先日の鹿角大湯ツアーでは、温泉3湯に入浴後、日中の気温が35℃予報で、早い時間に帰るのが危険な状態でしたので、温泉の次に鉱山探し。鹿角の北には鉱山の街、小坂があります。
まずは小坂鉱山事務所(移設)の駐車場で、地図を見て鉱山のおよその場所を確認。最初は県境近くの古遠部鉱山跡。国道282号沿いにあるとのこと。現地に着くと、木の間から建物が見えましたが、立入禁止で工事中。入口の案内板だけで我慢。時期的に葉が茂って、雑草が伸び放題のこの時期は、本来、鉱山巡りの時期ではありません。
古遠部(ふるとうべ)鉱山は明治44年(1911)に尾去沢鉱山を経営していた三菱鉱業㈱が西部を発見。東部は太平洋戦争前は倉持山鉱山として、戦後は東又鉱山として個人が開発、のちに三菱鉱業㈱が買収して古遠部鉱山に合併。本格的な採掘が行われたのは、昭和33年(1956)と秋田県内でも後発の鉱山で、立て続けに鉱床が発見され、昭和38年に運搬坑や選鉱場など、他の鉱山と比べて近代的な構造物が建設されました。
昭和51年古遠部鉱業㈱として分離独立し、昭和61年(1986)に鉱石枯渇で閉山。当時、従業員は尾去沢からバスで通勤し、鉱山集落は出来なかった。現在も大型の建物が残り、一部廃墟マニアの間では知名度が高いようです。
のち
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