今年も本日、秋田県の通称・温泉本、「あきた日帰り温泉2019」が発売となりました。本屋では平積みで販売開始です。すでに秋田県の温泉の大半は一度は入浴したことがあるので、そんなに使うのか?と自分でも疑問ですが、一冊1,080円(税込)で無料の入浴券付きの場所を3カ所も行けば元が取れるので、毎年のことですが、数冊購入してみました。たぶん来年の冬にはまた、温泉本消化月間となることでしょう。
都会では近くの健康ランドで1,000円以上、遠くの温泉に行くのはもっとかかり、年に数度も温泉に入ることは贅沢この上ないことでしょうが、ほかに楽しみの少ない田舎で、数少ない楽しみが温泉とも云えます。
今回もこの温泉本には、超有名な乳頭・鶴の湯や泥湯・奥山、秋ノ宮・鷹の湯など自前で集客が出来そうなところは掲載されていませんが、県内103湯で何かしらの特典が付いていますので、そこそこ使い道はありそうです。10年以上前には、発売すぐに完売となっていましたが、近年では翌年でも本屋などで在庫があるようですので、興味のある方は秋田にお越しの際に購入してください。一応、最新データ記載の温泉ガイドとしても使えます。時々
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先月の石巻弾丸温泉ツアーの最終日、帰路の途中で立ち寄った道の駅三本木には、主屋から離れたところに三本木亜炭記念館というのがありました。休憩を兼ねてついつい見学。なんと入館無料です。
亜炭とは、植物が腐敗せずに堆積し、圧力や地熱により変質した石炭の一種で、石炭はその石炭化の度合から泥炭→褐炭→瀝青炭→無煙炭と変っていくが、亜炭はこのうち褐炭に属する。亜炭は炭素濃度が低く、不純物も多い(煙が出る)ため、産業用というよりは家庭用が中心だったもの。
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入口すぐには日本最大と云われる亜炭塊が展示してあり、内部には坑道を再現した実物大模型などもあり、興味があればの話ですが、無料でこれだけのものを見られるのは、お得感があるかと。
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石炭と云えば夕張炭鉱や常磐炭鉱、三池炭鉱、筑豊炭田などが知られていて、仙台の北で石炭が採掘されていたというのは、ほとんど知られていないかと思いますが、その理由の一つは、大資本家が手を付けず、明治はもっぱら個人操業、昭和でもほとんどが地元企業による操業だったこともあるようです。昭和40年代に閉山。今回のツアーで立ち寄った三本木温泉や豆坂温泉などはこの亜炭鉱の影響を少なからず受けているようでした。
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明日からまた雪の予報で、春の外作業は停滞状態です。今日の貴重な晴れ、風がかなり強いのですが、2時間ほど、隣の畑のお掃除。当YHの大きな木が隣の畑の上まで枝が延ばしており、そこから落ちる枝の処理は、木の所有者の仕事。お隣さんに迷惑をかけないように、冬に落ちた分の落ち枝集めが、真っ先に行う作業。
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ねこ2杯分、そのままだと処理に困るので、拾うたびにポキポキと10cmほどに折って、こちらの敷地内の木の根元に撒いてしまいます。拾うよりポキポキの時間の方がかかる状態です。とりあえずは、きれいになった感じで、これで「やった感」をアピール。自分の家のお掃除は、週明けになりそうです。
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駐輪場の裏の雪もだいぶ少なくなり、多い年だと5月連休まで残るかな?というほどですが、今年はあと1週間ほどでなくなる?いやいや、あと一週間は度々雪の予報で、まだ寒さが残るから、中旬には消えるかな。
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先月の石巻弾丸温泉ツアーの最終日、三本木温泉まで4湯入湯し、道の駅三本木で一休み。明るいうちに奥羽山脈越えをするにしても、まだ少し時間があるということで、すぐ近くの豆坂温泉・三峰荘でも入浴。
入浴料550円(4時間)。単純温泉で源泉46.7℃、pH7.3のお湯を加水、加温なし、露天は循環、消毒なしの掛流、内湯は循環、消毒ありで使用。浴室には内湯とサウナ、外には露天と打たせ湯、ほぼ一人用の桶風呂2つあり、薄茶色透明、鉄+タール系アブラ臭、無味のお湯がザーザー掛流で入っていました。
かつては宿泊も行っていたが、現在は日帰り入浴のみの営業。設備はまずまず、お湯はかなり良く、特に今回のツアーでは冷鉱泉や消毒臭のお湯がほとんどでしたので、加温、循環、消毒なしというのは、初めてのこと。
