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本日は、この時期恒例、集落の梵天が当YHに来ました。梵天とは幣束のことで神様が降りてくる場所という意味があるようです。これをその年に厄年になる男衆がそれぞれの神社に奉納するという冬の行事で、秋田市、大仙市、横手市の一部で行われているもので、神社に奉納する前に地域の家々を廻ります。
今年は9名の担ぎ手の方がほら貝を吹き鳴らしながら来られ、家の前で梵天唄を謳って頂き、一連の行事が終了です。今回の梵天は周辺を4日掛けて廻り、最後に八幡神社に奉納となります。
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梵天が有名なのは秋田市の太平山三吉神社(1月中旬)と横手市の旭岡山神社(2/17)が規模が大きく、複数の梵天が奉納になる際には、先陣争いをすることもあり、「喧嘩梵天」と呼ばれることもあります。また2/11に大仙市花館で奉納される梵天は、雄物川をイカダで渡る事から「川を渡る梵天」と呼ばれています。
秋田や横手で行われる梵天はガイドブックにも出てきますが、こうした地元の行事を見て頂ければと、毎年考えていますが、どうしても神事は日にち指定の行事ですので、日程的にも難しいものがあります。
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