濃い目のもの。食べてみると出汁で味がついているものも、テレビで云っていたような醤油味は感じられませんでした。掲示の案内では、食べている途中で味変でテーブルにある追ソースをとのことで、使ってみましたが、出汁だけで食べたほうがさっぱりしているものの自分には合っていると思いました。具は豚コマ、もやし(多め)、長ネギで、焼きそばにつきもののキャベツは野菜入りか特製になるようです。長ネギが入っているのは、出汁のクセをマイルドにするためでしょうか。付属はもちろん(?)紅ショウガ。

並でも量が多めのようで、大盛は2玉分ぐらいあったのでしょうか、結構な満足度。おいしく頂きました。会計の際に聞いたら、数種類の出汁をブレンドしているとのこと。現在ワンオペで、良心的に一人分ずつ調理するとのことですので、混んでいる昼食時を少し時間を外すか、夜にでも行った方がよさそうです。

石巻焼きそばでは、今回行った藤や食堂のように出汁だけで調理する店と、調理時にソースを使う店と、またそのどちらかを選択できるような店があるようです。次は近くで見る場所を用意して次いで状態で行くことにしましょう。

時々一時

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茹で落花生、頂きました

2024-11-11 22:40:33 | 食文化

そろそろタイムリミット近くなってきましたので、本日2回目の黄色の食用菊の収穫。前回(1回目)がピークだったようで、今回の収穫は30分ほどで終わり、解体、茹で、包装作業も2時間ほど、午前中に決着となりました。

午後になり近くの農家の方が、茹で落花生を持って来てくれました。今年春に一度来られた方で、新しい農作物をいろいろ試しているところで、その専門家を呼ぶかもしれないので、その際の近場での宿を探して来られました。新しい農作物の一つとして落花生を数年前から作っているとのことで、今回ちょうど収穫時期になったので、おすそ分け頂きました。

以前は普通(煎り・ロースト)の落花生しか知りませんでしたが、高校の同級生が家庭菜園で作って、当YHに来るときに茹でて持って来て、食べたらとてもおいしかったことで茹で落花生の存在を知りました。

春に近くの農家の方が来られた際にその話をしたので覚えていました。聞けば、都会でもなかなか茹で落花生は入手困難で、こちらの方の落花生も引く手あまたとのこと。先日テレビで千葉県の生落花生の話をしていましたが、店に出る時期になると、朝から行列ができるほどとのこと。今回かなりの量を頂いてしまって誠に感謝です。食べた感じは柔らかくしっかりと塩味がついていて、栗やサツマイモのような風味でとてもおいしくいただきました。

当YHでも新しい作物は考えているのですが、落花生は咲いた花が地面に逆U字型に潜って、そこに落花生を実らせるもので、株の周辺にそのスペースが必要ですが、ご存じのとおり、当YHの畑は度々雑草に覆われるほど自然豊かな(?)畑ですので、こまめに畑の管理ができないと落花生は作れないと思っていて、候補から外しています。生落花生は日持ちがしないため、採ってすぐ出ないと食べられないとの話ですが、収穫が11月頃というのも、お客様が来なくなる時期で、大量に作っても消費ができないことになりそうです。

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ウインナー炸裂はステルス値上げか?!

2024-10-10 22:52:48 | 食文化

今日は旭川で初霜とのニュースで、山岳部の初雪から始まり、しっかり冬が近づいてきているようです。

さて、当YHでは朝食でウインナーを使っていますが、今朝お客様の食事の準備をいつも通りしていたら、提供しようと思ったところ、ほとんどが炸裂状態になってしまい、慌てて新たに用意して事なきを得ました。調理方法はいつもと大きく変わらなかったはずですので、どうもウインナーの皮の材料がメーカーによって変更されたと推測されます。

ここ数年同じウインナーを使っており、すでに2度ほど値上げが行われ、さらに本数が減ったり、ウインナーの長さが変わるなどのステルス値上げも行われており、ついに材料に手を出したのか?という感じで、メーカーの原価低減努力の執念を感じました。

当YHではこれまで大きな値上げをしてきませんでしたし、原価低減努力もそんなに気合を入れてというほどではなく、健全な赤字で済んでいたので良しとしてきましたが、そろそろ何か考える必要があるかもしれません。来年の課題といたしましょう。

のち時々

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新米到着、価格は当然上昇

2024-09-30 23:03:41 | 食文化

本日、近くの農家さんが新米を運んできてくれました。夏以降、都会を中心に「令和の米騒動」と云われる状況で、都会の卸などが「青田刈り」ならぬ生産地巡りでコメを調達しているとも伝わり、こちらに廻って来る分があるか心配しましたが、大丈夫でした。

ただ、当然のことながら、価格は上昇。昨年は30キロで6500円前後でしたが、今年は9000円と4割ほど値上がりした計算になります。それでも当YHを始めた20年前は同じ量で15000円ほどしていて、20年値下がりが続き、気が付けば半値以下になっていました。30年間物価が下がるデフレ経済が続いたと云われていますが、ここまで価格が下がったものは少ないでしょう。

当然のことながら、農家も経費削減などで原価低減努力はするでしょうが、これだけ大幅な、長期間にわたる価格下落には対抗できる手段も限られると思われ、農業が「もうからない」というイメージが定着し、後継者不足→離農→耕作放棄地の増加、米の供給不足の懸念などにつながることになったのでしょう。

先日店で見た新米は5キロ3000円ほどでしたので、30キロで18000円ということになります。本日持って来て頂いたものが9000円ですので、値上がりしたといっても市価の半値。店で事前に価格を見ていたので、安く感じてしまいました。

 

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ワン・ペーパー・ランチ?

2024-09-14 22:23:36 | 食文化

先日テレビを見ていたら、グルメ番組でワンペーパーランチとの言葉が出てきました。いわゆる1000円で食べられる昼食ということのようです。かつては1000円を昼食で出せば、大体のものを食べることが出来ました。その頃グルメ番組で特集が組まれるのは、安く食べられるワンコイン(500円)ランチでした。昨年秋に延々と描きましたが、すでに1年ほどでラーメンでも1000円を超える値段の店が多くなってきたようで、都会だけでなくこちらでも散見されるようになってきました。

私がサラリーマン時代、昼食はほとんどが外食でした。東京で働いていたこともあり、500円で済むことは少なく、1000円で少しおつりが来て、その分でコーヒーなんて状態でした。バブル崩壊後は事務所で弁当を買ってきて食べることも多く、崎陽軒のシュウマイ弁当(当時700円ほどだったかな?)などは少し贅沢をした気分になりました。

一方で当時も今もサラリーマンの小遣いは平均で月3万円程度で大きく変わっていないようで、単純計算で一日1000円、昼食を1000円でとってしまうと、その日の小遣いはおしまいということになるようで、苦労している人も多いかと思います。

ワンペーパーランチという言葉が出てくるほど、世の中は大きく変化してきているのだと痛感させられました。(写真は崎陽軒シュウマイ弁当、HPより)

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