日々

穏やかな日々を

がん患者働くなとやじか 受動喫煙議論の自民部会

2017年05月22日 23時09分28秒 | タバコ
がん患者働くなとやじか 受動喫煙議論の自民部会
2017年5月22日 (月)配信共同通信社

 受動喫煙の防止策を非公開で議論した15日の自民党厚生労働部会で、たばこの煙に苦しむがん患者の立場を訴える議員の発言に「(がん患者は)働かなくていい」という趣旨のやじがあったとして、患者団体が反発している。
 政府は、働き方改革で病気の治療と仕事を両立できる環境の実現を目指す。昨年成立した改正がん対策基本法も、患者が仕事を続けられるよう企業に配慮を求めており、この流れに逆行した発言と受け止められている。
 やじを受けた三原じゅん子参院議員は取材に対し、部会が非公開だったことを理由に詳細は明かさなかったが「本当に残念。がん患者の働く場を奪うようなことを言ってはいけない」と述べた。自身のブログに「心底怒りで震えた」と心情をつづった。
 発言したとされる男性議員は「この場で議論することではないと言ったかもしれないが、そんな差別的なことは言ってない」と否定している。
 部会では、飲食店について原則禁煙とする厚労省案と、表示をすれば喫煙を認める自民党案が示され議論が紛糾した。複数の出席者によると、子宮頸(けい)がんの経験者で厚労省案を支持する三原氏が「働きながら治療するがん患者は店を選べない。命がけで喫煙の仕事場で働く苦しさを考えてほしい」と訴えた際、男性議員がやじを発した。
 ネットでやじの件が伝わり、全国がん患者団体連合会は「がん患者の尊厳を否定しかねない」との抗議文を公表。天野慎介(あまの・しんすけ)理事長は「患者にとって就労で得られる収入は命に直結する問題だ。政府は一刻も早く受動喫煙対策を進めてほしい」と話している。
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「おれ、なんで捨てられたの?」 問う息子を抱きしめた

2017年05月22日 22時48分38秒 | 
「おれ、なんで捨てられたの?」 問う息子を抱きしめた
岡田将平、山田佳奈
2017年5月7日13時41分

 開設から10年になる慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)。月日を重ねた分、預けられた子どもは大きくなっていく。中には、新たな家庭で育てられている子どもたちがいる。

 西日本で暮らす女性は、小学校低学年になる息子と初めて出会った日のことを懐かしく思い出す。
 3人の子育てが一段落し、「もう一人育てられる」と思って、育ての親が戸籍上も親となる特別養子縁組を希望した。乳児院で面会したのは、生後10カ月の頃。「めちゃくちゃかわいい」。赤ちゃんは輝いて見えた。緊張した様子だったが、2時間ほど一緒にいると、ひざに乗るようになった。抱っこし、ミルクを飲ませてあげた。
 1歳になる前に家にやってきて、親子としての時間を紡いでいった。小学生になった今、ドッジボールや「けいどろ」で遊び回り、ご飯をもりもり食べる。
 「あなたを産んでくれたお母さんがいる」。初めてそう話したのは、3歳の誕生日。そこから、日常の中で生い立ちを伝えてきた。「ゆりかご」に預けられたこともその一つ。息子から聞いてくることもたくさんある。「なんでお母さんは産んでくれなかったの?」「(生みの母は)どこにいるの?」「もともとの自分の名前は?」。女性にも答えられない質問もある。
 ある時、息子はこんなことを言ってきた。「おれ、なんで捨てられたの? 要らなかったの? 要らなかったんでしょ?」
 女性はこう返した。「どうしても命を助けたい、あなたを大事にしたいと思ったのよ。お陰で家族になれてうれしい」。ぎゅっと抱きしめると息子も力強く抱き返してくれた。小さな体で一生懸命受け止め、考えているのだと思う。
 小学校では、子どもたちが自身の生い立ちを発表する機会があるという。どうすればよいかと思う。息子はいずれ、生みの母に会いたくなるかもしれないし、思春期に入って自分のルーツに悩むかもしれない。母親として、一つ一つ、息子が納得できるよう、一緒に向き合っていくつもりだ。
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2分の1成人式、広がる 「感謝の言葉」苦にする子も

