新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

円安が外国人観光客の多さの理由なのか?

2024-04-30 23:54:24 | 経営

連休前半、テレビでは多くの外国人観光客が押し寄せて来て、京都などでは相変わらずオーバーツーリズムになっているとの話。日本人にとってゴールデンウィークは貴重な春の行楽シーズン。そうでなくとも昔は民族大移動状態だったのだから、なにもこの時期に外国人観光客が来なくとも、と思います。

テレビでは円安が外国人観光客増加の理由としているようですが、とても違和感を感じています。1年前の2023年5月は1$=135円ほどでしたので、10%程度の円安でしかありません。その前年、2022年でも5月は1$=130円ほど。円安が急速に進んだのが2022年3月頃からで、2021年5月だと1$=105~110円ですので、数年前との比較なら3割ほど円安になったと云えそうです。

今回の外国人観光客の多くが、日本での買い物を来日の理由に挙げているようです。かつて日本人も急速な円高の折、海外に買い出しツアーに行った人が多くありましたので、円安が理由の一つになったことは否定できないでしょう。でもそれ以外に全般的に物価が諸外国より安く抑えられてきたことが最大の理由とも云えそうです。その背景には、従来から書いてきたように日本の人件費の安さ。

外国人にとっては、日本の物価は安く感じるでしょうが、日本人にとっては物価の上昇は今後も続くことになるでしょうから、収入が増えない場合は厳しいことになりそうです。また今後1~2年でこれが解消すると云うことも考えにくいようです。

残念ながら、買い物が主目的の外国人観光客が秋田に買い物に来ると云うことは殆どなさそうです。

のち

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大型連休始まりましたが / ジャガイモ発芽

2024-04-28 23:50:41 | 畑・工作

昨日から春の大型連休が始まり、こちらでは大曲の花火・春の章がありましたので、一般のお客様に加えて、花火のお客様もあり、当YHも久しぶりの賑わいとなりました。それでも本日はお客様の数もめっきり減り、連休中の問い合わせや当日や前日の飛び込みのお客様もとても少なくびっくりしています。

連休前半は30日から2日まで3日間が挟まるので、3連休と同じ状態とも云え、少ないのはわかりますが、連休後半の問い合わせもそんなにない状態。先日のお客様から連休中の宿が全然取れないと云う話を聞いて、ネット予約サイトで近場のホテル等を見ると、連休後半は殆どが満室状態のようでしたので、この違いは何だろうとついつい考えてしまいました。

いくつか理由は考えられましたが、まだ連休前半ですし、コロナ前には、前日、当日の飛び込みのお客様が多くありましたので、これからの追い込みを期待しましょう。それまで体力の温存を図ることとしましょう。

本日、お客様を見送った後、畑の様子を見に行くと、ジャガイモが発芽していました。植え付けた半分の種芋は昨年当YHで収穫して残っていたジャガイモで、少し小さめでしたが、どうにか無事に発芽しているようでした。

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大曲の花火・春の章

2024-04-27 23:46:05 | 観光地

本日は大曲の花火・春の章が行われました。当YHにも何組かの花火目的のお客様が来られました。夏の大曲の花火とは異なり、花火目的のお客様が押し寄せてくることもなく、また大型連休ということもあり、一般の旅行客もいます。夕食時には一般の旅行客の方は、当YHで採られ、花火のお客様は午後9時頃には当YHに戻ってきますので、それから風呂や軽食などとなりますので、本日も静かになったのは夜中の12時頃になってしまいました。

昼前の買い出しの際に、本日の花火会場の視察行きました。雄物川の上流から花火会場に向かいましたが、花火会場の上流にはキャンピングカーの特設サイトが設置されており、既に車両の入場が行われていました。花火会場ではパイプ椅子の席が用意されていました。

