日々

穏やかな日々を

がんのワクチン

2010年08月18日 21時49分34秒 | 仕事

新型がんワクチンが効果 臨床試験で北大グループ
2010年8月18日 提供:共同通信社

 がんワクチンによる免疫療法の研究を進めている北海道大遺伝子病制御研究所のグループは17日、新型のワクチンを使った臨床試験で一定の効果が得られたと発表した。

 がんのワクチン療法は、がん細胞表面の小さな突起(ペプチド)を目印に、免疫細胞ががん細胞を攻撃するのに着目。人工的に作ったペプチドを注射することで、体内に免疫細胞が大量にでき、がん細胞を攻撃する。

 これまでのワクチンはがん細胞を直接攻撃する「キラーT細胞」を増殖させる効果があったが、研究グループは免疫調節の司令塔役を果たす「ヘルパーT細胞」も同時に活性化するペプチドを人工的に合成。ワクチンとして活用した。

 昨年から北大病院などで始めた臨床試験で、6例のうち4例でがんに対する免疫力が向上。抗がん剤や放射線による治療が効かない進行乳がんに投与した近畿大病院(大阪府)の例では、CTスキャン上でがんの転移した部分が完全に消えたことが確認された。

 研究グループの西村孝司(にしむら・たかし)教授(免疫学)は「まだ安全性試験の段階だが、良好な結果が得られた。製薬会社との連携などでさらに開発を進めたい」としている。

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夜間患者の暴力対策

2010年08月18日 21時46分40秒 | 

夜間患者の暴力防げ、松江赤十字病院に110番通報装置
2010年8月18日 提供:読売新聞

 外来患者らが医師や看護師に暴力を振るったり、暴言をはいたりするトラブルが増えているとして、松江赤十字病院(松江市母衣町)は17日、ボタンを押すと自動的に110番につながる通報装置を病院内の2か所に設置した。

 同病院では暴力や暴言での警察への通報が2009年度は2件だったが、10年度は現在までで、すでに5件発生。ほとんどが酒に酔った状態で仲間に連れてこられるなどした患者で、応対した看護師がつばを吐きかけられたり、医療機器をけりつけられたりしたという。

 通報装置は、ボタンを押すと直接、県警本部につながり、非常事態を伝えるメッセージが流れる仕組み。スタッフが少人数で夜間の対応をしている救急ホールと救急事務室の2か所に取り付けた。看護師や警備員約20人が装置の説明を受けた。

 救急外来を担当している看護師14人は全員女性といい、看護師の引野律子さん(32)は「女性だからと甘く見られることもあるが、通報装置があるというだけで安心感がある」と話していた。

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脳ホルモンと恋愛

2010年08月18日 21時32分18秒 | 
最新の脳研究で明らかになった
恋愛を長続きさせる秘訣とは
 
人類の永遠のテーマともいえる男と女のロマンスにも、多くの科学者たちによって解明された仕組みがあった。

TYLER STALMAN人はなぜ愛し合うのか――その答えは、生物学的に説明できるものから、生物学的には理解しがたいものまでさまざまな論がある。

人類学者は、種の保存のためだとしているし、幼児期に世話をしてくれた人との関係が生み出す副産物だとする「愛着理論」というものもある。そして最近では、ロマンチックな関係が生理学的に見て人間にどのような影響があるのかについて解明する研究も進められている。

恋する二人の脳はドーパミンで活性化される
ニューヨーク市にあるストーニー・ブルック大学で社会心理学を教えるアーサー・アーロンは、2005年にある興味深い研究結果を発表している。

彼は過去1ヵ月から17ヵ月の間に恋に落ちた女性10人と男性7人を集めた。まず恋愛関係についてどう思うかという簡単な質問を被験者に行った後に、MRIのなかで、愛する人の写真を特に好きでも嫌いでもない人の写真に交ぜて、順番に見せる実験を行った。

その結果、恋人の写真が目に入ると、被験者の脳内で大量のドーパミンが分泌されることが確認された。

ドーパミンは、セックス中や薬物使用、チョコレートを食べたときなど「とても快いことをしているときに分泌される」と、アトランタのエモリー大学ヤーキーズ国立霊長類研究所で精神医学を研究するラリー・J・ヤング教授は説明している。

つきあったばかりのカップルが、時として突飛な行動を起こすのは、脳が活性化されるのが主な理由なのだ。そして、ドーパミンが分泌される脳の領域は、動機づけと目標達成に関する部分である。そのため愛する人と離れているとき、過剰なエネルギーが発生し、睡眠不足、興奮状態、そして時には不安や強迫観念も生まれる。

