本日のローカルニュースで秋田市でホテルの予約が取れないということをやっていました。この番組では、その理由として、①美術館などの大型工事が増えていること、②コロナ明けで人の移動が増えていること、③イオン能代(東)の開業(11/27)などを挙げていました。
工事の増加は、秋田駅周辺の一部再開発などが重なっているようですし、この時期都会で見られる年度末の予算消化による工事増加が、雪国では雪の降る前に出ることも関係しているようです。秋田県では建設関係の人手不足が新型コロナ下でも続いており、他の地域で人手不足の緩和が見られても、ようやく人手が確保できて、工事が増えたなんてこともありそうです。
コロナ明けの人の移動が増えていることに関しては、以前も書きましたが、雪の降る前のこの時期は、都会からの出張のビジネスの方が増える時期。年末の挨拶を兼ねて、ルートセールスの方が多くなるようです。更に今回のコロナの影響が残り、臨時休館や廃業などで秋田市だけでも部屋数で700前後、減っていることも需給ひっ迫の要因の一つと指摘しています。
イオン能代(東)は11/27にオープン予定で、地元テレビなどでも盛んにCMが流れていますが、立ち上げスタッフが約1,000人集まっているとも。10数年前の大曲イオンの立ち上げ時には全国から3,000人が集まり、当YHもあるテナントが貸切なんてこともありました。能代は元々宿泊施設が少なく、火力発電所や海上風力発電所の工事が長期にわたり続き、宿泊施設がずっとひっ迫しているようです。このため、鷹ノ巣、大館辺りまで埋まり、南は秋田市まで宿をおさえているようです。
さすがに大曲の、さらにもっとも小さな規模の宿である当YHには、こうした需要の「おこぼれ」は殆どありませんが、それでも問い合わせがチラホラあります。あくまでも問い合わせで終わっていますが。
秋田市内の宿が取れにくいことは私の会社でも出張の多い部署で話題になってました。
秋田出身者として色々な原因を考えてましたが時期によって、さまざまな理由があるにせよ、一時期、アパホテルが長期休業してたことも関係あるかもしれませんね。
あとは洋上発電の業者さんたちの長期滞在や、学会への参加のために全国から関係者が集まって来たことによる宿不足、観光客の殺到等々…。
コロナ禍が明けたことにより外国人観光客も増えているかと思いますが、外国人の方々は、もしかすると涙を流すマリア象の聖地巡礼目的地やSLAM DUNKブームによる能代市への観光目的等、関係があるかもしれませんね。