夏の花火大会では、河川敷一面、桟敷席が用意されますが、春の章や10月開催の秋の章では、そこまで見物客が来ないため、河川敷の見物場所の両端は駐車場になります。パイプ椅子はザっと数えると5000~8000席ほどのようでした。夏の花火大会ではなんだかんだで20万席用意されているとの話ですので、規模はだいぶ小さくなります。見物席の値段が夏の花火大会とそんなに変わらないので、少し割高な感じを受けますし、地元の人はそれも理由の一つとして、あまり桟敷席で見ることがないのも、見物席が少ない理由の一つかもしれません。

春の章では、前半は若手花火師の発表の場として、後半は世界の花火ということで今回は米国の花火会社が演出を担当したとのこと。8月に行われる大曲の花火は知名度も高く、来られるお客様も非常に多いため、「見るのが大変な花火」となりますが、この春の章と秋の章はまだまだ穴場の花火大会ですので、余裕をもって見ることが出来ますのでお勧めです。

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宿泊費の大幅な値上がりは統計にも

2024-04-26 23:44:17 | 経営

先日のテレビで、2023年度の消費者物価の中で、宿泊費が前年比25%増と大幅に伸びたとのこと。解説では、外国人観光客による需要増、人手不足、物価上昇との話です。昨年5月に新型コロナが5類になり、外出の自由など数年ぶりに制限なしとなって、日本人もようやく旅行を楽しめるようになり、同時に外国人観光客も一気に押し寄せて来た感じです。

ただ、宿泊施設としては、ここ数年のコロナによる需要減で人手の確保が難しく、100%の稼働率に至らないと云う話もあるようです。都会で高い時給を出せるところならともかく、地方で元々人手がないような場所だと、死活問題かもしれません。秋田の飲食店でも同様で、人手不足を理由に休業した店も出ているようです。

これまで来られたお客様に聞いても、ビジネスホテルも高くなったと云う声が多いようです。需要と供給の関係で、外国人観光客が大挙してきている都会や有名観光地では値上げをしても、泊まらざるを得なくなっているし、訪日外国人は買い物目当てのケースも多く、比較的お金に余裕のある層が多いのかと。さらに言えば、外国では既にインフレがこの10年で進んで、諸々の値段が倍以上になっており、10年前と変わっていない日本での諸物価はホテル代を含めて安く感じるのでしょう。

食事の提供がないビジネスホテルなどは、食料品の価格上昇の影響は少ないかもしれませんが、物の値段だけでなく、電気、ガスなどの光熱費の値上がりのインパクトは大きく、当YHでも以前も書きましたが、一番お客様の来る8月は東北電力のために働いているようなものですので、大型施設では電気代などビックリするほどの料金なのでしょう。

当YHでは値上げをしないでどうにかならないかということを昨年秋から考えて来ています。このことをお客様にお話しすると、お客様が一生懸命節電しようとして、電気を消しまくることがあります。ありがたいことですが、暗いと貧乏くさくなりますので、お客様のいる時には遠慮なく電気をつけています。その代わりお客様がいない日にはできる限りの節電を心掛けています。

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災害時の旅行客の把握は?

2024-04-25 23:42:47 | 経営

今年は正月の能登半島地震、4月の台湾地震、4/16豊後水道地震など2024年には度々被害が出るほどの地震が発生しています。他にもインドネシアで火山噴火など、どうもフィリピン海プレートが元気なようで、ということは専門家にお任せして。

東日本大震災でも感じたことは、被災地の住民は所在確認が可能ですが、そこに旅行に来ていた人たちの所在確認はどうなるのかという点。今回の能登半島地震は元日に起ったこともあり、帰省客が多かったようで、そちらは親戚や知人などから誰が来ていたかがわかるかもしれませんが、観光客に関しては宿泊施設が唯一、誰が来ていたかを知り得る方法でしょう。一応、宿泊施設なら宿帳を完備しているハズですが、偽名で書かれていたらわかりません。また一部の施設では宿帳なしということもごくわずかですがあるようで、そうなると誰が来ていたかは知り得ることが難しくなります。

