新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

街の自転車屋さんはいずこへ

2024-05-19 23:14:09 | 習慣

昨日宿泊のお客様、当YHでは珍しい自転車でお越しとのこと。夕方電話があり、田沢湖一周走っていたら、パンクして到着が遅れるとのこと。電話の際に、田沢湖周辺で修理ができるかと尋ねたら、ネットで探したけど自転車屋さんが見つからないと。結局、田沢湖駅から輪行で当YH最寄りの飯詰駅まで来られ、飯詰駅からは車送迎して当YHに到着となりました。

夕食後にパンク修理ができるところがあるか探しましたが、そもそも街の自転車さんが少ない状態。大曲では11月から3月頃まで雪のため自転車に乗ることが出来ず、通学で使う人も多くありません。都会では大型の自転車販売店がありますが、こちらでは極僅かな街の自転車屋さんと、ホームセンターでの販売・修理が大半のようで、ホームセンターに問い合わせたところ、修理が出来る人が常駐するのは時間が限られており、幾つかの店では数日預かりになるとのこと。結局、今朝まで様子見となりました。

そして朝になり、当YH近くにある自転車屋さんに朝8時過ぎに電話したところ、修理可能ということで、早々に車で持ち込み、修理となりました。当初お客様は大仙市周辺を走って帰るという予定を立てていて、予定変更もと思っていましたが、朝早い時間に修理が出来たことで、スタート地点は少し変わりましたが、当初予定通り走ると云うことで、自転車店に置いてきました。

都会で走っている分にはそこここに自転車店があり、パンク修理も何とかなるのでしょうが、人口減少が続く地方や雪国では自転車修理にも難儀します。また自分が子供の頃は、パンク修理が度々で、そのお金もバカにならなかったので、修理方法を教わり、パンク修理キッドを持参して遊んでいたものです。

当YHに自転車で来られるお客様は決して多くありません。来られるお客様は、かなりマニアックな場所を走る方もおり、修理キッドだけでなくタイヤチューブを持参している方もいるようで、地方の田舎を走る場合は、それなりの準備が必要なようです。

朝早くから修理をして頂いた自転車店の方には感謝でした。

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マニアの進化

2024-02-20 23:18:41 | 習慣

昨日は大曲でも最高気温で19.6℃と桜が咲く時期と同じような気温になり、庭の木々だけでなく人間様も気温の変化にビックリ状態。一転して本日は気温が下がり続け、夕方6時には-4℃まで低下し、夜は久々の水道凍結防止策を施すほどになりました。暖かくなった後だけに、今までならいつものことだった寒さが一層肌身に堪えます。

さて、税金の申告書類作成中の気分転換に、焼きそばマニアのサイトをチラホラ見ています。中には10年以上焼きそばだけでなく「粉もの」を食べ歩く強者も見られ、面白く拝見していますが、今回も感じたのが「マニアの成長」ということ。始めた頃の記録は簡単で、視点も定まらないものがありますが、それが時間を経るごとに充実し、細かくなって、文章も長文になることが多く、話も広がったり、専門用語が出てきたりと、その進化は非常に面白いものです。

同じようなことは、こちらでも何度も経験しており、過去、温泉や鉱山、溜池などを調べた時にも同様のことが見られました。ただあまり広げてしまうと、収拾がつかなくなることも経験しており、以前古代史を調べていて、縄文人はどこから来た?→石器時代?→人類の誕生?→その祖先は?→生物の誕生→ついつい46億年前の地球創生まで遡ってしまったりしました。

趣味であれば、いくらでも広げて人生の課題としてやるのはいいのですが、一応商売のネタとして、見られるものを作って、というのが当YHの目的のひとつですので、どこかで線引きする必要も感じています。

