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[社会保障] 医療制度を建て直し、医療の安心確保を図る 菅首相所信表明
2010年6月14日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター)
菅内閣総理大臣が6月11日に行った、所信表明演説
菅首相は、まず、「国民の皆さまの期待に応えるべく、力の限りを尽くして頑張る覚悟」と述べ、信頼回復による再出発や、真の国民主義の実現、新政府の政策課題等における所信を表明。
地域主権の確立を進めるに当たり、「地方の皆さまと膝をつきあわせ、各地の要望を踏まえ、権限や財源の移譲を丁寧に進めていきます。そのうえで、特区制度も活用しつつ、各行政分野で地域ごとに具体的な結論を出していきます」と説明。中央集権型の画一的な行政では、多様な地域に沿った政策の実現に限界があり、住民参加による行政を実現するためには地域主権の徹底が不可欠であることを強調した。
経済・財政・社会保障の一体的な建て直しについては、「強い社会保障」の実現を目指すと宣言。医療・介護や年金、子育て支援などの社会保障に不安や不信を抱いていては、国民は、安心してお金を消費に回すことができないこと、また、社会保障には雇用創出を通じて成長をもたらす分野が数多く含まれていること を指摘。そのうえで、医療制度については、建て直しを進め医療の安心の確保に努め、介護については、安心して利用できるサービスの確立に努めると表明した。