『なぜ彼/彼女でないといけないのか』(未邦訳)の著者である生物人類学者のヘレン・フィッシャーによると、恋に落ちた人は「人生で最も貴重なもの、すなわち生涯をともにする伴侶を勝ち取る」という動機に突き動かされて行動しているという。

ドーパミンが大量に分泌されると、オキシトシンとバソプレシンという2種類のホルモンが分泌され、カップルの心の結びつきがより促進されると研究者たちは言う。

オキシトシンは、長めのアイコンタクトや、抱擁、セックスなど二人が親密な状態にあるときに分泌される。母親に乳児との絆を感じさせるのもこのホルモンだという。

プレーリー・ハタネズミや、マーモセット(キヌザル)の雄と雌の関係が長期間続くことに、このホルモンが関係していることも証明されており、科学者たちは人間にとっても同じ役割を果たしているのではないかと推測している。

もう一つのホルモン、バソプレシン(こちらもやはりプレーリー・ハタネズミの雄雌の関係に一定の役割を果たしている)は、男性が感じる絆と関連している。08年に発表された研究結果によると、男性のバソプレシン受容体の遺伝的変異が、不貞や人との約束を恐怖に感じる心理と関連していることが明らかになっている。

カップルの衝突を緩和させるホルモン
恋に落ちたときに分泌される化学物質やホルモンはいずれも、子孫を残したり、性的関係を持ったりするためにカップルを充分な期間、一緒にいるようにさせるためのものだ。それでは分泌が減ると、どうなってしまうのだろうか。

最近まで学界では、二人の関係は「友愛」、すなわち、より親密で献身的ではあるが、「つきあったばかりの頃のようにワクワクしない関係」に落ち着いていくと信じられていた。結婚生活も長くなると、テレビのコメディドラマのようになる場合があるという考えかただ。

ところが最近の研究によると、この理論は誤りであることが証明された。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校で研究しているビアンカ・アセヴィードらは、結婚生活20年を経ても互いに熱烈に愛し合っているという夫婦の脳をスキャンしてみた。

すると、この幸運な人々には、恋に落ちたばかりのカップルと同じ神経活動が認められた。そのうえ、若いカップルのような不安や強迫観念がみられなかったのだ。

アセヴィードの研究では、もっと驚くべき発見もあった。調査の結果、米国の約30%もの夫婦が、このような「長続きカップル」に該当することがわかったのだ。

とはいえ、自分たちがそういう夫婦でないといってがっかりすることはない。その気さえあれば、幸せな夫婦から学べることがたくさんあると、科学者たちが指摘しているからだ。

まず、ワクワクしながら何か新しいことを一緒に試みることによって、夫婦の幸福感は高まるという数多くの研究結果がでている。

前述のアーロンは、「夫婦一緒にいままで聞いたことがない分野の講義を受けるのもいいし、劇を観たり、行ったことのない場所を訪ねたり、競馬に行くのもよいでしょう」と話す。こういった活動の間にドーパミンが分泌され、かつて恋に落ちたときの感覚を思い出すかもしれないし、ワクワクする理由はパートナーとともに過ごしているからだという、幸せな錯覚に陥る可能性さえある。

それに、パートナーに対して思いやりを持つことも重要だとアセヴィードは語る。

「喜ばしいことを一緒に経験するといったことが、関係を安定させるのに重要であるように、相手が必要としているときに適切にサポートすることも大事です」

アセヴィードの調査に参加した夫婦は、パートナーに優しく、コミュニケーションもオープンである上に、二人の関係を向上させるための時間を作ってきた。そして、衝突があってもスムーズに、そして短時間で解決してきたという。

彼女はそれに加えて「セックスも大事だ」と言う。

「こうした夫婦は例外なくセックスで満足を得ていました」

そして親密で愛にあふれる夫婦関係はすべて、絆をつかさどるホルモンに関係している、とアセヴィードは言う。

「愛情に満ち、包み隠すことなく親密さを維持することは、オキシトシンと関係があります」

実際、このホルモンを投与されたカップルは、いつも以上に衝突を冷静に解決し、相手に共感を示すことができたという研究結果もある。

人間の絆は健康にも影響する
UCLAで心理学を研究しているトーマス・ブラッドベリー教授は、夫婦仲を有益な関係に変化させることは考えられているほど難しくないと言う。

ブラッドベリー教授は、特に男性に難しいことだと思い込んでいる傾向があるが、そんなことはないと話す。相手の言うことにきちんと耳を傾け、反応し、サポートすればいいだけのことだというのだ。