のち

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秋田県民ならでは

2023-12-09 23:32:34 | 習慣

先日、知り合いに埼玉に行った際の写真を見せたところ、大宮駅の南銀座入口の何気ない写真で面白い反応を示しました。こちらは若かりし頃に遊んだ場所で懐かしさでつい撮った写真でしたが、その知り合いは、(立ち飲み)居酒屋の看板の上に「美酒・爛漫」の看板があると。

「爛漫」は湯沢市の秋田銘醸㈱の代表銘柄。秋田銘醸は、1906年(明治39)に奥羽線が全線開通し、陸上輸送が可能となり、湯沢の両関酒造がいち早く東京進出を図るが、知名度、生産量とも不足し、秋田の酒を広めるために両関はじめ多くの秋田県内の酒造会社や秋田の政財界人が出資し設立1922年(大正11)に大消費地東京に秋田の酒を売り込むために共同で作られた酒造会社。東京でのテレビCMなどで知名度を上げ、また吉永小百合をCMに起用するなどして、1971年(昭和46)には東北6県で最大の生産量を誇る酒造会社となったとのこと。

秋田から東京は500キロ以上離れた遠い土地で、今は新幹線で4時間ほどで行くことが可能ですが、かつては夜行列車で一晩かかるところ。それでも古くは出稼ぎ、近年では就職などで東京に出る秋田県も多いようです。そうした秋田県民にとって、秋田のものを東京で見ることは、懐かしさ爆発状態のようで、ネットなどでも秋田物産市に出かけた、スーパーにあったからつい買った、などと云う書き込みをよく見ます。

大宮駅前の看板もかつて秋田の酒を広めようと努力した秋田県民の成果の一つなのでしょうが、云われるまで爛漫の看板は認識できず、懐かしさだけが先行してしまったのは、まだまだ秋田県民にはなり切れていないと云うことなのでしょうか。ちなみにこの駅前の居酒屋は、高校時代からありますが、入ったことがありません。

のち

 

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写真の現像をしなくなった?

2023-02-24 23:03:18 | 習慣

近年は、食堂でお客様同士でお話をしている際に、スマホをみんなで覗き込んでいる風景を度々見かけます。それぞれが調べもの(?)をしている場合もあるのでしょうが、中には訪ねて行って良かった場所の写真を見せ合うということもあるようです。

スマホでいつでも持って歩けるという便利さはあるものの、昔のフィルムカメラと異なり何枚も制限なく撮影できることから、スマホにはどんどん溜まっていくことになるようです。中にはクラウド(サーバ)に上げておけば容量は取らないと云う事を云われる方も。昔は撮った写真は現像してアルバムに、なんてことが一般的だったかと思いますが、昨今「現像する」ということを私自身しなくなってしまいました。

現像するには当然費用が掛かりますので、その出費を抑えることが出来ます。昔はどこの現像店が安いなんて探したものです。その代わり過去に撮った写真をなかなか見なくなっている気がして、何のために撮影しているのか?と云いたくなるほどです。最近の方では、大半の答えがSNSにアップするためと答えるのでしょう。

「簡単に見てもらう」ということを考えると、現像(=プリントアウト?)してアルバムにしておく方がいいのでしょう。食堂に用意している各種ファイルはそうした考えで作っています。費用はかかりますが、趣味ではなく仕事のためですので必要経費。

最近では静止画でなく、動画という風潮がSNSの変化-画像共有型から動画共有型に―で変わってきているようです。鉄道や波の迫力、滝の涼しげさ、吹雪や大雨のインパクトなどは静止画より動画のほうがわかりやすく、HOW-TOものなども人気のようですが、静止画はパッと瞬間で見ることが出来ますが、動画は情報量が多いだけにすべてを見るには時間がかかります。

新幹線移動時や寝る前などの暇な時間などはいいのでしょうが、話をしながらとか、何かをしながら瞬間にということは難しく、やはり「簡単に見てもらう」と云うことを考えると、静止画をプリントアウトしてというのが良いのかと。若い人からは考えが古いと云われそうです。

