新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

温泉と鉱山の関係

2019-09-16 23:25:09 | 鉱山
3連休の最終日。お客様も激減となり、時間に余裕ができますので、引き続き、山形県の鉱山のお勉強。県北中央部の炭鉱で時間をとってしまい、次は最上地区。ここは山形県では数少ない管理されていない野湯の満沢温泉がありますが、この地域もいくつかの鉱山があった場所です。

鉱山と温泉はかなりの因果関係があります。マグマから水蒸気や水分が地上に噴出し、それが液体で出れば温泉、噴出せず、濃縮されて地中で成分が結晶化すると鉱脈(熱水鉱脈)となります。このため、試掘穴でお湯が出てしまうと、鉱山としては失敗となり、温泉井に変更されたり、また坑道からの湧水である程度の温度があれば、それを源泉として使用する例、釈迦内温泉や花岡温泉など、が見られます。

秋田の海沿いでは油田の試掘で、お湯だと温泉として使用するといったケースも散見されます。秋田温泉「さとみ」や、角間川温泉(廃業)、強首温泉などがその例です。温泉分析表には銅や金などというのはめったに見ることがありませんので、温泉が数万年もの単位で結晶化する必要があるのでしょう。その時の流れを考えると、凄いものだと、感じ入ってしまいます。

のち

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