2017年05月22日 22時28分41秒 | 
2分の1成人式、広がる 「感謝の言葉」苦にする子も
田中聡子
2017年5月18日21時21分

 10歳になったことを祝う「2分の1成人式」が、小学校の行事として定着しつつあります。親への「感謝の言葉」の発表などが「感動する」と評価されているようです。一方で、場合によっては子どもにとってつらい体験になることもあり、配慮を求める声も出ています。
 2分の1成人式は小学4年生が対象で、成人式と同じ1月などの3学期に開かれることが多い。子どもが親への感謝をつづった手紙や将来の夢を発表するのが主流で、親から子どもにメッセージを贈ることもある。
 学習指導要領に明記された活動ではなく、あくまでも学校の自主的なイベントだが、実施する学校が全国的に急速に広がっている。浜松市は「自分を支えてくれる家族や先生に感謝しながらこれまでの自分を振り返り、将来に対して希望を持つため」として、2011年度から開催を推進。15年度には市内にある100校全てで開かれた。
 02~04年度に小学4年の国語教科書の一部で取り上げられたり、今も「10年後の自分への手紙」などが記載されている教科書が多かったりするものの、国立教育政策研究所の渋谷一典調査官は「正直、なぜこんなに広がったのかよく分からない」と話す。
 そもそもどういう経緯で始まったのだろうか。ある教育関係者によると、30年ほど前に一人の教員が「節目のお祝い」として開いたことが最初とされるという。そして、徐々に実施校が広まるにつれて「感謝」や「感動」の演出が強くなっていき、ここ10年ほどで教育関係の雑誌で取り上げられたり、インターネットで話題になったりしたことが導入拡大を後押ししたとみる。
 保護者の評価は高い。「ベネッセ教育情報サイト」が12年、「2分の1成人式をしたことがある子を持つ保護者」を対象に実施したインターネット調査では、約1200回答のうち、2分の1成人式に「とても満足」「まあ満足」が合わせて約9割に上った。「夫婦で涙した」「家族の絆が強まった」といった感想が寄せられたという。
■「みんなが幸せな家族じゃないのに」
 ただ、こうした行事を苦にする子どももいる。
 東京都羽村市議の馳平耕三さん(55)は、15年9月の市議会で「複雑な家庭事情のある児童にも配慮したものにならないか」と質問した。その少し前に、公民館で地元の子どもたちの勉強を見ていた時、小5の女の子の話を聞いたのがきっかけだ。
 親は離婚し、一緒に暮らす父親は子どもに無関心だった。そんな状態で学校から2分の1成人式のために親への感謝の作文を書くよう言われ、「ウソをつくのはいやだ」と感じた。それでも周囲の目を気にして自分を殺して書いたが、読んだ担任は「感謝の気持ちが足りない」。2度書き直しを指導された。
 親から子どもへの文章も必要だったが、父親は書いてくれず、祖父に頼んだ。女の子は「何の感謝もしていないし、つらいことの方が多かった。みんなが幸せな家族じゃないのに」と、当時を思い出して泣いたという。
 複雑な家庭の子どもに配慮しようとする教員もいるが、一度始めた行事を変えるのは大変なようだ。関東地方の公立小に勤めていた30代の男性は数年前、担任する4年生のクラスに父親を亡くした子どもがいた。ほかのクラスの担任や校長と話し合い、保護者は呼ばず、子どもが将来の夢などを考える授業に変えた。
 ところが、保護者からは「上の子どもの時はやったのに、どうして今年はないのか」「楽しみにしていたのに」などの苦情が寄せられた。子どもからの文句はなかったという。
 男性は「子どもにとっては『面倒くさい行事がなくなった』ぐらいなものだった。親を喜ばせるためのイベントで苦しむ子どもがいるくらいなら、やめてしまった方がいい」と話す。
 愛知県内の元小学校長(58)は3年前、教員が保護者に「子どもへの手紙」を頼もうとしていると知り、「問題を抱えた家庭もある」と指摘した。これに対し、「去年もやった」と教員の一部から反対の声が上がったが、最終的に手紙はなくし、自分の夢などを発表する内容になった。「行事の中身を精査するよりも、前例を踏襲することが最優先になってしまっていた」と振り返る。(田中聡子)
■感動追求ありきに注意
 〈内田良・名古屋大学大学院准教授(教育社会学)の話〉 様々な家庭環境の子どもが集まるのが学校教育の場だ。虐待を受けている子ども、親がいない子ども、離婚・再婚した親の子どもは珍しくない。親に感謝したくない、過去を振り返りたくないという子どももいるだろう。学校や保護者は「感動」を追いかけて、そうした子どもたちが見えなくなってしまってはだめだ。学校はつらい思いをする子どもが出ないように配慮する責任がある。2分の1成人式自体を否定するわけではない。将来の夢を考えたり、20歳の自分に手紙を書いたりと、自分の未来に向けた、子どもにとって役立つイベントにしてほしい。
     ◇
 2分の1成人式についてのご意見を募集します。電子メールはseikatsu@asahi.com、FAXは03・5540・7354、または郵便で〒104・8011(住所不要)朝日新聞文化くらし報道部「2分の1成人式」係へ。