時期が真冬だったこともあり、キャンプという人は少なかったかと思いますが、近年「車中泊」なんかも人気で、これだと、誰がどこにいたのかすら把握が難しくなります。

家族が家に居たり、高校生辺りでは、宿に到着したら家に連絡すると云う光景が今でもありますが、災害時にはこれが非常に有効になりそうです。でも高齢者の旅行客や一人暮らしの方などはそれも出来ず。そう考えると、宿泊施設の責任と云うのも重要になりそうです。

のち

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池上彰氏の秋田講演

2024-04-24 23:41:16 | YH

先日、ローカル番組で池上彰氏が秋田で講演を行った模様がテレビで放映されました(「池上彰の世界の今と秋田の未来」)。その冒頭、同氏がユースホステルの話をいきなりされていてびっくり。どうも学生時代に貧乏旅行で秋田に来て、YHに泊まった模様。秋田での話題が当人にはほとんどなかったようで、そうした古い話を持ち出したのでしょうが、一泊二食で450円だったとの話ですので、1970年代前半の話のようです。

当時は学生が多く、一部屋10人程が二段ベッドで宿泊していたとのことで、実際に泊まったことがあるのでしょう。同氏の話では、現在でもYHは秋田にいくつもあり、採金では家族での利用や飲酒OKにもなっていると、話していました。

同氏は今年73才とのことで、当YHでも利用が多い年齢層に当たり、その年齢の方が仕事を終えて時間が出来て、最近YHを再び利用する人が増えています。この世代の方にはYHは非常にポピュラーなものでしたが、その後宣伝を怠ったことなどから最近の若者にはなかなか浸透していないのも現実です。

池上氏がYHのことを話してくれたのは、非常にありがたいことですが、ジャーナリストを標榜するなら、現在でも秋田にYHがいくつかあると云う誤情報は、ご遠慮頂きたい話です。話すことを仕事とする人間にとって、間違いが一つでもあると、話全ての信ぴょう性が疑われることにもなります。

のち

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週末は大曲の花火・春の章

2024-04-23 23:39:34 | 観光地

週末からゴールデンウィークが始まります。そのスタートで大曲の花火・春の章が開催となります。天気予報では天気は悪くはないのですが、逆に最高気温28℃の予報と、夏の花火と同じような状況になりそうです。

昨年の夏の花火では、前日、当日とも夜になっても気温が下がらずに大変な思いをしたため、先日の全室エアコン設置となりました。今回はまだ夜の気温が下がるとの予報なので心配なさそうですが、お客様が花火が終わって帰って来た時に、建物に暑さが残っていたら?と少し心配で、エアコンまではいかないまでも扇風機を客室に用意した方がいいのか?とも考えています。

今のところ、陽当りの良い所では暑いのですが、日蔭などではヒンヤリとしていますし、下手をすると朝晩、まだストーブのお世話になることもあるほどですので、ギリギリまで状況を見て考えます。

先週から桜見物のお客様や連休を避けて早めにというお客様が続いていますが、一日一組の宿状態。例年連休前にはお客様が少なくなりますが、今年は飛び込みの電話も少なく、連休は大丈夫だろうかと心配になるほどです。

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タラの芽大量収穫

2024-04-22 23:53:48 | 畑・工作

先日から収穫が始まった当YHのタラの芽、連日10個前後の収穫が続いていましたが、バケツ半分ほど、40個程度のタラの芽を収穫することが出来、1回目収穫のピークになったようです。残念ながらお客様はそこまでいないので、残った分は茹でて冷凍保存し、後日からし味噌で頂くことにします。

昨年秋に手抜きをした分のしっぺ返しで、今年のタラの芽は、背丈を越える2m以上の高さにも多く出てしまっています。今までならこの高さのものは採りにくいので放置していたのですが、そのままだと更に背丈が延びてしまいますので、今年は高枝切りばさみで木を寄せて、高い場所のタラの芽も収穫するようにしました。タラの幹には多くのトゲがありますので、収穫時にはゴム手袋で武装します。