「パートナーが『ゆうべ、変な夢を見た』と言えば、『どんな夢?』と聞いてあげればいいだけのことです」

あるいは、パートナーが上司と相性が合わないと嘆いているときは、仕事を辞めればいいと提案するのではなく、相手の葛藤に共感するのだ。例えば「上司に批判されたら、本当にきついよね」と答えれば、大きな効果が期待できる。

パートナーと一緒にいるのはそれだけで心地よいものだが、その恩恵はそれだけにとどまらない。昔から、健康で幸せな結婚は寿命の延長や免疫力を高めることと関係があるとされてきたし、最近ではストレス軽減との関係も指摘されている。オキシトシンとバソプレシンは冷静さや痛みの抑制とも関係のある脳の領域を活性化させていることが証明されているのだ。

アセヴィードはこう語る。

「これらの調査結果に対する私たちの解釈は、人間の絆の質は健康に大きく影響しているということです」

新しい出会いがあったときや、長年のパートナーとデートすることになったとき、脳内で何が起こっているのかを真っ先に考える人はいないかもしれない。だが、ときめきを忘れないことは、単に楽しいことだけにとどまらず、最終的には命にかかわってくる可能性もあるのだ。

そして、現在恋愛中ではない人にとっても、そのことを知っていれば将来、役に立つこともあるかもしれない。結局のところ、アーロンが言うとおり「ほとんど誰もが恋に落ちる」のだから。
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こころを救う・・・・・・ことは・・・・・・

2010年08月18日 07時06分00秒 | 
私の人生でもう10人以上の方が、自ら生命を絶っていかれた・・・・・・・・・・・・・
プラス、未遂の人あり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プラス、薬物とアルコールとタバコの害で短命だった人・・・・・・・・・・・・・

お盆ごろはいつも思う
その「お心はいかに?」


患者の自殺、募る後悔 埼玉・精神科医団体が事例分析
2010年8月17日 提供:毎日新聞社


こころを救う:患者の自殺、募る後悔 埼玉・精神科医団体が事例分析

 ◇「もう一歩、踏み込んでいれば」 経験共有し生かす

 自分の患者をなぜ救えなかったのか。埼玉県内の精神科クリニックでつくる埼玉精神神経科診療所協会(悳(いさお)智彦会長)が通院患者の自殺事例を会員から集め、分析を進めている。協会幹部は「後ろめたい経験をさらけ出すのはつらいが、一人でも自殺を減らしたい」と説明する。こうした取り組みは全国の精神科の診療所団体でも例がないという。【江刺正嘉】

 協会は自殺対策基本法の施行をきっかけに07年度、自殺予防委員会を設置。診療所名を公表しないことを条件に報告を求めている。09年度までの3年間に、60カ所の診療所のうち、33カ所から144人の事例が寄せられた。

 集計の責任者を務める富士見メンタルクリニック(富士見市)の里村淳院長(63)の患者も複数自殺している。「患者が多い日に診察時間が短かったのが悪かったのか」「もう一歩気持ちに踏み込んでサポートしていれば」。後悔の思いに駆られてきた。

 他の医師たちの報告の自由記述欄にも同じような気持ちがつづられている。「もっと話を聞いておけば」「患者との信頼関係が築けたというのは思い込みだった」……。多くの医師が「まさか、あの人が」と、予想外の人が自殺した経験をしていた。

 しかし、改めてカルテを読み返すと、自殺のサインとも取れる微妙な変化を見つけることもある。「私も母が亡くなった年齢と同じ年になりました」。こうした記述に「ああ、これだったのか」と自分を責める。

 これまで実態が不明だった精神科診療所へ通院していた患者の自殺のデータを集めれば、有効な対策を立てられるのではないか。こうした視点で分析した結果、自殺した144人のうち、通院期間は1-5年が70人と最も多かった。次いで1年未満が45人、6年以上は29人だった。4分の3の107人は規則正しく通院していた。

 うつ病が66人と半数近くを占め、自殺の手段では首つりが61人で最も多く、飛び降り18人、向精神薬などの過量服薬15人。144人のうち4分の1の38人が、過去に過量服薬を経験していた。里村院長は「受診態度がまじめで、比較的長く通院している人が自殺するケースが多いのには驚いた。今後も事例を集め、つらい経験やデータを会員が共有することで対策への取り組みが進むのではないか」と話している。

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 情報やご意見をメール(t.shakaibu@mainichi.co.jp)、ファクス(03・3212・0635)、手紙(〒100-8051毎日新聞社会部「こころを救う」係)でお寄せください。
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