全国的に人手不足で、5月末に発表された秋田県でも有効求人倍率は1.6倍と1963年の統計開始以降、過去最高を更新し、17年ぶりに全国平均を上回ったとのこと。特に人手不足が激しいのが建築関係(5.27)、接客・給仕(5.22)、保安・警備(4.72)と体力勝負の仕事での人手不足が顕著だとのこと。
宿泊業はこの統計では表れていませんが、接客・給仕と似たような状況か、もっと酷い可能性があります。このところ温泉強化月間で、多くの温泉施設に出掛けていますが、そこでもその影響かと思われることが度々。人手不足で日帰り入浴はお休みとか、掃除や整備が間に合わず、汚れなどが目につくところなどなど。
観光客が増えていたり、多かったらいいのでしょうが、そもそも宿泊業は繁忙期と閑散期の差が大きく、繁忙期には人手が不可欠だが、閑散期に持て余すという構造的欠陥が大きな型施設では、人手の確保が大変だろうことは、想像できます。ある旅館では、外国人が受付にいて、戸惑ったことがありましたが、宿泊業ではそれも限られるでしょから、これから売上減による閉館という今までの閉鎖理由に加えて、人手不足による閉館ということも、発生すると思われます。
大した売上にはならない日帰り入浴を受けてくれている温泉施設には、感謝です。