予想外の展開でこの日5湯目でしたが、うれしくなりました。入浴前には、あともう一つと考えていましたが、いいお湯でシメたかったし、時間もなかったため、一気に大曲まで戻りました。今回の石巻弾丸温泉ツアーで結局、入浴は新規18湯となりました。のち
時々
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今朝は白くはならなかったものの、午後から雨、夕方からまた雪となりました。相変わらず暖房は必需品。そうした中、午前中のまだ雨の降らない時間に畑の端に出始めたバッケ(ふきのとう)の1回目の収穫を行いました。
まだ寒いからと油断していたら、かなり開花まで進んでしまったものも出ており、考えていたより着実に春が進んでいるようです。15分ほどウロウロして、小さなバケツ一杯分。少し花が開いたものは、調理の際に花の部分を除去して、ガクの部分だけ使えます。山菜など自然にあるものは、原価はタダで、収穫も比較的容易ですが、食べられるように加工処理するのに時間と手間がかかります。
採ってきたバッケを洗いながら、だべられる部分だけに処理すること30分、200グラムほどになりました。これをあく抜きして、さっと茹でたあと、水を切って、超細切れに刻み、準備OK。ばっけ1に対して、当YHでは、味噌2、砂糖1を加え、フライパンで10分ほど炒めて馴染ませたら「ばっけ味噌」の完成です。
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これから来られるお客様の朝食に提供する予定ですが、今回の分量ではまだ足りません。数日後、また同じ作業をあと1~2度する必要が今年はありそうです。実は畑を少しずつ広げた結果、バッケの生える場所がかなり減ってしまい、一気に大量収穫というのが厳しくなってしまいました。それでも、観光地に行くと、道端でフキを取っている都会ナンバーの車を見るたびに、家でフキが採れるのは贅沢なこと?と思ってしまいます。
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東京では、開花宣言から数日経ち、そろそろ満開。今週末には多くの桜の木の下で宴が行われることでしょう。こちら秋田ではまだ時折、雪が降るといった天気ですが、関東の桜が終われば、東北にも桜前線が来るはずです。最新の気象予報各社の桜の開花予想では、今月初旬の予想よりも少し早まるものに更新され、角館の桜は、開花が4/20頃、満開4/25頃といったところになっているようです。
連休の予約状況では、4/27が残り少なくなってきています。また次の花火はその27日、大曲IC近くの余目公園で夜桜花火が予定されています。残念ながら、お客様が多そうなので、この日は花火見物ツアーの実施は予定しておらず、行かれる方は自力でお願いすることになります。
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またその次の花火大会は5/11にある大曲の花火・春の章。今のところまだこの日も客室には余裕があります。朝晩雪が降る状態ではありますが、畑のネギは雪もなくなり、順調に回復に向かっており、あと少しすれば、食べられるようになりそうです。
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先月の石巻弾丸温泉ツアーの最終日、道珍坊温泉から西に向かい、近くの沢乙温泉は休業日で入れず。次にと考えていた富谷の健康ランド、十宮の湯・湯ったり苑で入浴。住宅地内にあるバリバリの健康ランド。入浴料670円。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で源泉60.3℃、pH8.3のお湯を加温なし、加水、循環、消毒ありで使用。内湯、露天ともに複数の浴槽がありましたが、温泉が使われているのは一部の浴槽。
地元の方によると、オープン当時よりもその温泉も薄く感じ、加水が増えたようだと。温泉浴槽では、塩味が残っていましたが、分析表の14g/キロというのには程遠いもののようでした。掛流ともなっていましたが、多くの人が絶え間なく出入りするため、掛流かどうかも確認できませんでした。周辺住民のリラクゼーションとしては、十分すぎる温泉施設のようでした。
十宮の湯のあとは、帰路の途中、大崎市三本木周辺で三本木温泉・花おりの湯でも立ち寄り湯。入浴料650円。アルカリ性単純温泉で源泉37.2℃、pH8.1のお湯を加水、循環、消毒なし、加温あり。内湯には大浴槽とサウナ、露天があり、茶褐色透明、モール臭、微苦味のあるお湯がかなりの量掛流されていました。
かつて近くが亜炭鉱山だったこともあり、地下500mの亜炭層を通過して湧き出しているとのこと。大崎市と云えば西に鳴子温泉郷を抱えた土地で、秋田からだとどうしても鳴子で足止めをされる形になり、なかなかこの大崎市南部地域まで、あえて温泉に入りに来るということはありませんでしたが、仙台で宿泊と云った場合、ちょうど気分転換に立ち寄るには、いい場所にある感じです。のち
