先日の湯田温泉ツアーの2軒目は、国道から少し離れたところにある沢内バーデン。すぐ隣には志賀来スキー場があります。
入浴料300円を払って風呂場に。内風呂が3つと源泉サウナ、露天風呂があります。お湯は無色透明、無臭のクセのないお湯でカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉でpH8.4、源泉は60.4度のお湯は加水、加温なしの掛け流しで使用されています。
露天風呂は冬季ということもあり、木製の蓋が閉まっており、一部入れるように開けてはありましたが、今回はパス。内風呂の浴槽も、3つのうちジェットバスと気泡バスになるだろう浴槽がありましたが、いずれもお湯が張ってあるだけでした。見晴らしもよく、広い湯船で非常にいい風呂でした。
先日、インターネット契約をしているNTTぷららから光ケーブル導入の案内があり、いずれと思っていましたし、今まで怪しげな代理店から数十回の電話があり、迷惑していたので、いい機会と電話回線を光回線にすることにして、本日工事がありました。
積雪もあり心配していましたが、工事は2時間ほどで終了し、当YHのネット回線も含めて光回線となりました。今まで複数のお客様が無線LANを同時に使うと、速度が遅くなるということがありましたが、これでその心配もなくなりそうです。
試しに観光協会のパンフレットをダウンロードしてみると、あっという間というところまでは行かないまでも、今までよりもかなり早くなってストレスを感じない程度になっていました。
一時
毎年この時期、当YHのある藤木の集落では、梵天(ぼんでん)が八幡神社に奉納する前に家々を廻り、厄払いをする行事があり、本日、当YHにも梵天が来ました。
梵天はその年に42歳の厄年の男たちが神社に奉納するもので、今年は7名の方が県内、県外から帰ってきて参加されていました。この梵天奉納の習慣があるのは、秋田市の一部と、大曲、横手の一部で、六郷や角館といった近隣の町ではありません。
来月の横手のかまくら祭りの2日目、2/16には、かまくら館前でこの梵天のコンテストが毎年開催され、県内の他、岩手や宮城の一部でも開催されている梵天が終結します。毎年書いていますが、こうした地元の郷土の風習をお客様には本当は見て頂きたいのですが、なにぶん宗教色のある行事のため、週末とか連休に行うわけにはいかず、残念に思っています。
今日は雪の処理も一段落したし、路面の雪も多くなさそうだったので思い切って岩手県の温泉巡りに出掛けました。降雪が落ち着いているとはいえ、奥羽山脈を横切りますので、目指したのは近めの湯田。最初に入浴したのはほっとゆだ駅から山に入った処にある湯川温泉郷の一番奥、高繁旅館。
湯治の看板も出ている温泉宿で平日でしたが入浴客がパラパラとありました。入浴料300円を支払って風呂場に。風呂は大浴場の他に別な場所に黄金風呂がありましたが、今日は大浴場に。湯船は25mプールのような大きな内風呂が一つと源泉サウナ、広めの露天風呂とその脇には箱蒸し風呂が一つありました。
お湯は自家源泉の76.6℃、pH7.7のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で無色透明、無味無臭と非常にクセのない、さっぱりしたお湯でした。浴室は広い窓で雪を見ながらの大きな風呂に明るい時間にノンビリは入れるのは、田舎では数少ない贅沢です。
先日24日、2014年最初の桜の開花予想がウエザーマップ社から発表になりました。東北、北海道地域の予想は2月に入ってからになりますので、予想はありませんでしたが、関東以南の開花予想は平年より若干早めのものになっているようです。
こちら秋田県でも気温が上昇してきた先週は3月上旬の気候になったりもしています。今冬は降雪が11月の早い時期からあり、1月に集中していたこともあり、積雪量は多めです。
でも今まで早い時期に積雪が多いと、2月の雪が少なく、そうなると雪どけも早いため、桜の開花も平年よりも早いことが度々ありました。
もちろんこれからの2月、3月の積雪や気温の状況が大きく影響することになりますが、そう考えると、去年、一昨年の桜は遅めの開花となっていましたので、もしかしたら今年、2014年の角館の桜は平年並みか少し早め(平年は開花4/24、満開4/29)になるかもしれません、とまだ雪が真っ盛りの時期に期待を込めて考えてみました。