今回が1回目の収穫。通常タラの芽は3回採れると云われています。3回目を摘んでしまうと木が枯れるとのことで、2回までは収穫可能。山に収穫に行く人は、枯れても気にしないので、2回目でも3回目でも収穫してしまうようですが、敷地内で毎年楽しむためには枯らす訳にいかず、3回目は採らないようにしてきました。今年は間引きの意味も含めて、少し多めに収穫し、冷凍保存してみようと思っています。

連休のお客様には出来るだけ採りたてのものを提供する予定ですが、今1度目の収穫のタイミングとなると、ちょうど連休中に2回目の収穫の合間になってしまうかもと、心配しています。

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早くも秋田県全域に熊出没警報

2024-04-21 23:52:19 | 季節

桜が終われば、次に多くの人が楽しみにしているのが山菜採りです。雪国秋田県では、雪どけ少し後に桜が咲き、その頃から畑仕事が始まります。雪のない所とは異なり、春の収穫と云うのはほとんどありませんので、山で採れる山菜が一年で最初の収穫となり、昔は秋以降久しぶりの緑の食べ物、また換金性のある生産物として、こぞって収穫をしたようです。

最初にコゴミ、タラの芽の収穫が始まり、次にワラビ、ゼンマイ、タケノコ(笹竹とも根曲り竹とも)といった王道の山菜、最後にミズ(ウワバミソウ)と続きます。ピーク時には田沢湖スキー場のゲレンデにワラビ採りに行くため、朝4時頃には田沢湖と乳頭、玉川の分岐点の交差点で渋滞になるほど、との話もあるようです。

そうした楽しみの時期ですが、今年は4/15に秋田県全県で熊出没注意報が発令され、連日の熊目撃情報が流れる中で18日には警報に格上げとなりました。

これからゴールデンウィークで秋田県に来られる観光客で、山に入って山菜狩りと云う方は少ないかと思いますが、近年の動向を見ていると、山菜が採れる山中だけでなく、公園やちょっとした藪などでも目撃情報があり、秋田県では「奥羽山脈と続く森林には熊が居ると思え」となっており、当YHに来られる方で、登山や諸々の趣味でちょっとした山に入る可能性がある方には、要注意となりそうです。

このため、こうした場所に行く可能性がある方は、熊鈴など音のするものをお持ちください。テレビなどではラジオとの話もしていますが、山中に入ってラジオが入る可能はごく僅かで、効果のほどは疑問です。

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弘前の桜は満開に

2024-04-20 23:47:55 | 観光地

本日のニュースで、弘前城の桜が満開との報道。当YHに近い角館の桜は、本日の特派員報告では、既に桜吹雪状態になっているとのことです。例年、角館と弘前では開花のタイミングがほぼ一緒なのですが、今年は桜前線が角館から弘前に進むタイミングで寒気が入ったことで停滞し、数日のズレが生まれたようです。

今年の角館の桜は、伝承館前の枝垂桜で見ると、開花4/12、満開4/14、散り始め4/17とのこと。遅咲きの枝垂桜や桧木内川沿いのソメイヨシノはこれより少し遅れたものの、今日時点では全般的に桜吹雪になっており、来週から始まるゴールデンウィークには新緑の角館になっていそうで、連休のお客様が桜を見るためには、青森県に行くか、田沢湖など標高の高い所に行くかとなりそうです。

ちなみに田沢湖方面でいえば、田沢湖周辺は角館より1週間遅れ、更に水沢温泉手前の桜並木は1週間遅れ、最後に玉川ダム上流の戸瀬辺りでは5月中旬が例年は桜の見ごろになりますが、角館の桜も例年より早く、また気象会社の予想よりも前倒しになったことを考えると、連休辺りに田沢湖から水沢温泉辺りで見頃になりそうです。(写真は特派員より)

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