一時
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ここ連日、夜に雪がふり、朝は白くなっていますが、今朝はその量も積雪15cmとこの時期にしてはまとまった雪となりました。木曜日に雨の中、消雪パイプも撤去してしまいましたので、駐車場の雪もそのまま。久々の積雪が理由なのか、朝方、横手湯沢道路で両車線で事故による通行止めとなっていました。当YHの前の道路も積雪がしっかりあり、冬場なら除雪車出動という状況でしたが、時期外れということなのか、除雪車も来ずで、冬より雪道になっていました。
そんな積雪状態でしたが、昼過ぎには暖かさで降った雪はすべてなくなり、朝の雪はなんだったの?という感じになりました。手伝いに来てくれた同級生は、今日の午前中も作業はできずで、今回は花火見物だけとなってしまって、申し訳なかったです。
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早めに春が進むのかと思っていましたが、少し足踏み状態。来週末にもまた雪の予報が出ており、タイヤ交換もまだ当分先になりそうですし、畑作業の着手も当初考えていたよりも少し遅れそうです。先週、今週は、もっぱら1、2月のお客様の少なかった時に狂ってしまった生活リズムの立て直しとなりそうです。
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昨日、今日と、朝には外が白くなるほどの雪が降り、それでも昼間は暖かくなってきているため、降った雪がすべてとけるという状態です。本日はまた高校時代の同級生が遊びに来てくれました。そろそろ春の支度の手伝いが出来そうということで来てくれたのですが、あいにくの天気で作業はできず。
夕方は早めの夕食の後、大曲ファミリーゲレンデで行われた大曲の花火・冬の章、新作花火コレクションを雄物川の土手で見学となりました。打ち上げ会場から少し離れていましたので、場内の放送などは聞こえませんでしたが、車のラジオで、大曲のローカルFM局、「FMはなび」(87.3MHz)の解説付き実況中継を聞きながらで、誰のどういった花火というのがよくわかりました。
今回の花火は、これでも一応若手花火師のコンテストなのですが、その分打ち上げる頻度が低いので、解説を聞きながら出ないと、とてもショボい花火に見えてしまいます。解説を聞きながらなので、和火とか花火のコンセプトなど、見ていて解ったり、伝わってこなかったりと、面白おかしく花火を見ることが出来ました。
夏の大曲の花火でも、FMはなびの実況は行われると思いますので、夏の花火を見に来る方も、ラジオを持ってくると、また一味違う花火となるかと思います。花火の後は、いつもの六郷温泉・あったか山で暖まっての帰宅となりました。花火の写真は数枚撮りましたが、風が強く寒かったことと腕がないという理由で、使える写真がありませんでした。
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先月の石巻弾丸温泉ツアーの3日目。昨日までに石巻から東、気仙沼までの地域はほぼ終わったので、早く目覚めて朝から松島へ。前日に断念した湯ノ原温泉・霊泉亭。外見は湯治宿なので、内部もボロボロかと思いきや、数年前に改装したとのことで、入口から脱衣所、浴室ともとてもきれいでした。
入浴料500円。単純冷鉱泉で源泉13.1、pH7.3のお湯を加水なし、加温、循環、消毒ありで使用。浴室には内湯が一つだけ。無色透明、無味、消毒臭のお湯で、少しぬるめの設定になっているようでした。ここは天長年間(830年頃)に慈覚大師の唱える法力によって、この地の岩場より湧き出たのが始まりとのこと。その後、松島の瑞巌寺百十三世住職が重病になった時にこの冷鉱泉を沸かして入浴したところたちどころに全快したので、住職はこの地を霊泉亭と命名し、病人に湯治を進めたと云われるそうです。
湯ノ原温泉の後、松島の高級ホテルは、午後からの入浴が多く、朝からは入れる施設がないため、松島での入浴はあきらめ、利府町の道珍坊温泉・富士乃屋に向かいました。名前から寺院のようなものを想像していましたが、逆に民家?!それも仙台の新興住宅地の谷間にぽつんとある昔ながらの湯治宿と、タイムスリップ空間。ここは西暦800年頃に発見され、寛延年間に旅僧道珍和尚により霊泉として湯治場が開かれたという温泉。昭和初期までは続いたが、その後一時休業、平成に入り再開されたという施設です。
入浴料500円(1時間限定)。アルカリ性冷鉱泉で源泉17.3℃、pH9.1のお湯を加水なし、加温、循環、消毒ありで使用。浴室には内風呂が一つだけ。無色透明、無味、消毒臭のお湯で、湯口から時折、循環湯が出ていました。癖のないお湯でお湯自体は一般受けしそうですが、その雰囲気は昔ながらの湯治場風情が残っており、周辺の人が手軽にというには、少し敷居の高いものかもしれません。のち