婆は反対だ、感謝を無理強いするようで、いやだ。
婆の家は、複雑なのだ。
子ども時代はやんちゃでエネルギッシュが一番です。
親のありがたみなど、親になっても、本当は分からない、
自分が死に近づいたころ、真に迫ってくるものなのです。

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陛下「東北は私が行きます」 震災直後、石原知事は絶句

2017年05月22日 22時22分44秒 | 行政
陛下「東北は私が行きます」 震災直後、石原知事は絶句
編集委員・北野隆一
2017年5月22日04時59分
写真
東日本大震災で被災した大津漁港を視察する天皇、皇后両陛下=2011年4月22日、茨城県北茨城市
写真
雲仙普賢岳噴火の被災地を訪問し、避難所でひざをついて被災者に声をかける天皇、皇后両陛下=1991年7月10日、長崎県島原市の島原第一小学校

 2011年の東日本大震災発生19日後。天皇、皇后両陛下の被災者見舞いは3月30日、福島県から東京に避難した人々が身を寄せていた東京武道館(東京都足立区)から始まった。
 天皇陛下より1歳年長の石原慎太郎氏(84)が都知事として迎えた。翌12年に心臓手術をする陛下の健康状態を知り「陛下もお疲れでしょう。被災地は若い男宮の皇太子、秋篠宮両殿下を名代に差し向けてはいかがでしょう」と進言した。
 陛下は黙って聞いていたが、被災者見舞いを終えて武道館を出るとき、石原氏に歩み寄り、こう告げた。
 「石原さん。東北は、私が自分で行きます」
 それまで石原氏は、首都の知事でありながら、園遊会や宮中晩餐(ばんさん)会にあまり顔を出さなかった。両陛下が都の施設を訪れるときも、副知事が代わりに迎えることが少なくなかった。
 珍しく両陛下を迎えた石原氏は陛下の言葉にあぜんとし、絶句した。その後、考えを変えた。「あれから東北3県に行かれて、みな感動した。行っていただいてよかった」と。
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AIスピーカー日本発売へ グーグル、年内にも

2017年05月22日 22時17分46秒 | 買い物
AIスピーカー日本発売へ グーグル、年内にも
2017年5月19日 (金)配信共同通信社

 【マウンテンビュー(米カリフォルニア州)共同】米IT大手グーグルは17日、人工知能(AI)を備え、質問や指示に応じるスピーカー「グーグルホーム」を年内にも日本で発売すると明らかにした。日本語に対応する。米国で人気が出ているため、世界的な普及を目指す。
 同日開幕した開発者向け年次会議で発表した。日本での具体的な発売日や価格は未定。米国での販売価格は129ドル(約1万4300円)。AIスピーカーは日本ではなじみが薄いが、米国ではインターネット通販大手アマゾン・コムが「アマゾンエコー」を先駆けて発売し、市場を開拓した。リビングや台所に置き、インターネットに常時接続して使う。
 利用者の声に反応するのが特徴で、リクエストした音楽を流したり、天気や交通情報を知らせたりできる。別売りの対応機器を使えば部屋の照明の操作なども可能だ。
 グーグルホームは米英2カ国で販売中。今後は日本に加え、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツでも発売する。
 調査会社イーマーケッターは、AI付きスピーカーの米国での利用者数が今年、前年の約2・3倍の3560万人に急増し、アマゾンエコーが70・6%、グーグルホームが23・8%を占めると予測した。IT関係者の間ではアップルも今年、同様の製品を発売するとの観測がある。
 アマゾンはシェア争いの激化を見越したかのように、5月に画面を備えた新型を発表。マイクロソフトも韓国サムスン電子傘下メーカーのほか、米インテルやヒューレット・パッカード(HP)と提携する形での参入を明らかにしている。
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淳君へ元少年Aへ、父守さん20年の思い 神戸児童殺傷

