若夫婦の幸せを祈る

雨降り
雨止み
忙しき
梅雨空

若い夫婦
の苦労の
おはなし
身に覚えあり

習慣をこなすだけで
なんの喜びも感じなくなる
夫との語らいはなく
姑の突っ込みにくたくたになる
あーもういいと思ってしまって
実家へ帰った妻

会ったら以外に明るい方であり
かわいい方であり
抑うつなる状況は脱出

６６歳婆と姑さんは３つ違いで６９歳
６６歳婆の娘と５歳のちがいで２９歳
夫と１１歳ちがっている
でも二人とも若い
若いくて素直
素直で一生懸命

頑張ったね
よくやったね
この２年半
封建的な地域
封建的な姑に
逆らわなかった・・・・・・・・・

夫は妻と母の間で苦しんでいるけれど
話すうち気持ちが固まってくる
妻の気持ちに添えるようになって
子の姿が決断させる。

どうか祈るような気持ちで幸せになってほしいと婆は思う
きっと成れるよ

梅雨 夏の前

梅雨の日々は冷たい風の通り道
灼熱の前のブレス
誕生日が来る
夏休みの前の１週間
いつも嬉しかった

梅雨の空はグレー色
その上に夏の剣雲が跳ぶ
グレー色は真っ白い千切れ雲
真夏の海の上に変る

マリンブルーの空
夕暮れに染まらない灼熱の太陽の残り華
黄金に染まる湖が
真夏色

遠い遠い子たちのはしゃぎ
プチプチの水しぶき
単純なリズム
シャーベットの赤いイチゴ

そんな夏の前
梅雨の肌感
うれしい予感
新しい友達
しっとりと音のない雨
庭の土
まだ濡れず
横に流れて
雲そっくりの雨姿
風が足を濡らす

ロマンの色
走りだす前の色

梅雨
夏の前