一時時々

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2023年藤木八幡神社の梵天奉納

2023-01-29 23:43:21 | 習慣

本日は、集落の八幡神社に奉納される梵天(ぼんでん)が、奉納前に町内を巡る途中で、当YHにも立ち寄って頂きました。梵天奉納は秋田市、大仙市、横手市の一部で行われている冬の行事で、秋田市の大平山三吉神社の梵天や、毎年2/17に横手の旭岡山神社の梵天、その前日に開催の梵天コンクールが知られていますが、藤木や角間川などの集落でも、昔ながらの姿を残して行われています。

藤木の梵天奉納は男の厄年、数えで42歳の男衆が行うとなっています。三吉神社の梵天は地域の方となっており、年寄たちの年中行事的になっています。藤木地区でも人口減少や少子化の影響は大きく、今年は昭和57年会が行いましたが、来られた方は10人足らず。都会に出ていて、コロナで帰れずということもあるのでしょうが、当YH開所の頃は10名以上が来られており、やはり寂しさを感じます。

気温は低かったものの、-6℃までしか今朝は下がらず、道路は未明に除雪車が走り、ちょうど来られた時間に雪はやんでおり、過去と比べてましな状況でした。大仙市内でも最小規模の宿泊施設で、儲けもほとんどありませんので、多額の寄付などは出来ませんが、集落に残る数少ない行事ですので、心ばかりの応援をしていきたいと思っています。

のち

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藤木八幡神社の梵天奉納

2022-01-30 09:52:45 | 習慣

先日からの降雪は、昨晩激しさを増し、今朝(8時横手)の積雪は176cmまで来ました。そんな中本日は、この時期の集落のイベント、梵天奉納が当YHにも来てくれました。昨日から始まり、2/1まで集落を廻り、神社に奉納となります。

藤木の梵天は、厄年(42歳)の男衆が神社に奉納する前に集落を廻り、家々の厄落としをするというもので、今年は昭和56年会。本人たちにとっては人生で一度の行事でしたが、今年は都会に移り住んだ人たちを呼ぶことが出来ずに、地元にいる8名で本日は行っているとのこと。

ちなみに、梵天は写真一番奥の火消しの纏(まとい)のようなものです。梵天奉納は秋田市、大仙市、横手市など秋田県の一部で行われており、大平山三吉神社(秋田市)や旭岡山神社(横手市)、伊豆山神社(大仙市・川を渡る梵天)が知られていますが、厄年の男衆に限定しているのは、大曲の一部に限られてしまっているようです。

昨年は、新型コロナで集落内を廻るのは中止となりましたので、来られたのは2年振り。ギリギリまで秋田県では新型コロナ拡大がそんなでもなかったのですが、ここにきての急拡大。それでも屋外ということもあり、どうにかできたようです。いつもなら日本酒で景気をつけながらの行事ですが、今年は一切アルコールなし、マスク、フェイスガード着用と万全(?)の状態で来られました。

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新型コロナ下での梵天奉納

2021-02-17 23:29:50 | 習慣

8回目の大雪3日目は、今日もほぼ一日雪でしたが、降雪量は多くなく、今週末の屋根の雪下ろしはしないで済みそうです。例年、1月末から2月頭に当YHのある藤木地区では、神社に梵天と呼ばれるものを奉納する行事があり、奉納前に地域を廻って厄落としをします。今年は新型コロナ流行のため、地域を廻ることは中止となり、2月1日に神社に奉納する行事だけが行われ、当YHからもその際の太鼓囃子が聞こえてきました。

本日は、地域を廻ることが出来なかったため、その代わりに神社のお札を持参してくれました。いつもなら来た時に梵天唄を歌い、お祓いをするのが恒例ですが、今回そうしたものはなしで、悪く言えば集金に近い状態。断ることも出来たかと思いますが、たまたま今年、こうした状況になってしまったのは運が悪かっただけ。来年もう一度とも思われますが、藤木地区の梵天奉納は、数え年で42才になる男衆が行うことになっており、人生で一度だけの行事で、今年は昭和55年会が担当し、来年は次の年度の男衆が行います。秋田市大平山三吉神社や大曲花舘地区の梵天は、そうした年齢制限はほとんどないようですが、藤木地区ではそうした慣例があります。