2017年05月22日 11時55分35秒 | 事故事件訴訟
淳君へ元少年Aへ、父守さん20年の思い 神戸児童殺傷
2017年5月19日 (金)配信朝日新聞

 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、小学6年生だった土師(はせ)淳君(当時11)が亡くなってから24日で20年になる。父親の守さん(61)は朝日新聞の取材に応じ、淳君への思いや被害者支援について語った。
 「20年は長い。ただ、ほかのことは忘れても、淳のことは昨日のことのように思い出す。20歳になったら、30歳になったら、とは考えない。あの日から時が止まっているんですよ」
 出がけには仏壇に必ず手を合わせる。月3回は墓参し、月命日にはお経をあげてもらうことを欠かさない。「生活の一部になってしまった」
 「自分が思ってあげればいい」と、思い出の品々は少しずつ整理してきた。おもちゃを小学校などに寄付したほか、洋服や自転車は処分した。ただ、書き残した文字や絵は、大切にファイルして残している。
 「医師として勤める病院の同僚でも私が被害者家族だと知っている人は少ない。時間の経過とともに事件は風化する。事件を忘れてしまってもいいんです」と守さん。しかし、「事件そのものは忘れても、同じような事件を起こさない教訓、事件から得られた教訓や制度を生かしていくことが大切」と訴える。
 20年前と比べれば、犯罪被害者の支援制度は整い、少年法も改正されたが、課題は多いと感じるという。「淳の兄もそうだったが、犯罪被害者のきょうだいは事件後に通学が難しくなることもある。学習支援や精神的なケアなど、まだできていない部分も多い。だから自分の体験を話し続けていこうと思っている」
     ◇
 当時中学3年だった加害者の男性(34)は、2004年に医療少年院を仮退院した後、遺族に手紙を送り始めた。守さんは「読みたくない」という気持ちを抱えながら、事件の真相を少しでも知るため、無理をしてでも読み続けてきたという。
 しかし、男性は15年に突然、「元少年A」として事件の経緯をつづった手記「絶歌」を出版した。守さんはこうした行為に「20年が経過しても、彼自身は何も変わっていないのかもしれない」と憤る。
 出版された翌年から手紙を拒んでいる守さん。今年も打診を受けたが、受け取っていないという。
     ◇
 神戸連続児童殺傷事件は、少年法の見直しや被害者支援制度を拡充するきっかけになった。
 2000年11月に成立した改正少年法は、刑事罰の対象年齢を「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げ、16歳以上が故意に被害者を死亡させた場合、原則的に検察官送致(逆送)にすると定めた。
 この年には、事件で家族を失った人たちが現在の「全国犯罪被害者の会」(通称あすの会)を結成。土師守さんも参加し、副代表幹事を務めている。
 あすの会などの働きかけで、04年12月に成立した犯罪被害者等基本法は被害者の権利を明文化し、国や地方公共団体、国民が支援することを責務とした。これを受け、全国の自治体では被害相談の窓口設置や見舞金の支給などを盛り込んだ犯罪被害者支援条例を制定する取り組みが広がった。(金井和之)

■事件をめぐる動き
1997年2~5月 神戸市須磨区で児童5人が襲われ、山下彩花さん(当時10)と土師淳君(同11)が殺害され、1人が重傷
1997年6月 兵庫県警が中学3年の男性(同14)を殺人容疑などで逮捕
1997年10月 神戸家裁が男性を医療少年院に送致する保護処分決定
2000年1月 犯罪被害者の会(現・全国犯罪被害者の会、通称・あすの会)が発足し、淳君の父の守さんらが参加
2000年11月 刑事罰の対象を14歳以上にする改正少年法成立
2004年3月 男性が医療少年院を仮退院
2004年12月 犯罪被害者等基本法成立
2005年1月 男性が医療少年院を本退院し、社会復帰
2015年6月 男性が手記「絶歌」を出版。守さんは出版中止と回収を求める
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妹のところの犬、トトロ、

2017年05月22日 11時51分43秒 | 医療情報
妹のところの犬、トトロ、
失明して、老化のため、大変。
あれは、小型犬、チワワだったよね。

弱っていて、命短しとのこと、それまでは、子連れでは行けないです。
おしっこする場所が分からなくて、部屋中、パットがしいてあるとのこと。
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ブルーベリーの鉢を二つもらった