(写真は2013年5月の角館の桜)
昨日、今日は降雪もあまりありませんでしたが、2階屋根から落ちた雪をとかすために当YHでは消雪パイプを稼動させました。折角水を出すのだからと、2階の屋根の客室窓の際に落ちてきた雪を屋根に上がって落とし、大雪が降らなければ当面大丈夫な状態にしたり、駐輪場奥の落ちた雪の山を崩したりと、暇を見ては雪と格闘することとなりました。
建物裏の北側の落ちた雪もかなりの量がありましたが、この冬に入る寸前にコンクリート敷設工事を強行して、消雪パイプの水が有効的に出だせるようになり、最高積雪172cmまであった今冬でも、先日大工さんが雪を落とした際に風呂場裏の浄化槽の上の雪を均した程度で、その奥、厨房や食堂裏の場所は今年、まだ雪の処理をしないで済んでおり、非常に助かっています。
いずれ余裕が出来たら、駐輪場裏の空き地にもコンクリートを入れられると、もっと楽が出来るなと、考えています。ちなみに今日の昼の積雪量は134cmまで減りました。
時々のち
1月になってから最高気温が1℃を超える日がほとんどなかったのですが、昨日からようやく気温も少しは上がり始め、懸案だった2階の屋根の雪が今日、一斉に落下しました。
これまで軒下に大きな雪庇(せっぴ、秋田弁ではマブ)が出来てしまい、重さで軒が折れる懸念があり、2階の窓から手を伸ばして届く範囲で突っついたりしましたが、あまり効果がありませんでした。今日、この雪庇も含めて屋根から雪が落ち、ようやく屋根の雪の心配も少なくなりました。
ただ、落ちた際に北側では1階厨房の換気扇の外カバーを2つ破壊してしまい、雪が一段落したら修理が必要になりました。また南側はいつも雪下ろしをしている場所に大量に落ちましたので、2月の雪に備えて、気温と降雪状態、体調などと相談して、いずれかのタイミングで屋根に上がる必要がありそうです。
先日お泊りのお客様、聞けば発酵文化に興味があって横手にお越しになったとのこと。冬場に雪で閉ざされて田畑の収穫もなく、秋までに収穫したものを長期保存する必要性や日本酒の醸造技術が昔からある秋田県には、多くの発酵食物があります。
以前から県南の横手を中心にその発酵文化を研究し広めていこうという動きも出ており、発酵文化研究所なども出来ているようですし、大曲には日本でも有数の菌屋(通称もやし屋)があったりします。
今回のお客様は、酒蔵巡りの途中で麹屋も巡っているとのことだったので、飯詰の駅前に味噌醤油店があり、この周辺には多くのこうした店があるとお話をしたところ、非常に興味をもたれたようです。吹雪の中、歩いてこうした店を巡ってきたお客様には脱帽でした。
一時
秋田にはいろいろな郷土料理があり、テレビでも時々取上げられています。先日、珍しくその中であまり見かけない「あさづけ」なるものがあったので購入してきました。地域によっては、「粉なます」などとも呼ばれているようで、あさづけといっても漬け物ではなく、米のデザートです。
うるち米をすり鉢などで潰し、とろ火で透明になるまで練るように煮て、冷やした後に砂糖と酢を加えたもので、甘酸っぱい不思議な味です。たぶん冷やした後に砂糖を加えるからなのでしょうか、甘さの他に粉っぽさを感じてしまいました。寒い冬だからなのでしょうか、正直あまり食が進みませんでしたが、暑い夏のおやつなどには美味しいのでしょう。
昔は砂糖は贅沢品。それをどこにでもある米と一緒にしてお茶請けにしたのは、やはりこれも県南の郷土料理である豆腐カステラと同じ発想です。
のち
昨日までに屋根の雪も一段落し、あとは2階の屋根から落ちてくるのを待つばかりとなりましたので、今日は久しぶりに秋田まで足を延ばしてみました。所用を幾つか済ませる間に昼食をとりましたが、珍しく秋田でラーメンを食べてみました。
入った店は土崎の国道7号線沿いにある「つけ麺開拓舎」。ここの売りは伊勢えびで出汁をとった伊勢えびつけ麺。大曲周辺のつけ麺がかなりコッテリスープなので、他はどうだろうと思っていましたが、ここも比較的濃厚で、そのつけ汁も焼いた石鍋でぐつぐつ状態で出てきました。
非常に美味しく、最後まで温かいつけ麺を頂きましたが、味は旨みよりも塩味のほうが少し強かったかなという感じでした。伊勢えびつけ麺820円、大盛りは無料。