普段のYHの経営においては、費用対効果を考えてお金を使いますが、こうした伝統行事は、それを続けてもらうことが大切で、行った方々が一番切なかったかと思いますので僅かばかりの御祝儀を出しました。

 

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震災復興の二の舞だけは

2020-05-04 23:43:03 | 習慣

数日前に学校の9月入学に制度変更という話が突然出て、マスコミは一斉にその話になびきました。文科省の火消しで、一旦は沈静化して、数日でマスコミの話題からも消えてしまいましたが、水面下では動いているのでしょう。

9月入学にするメリットは、海外留学に対応できることで、そのために学校行事の時期の変更だけでなく企業の採用や幼稚園なども制度変更が求められ、それらを天秤にかけて釣り合うのでしょうか。都知事などは今しかない、とも言っているようですが、平時に時間をかけて行うならともかく、新型コロナ流行のドサクサに紛れて行う「火事場泥棒」的判断では現場が一段と混乱する気がします。

東日本大震災の際に、復旧でなく、将来を見据えた復興にするとして、そのプランが決まるまでに時間がかかり、復興した時には誰もついてこなかったという状況も散見されています。今更という話もありますが、あの時でも当面は迅速な復旧を行い、その後に復興にシフトしていれば、もう少し違った現在があった気がします。

将来を担う子供たちのことですので、政治家の道具にはしてほしくないです。

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全国埼玉化計画?!

2019-03-07 23:23:11 | 習慣


本日は、諸事情で秋田で数十年ぶりの映画鑑賞。埼玉で噂の映画「翔んで埼玉」を秋田で見てみました。平日の昼間でしたので観客は50名ほど。席は1/3ほど埋まっていた感じでした。映画の内容は「全編、埼玉をディスる(卑下する、侮辱する)」というもの。

昔から埼玉県は、「だ・さいたま」などと呼ばれ、名物も有名観光地もなく、旅行先でもどこから来たか聞かれると、関東とか、つい東京と云ってしまうといった、自分の県に昔から自信を持っていなかったという特徴がある不思議な県。そういう背景を知らないで見ると、あれだけ云われて大丈夫なの?という内容になっていますが、埼玉県民は楽しんで見られるもの。



今だったらセクハラだ、パワハラだとも云われ兼ねない話でもありますが、原作が作られたのは昭和の時代、1980年台前半とのこと。暴走族やデコトラなども出てきて、少し滑稽なものでしたが、それでも全国的に埼玉が関心を持たれることは、いいことです。決して多くない観客の中に、埼玉出身の人が数人、紛れ込んでいたようです。

時々

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縁があったら?機会があれば?

2018-05-03 23:53:11 | 習慣
本日はお陰様で満室御礼となりました。お断りしたお客様、ごめんなさい。

お客様が出発の際には、連日盛大なお見送りとなっています。今回は連泊のお客様が多いこともあり、見送り側の人数が多いことも度々。出発前に話し込んでしまって、つい出発が遅くなることもありますが、ご容赦ください。

その際、時々、「機会があったらまた来ます」「縁があったらまた来ます」と云われる方がいます。あったらと云われると、縁がなかったのかな?居心地が悪かったのかな?とつい、考えてしまいます。

秋田という土地は、なかなか来られる場所ではなく、機会や縁は多くの方にはほとんどない場所。今回来て頂いたのが縁であり、機会なのですが、と。なので、そう云われる方には、「是非、機会を作って」もう一度来てください、とお話ししてます。細かすぎるとか、些細な事とか云われるかもしれませんが、それが「縁」だと思います。

のち
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