2017年05月22日 11時49分09秒 | 医療情報
ブルーベリーの鉢を二つもらった。
育てるには酸性土がいいとのこと、
であるならば、石灰をまいてないところがいいね。
では、木苺のとなり、2mのところにしようかな?
陽当りも良くないといけないね、
であるならば、コブシの木から離れていないといけないね。
あれやこれや考えると、楽しいね。
なかなか、決定実行が・・・・・・だけど。
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禁煙対策を推進する世界保健機関のダグラス・ベッチャーさん 「時の人」

2017年05月22日 11時28分25秒 | 事故事件訴訟
禁煙対策を推進する世界保健機関のダグラス・ベッチャーさん 「時の人」
2017年5月19日 (金)配信共同通信社

 「日本のたばこ対策は前世紀並み。2020年の東京五輪をきっかけに前進するべきです」。世界保健機関(WHO)の生活習慣病予防部長として、たばこを吸わない人の健康を守り、喫煙者の禁煙を支援することが使命だ。
 03年にWHO総会で採択され、日本も批准した「たばこ規制枠組み条約」作成の立役者の一人。WHOでの20年のキャリアの大半をたばこ対策や子どもの肥満、不健康な食事など世界中のあらゆる生活習慣の改善に取り組んできた。
 4月に来日し、厚生労働省に公共の建物内での完全禁煙を要請し、東京・新橋を取材陣と回った。「居酒屋の店主に『禁煙にしたら売り上げが減る』と言われたが、事実ではない」。米国や南アフリカなどの研究では、完全禁煙は飲食店の売り上げに影響がなく、一部で売り上げが増えた報告もある。
 スペインでは分煙は効果がないことが立証された。06年から飲食店で分煙を始めたが、従業員の唾液のニコチン濃度はほとんど下がらず、5年後に完全禁煙に移行した。「経営者は労働者の健康を守る義務があります」
 カナダ出身の医師。干ばつに見舞われたエチオピアで救急医、母国で高度救命医療に従事した。国際関係の博士号など多彩な知識が仕事に生きる。
 カナダの故郷には日系人が多く、5歳の時、近所のナカムラさんがすしを作ってくれた。日本の友人との付き合いも長い。「全ての人がきれいな空気の下で暮らせるよう願っています」
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禁煙対策を推進する世界保健機関のダグラス・ベッチャーさん 「時の人」

2017年05月22日 11時23分15秒 | タバコ
禁煙対策を推進する世界保健機関のダグラス・ベッチャーさん 「時の人」
2017年5月19日 (金)配信共同通信社

 「日本のたばこ対策は前世紀並み。2020年の東京五輪をきっかけに前進するべきです」。世界保健機関(WHO)の生活習慣病予防部長として、たばこを吸わない人の健康を守り、喫煙者の禁煙を支援することが使命だ。
 03年にWHO総会で採択され、日本も批准した「たばこ規制枠組み条約」作成の立役者の一人。WHOでの20年のキャリアの大半をたばこ対策や子どもの肥満、不健康な食事など世界中のあらゆる生活習慣の改善に取り組んできた。
 4月に来日し、厚生労働省に公共の建物内での完全禁煙を要請し、東京・新橋を取材陣と回った。「居酒屋の店主に『禁煙にしたら売り上げが減る』と言われたが、事実ではない」。米国や南アフリカなどの研究では、完全禁煙は飲食店の売り上げに影響がなく、一部で売り上げが増えた報告もある。
 スペインでは分煙は効果がないことが立証された。06年から飲食店で分煙を始めたが、従業員の唾液のニコチン濃度はほとんど下がらず、5年後に完全禁煙に移行した。「経営者は労働者の健康を守る義務があります」
 カナダ出身の医師。干ばつに見舞われたエチオピアで救急医、母国で高度救命医療に従事した。国際関係の博士号など多彩な知識が仕事に生きる。
 カナダの故郷には日系人が多く、5歳の時、近所のナカムラさんがすしを作ってくれた。日本の友人との付き合いも長い。「全ての人がきれいな空気の下で暮らせるよう願っています」


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福島医大病院に幸楽苑 公共医療機関へ初出店、22日オープン

2017年05月22日 11時20分45秒 | 
福島医大病院に幸楽苑 公共医療機関へ初出店、22日オープン
2017年5月19日 (金)配信福島民友新聞

 全国でラーメンチェーンを展開する幸楽苑(郡山市)は22日、福島市の福島医大病院内に院内食堂をオープンさせる。同社が18日、発表した。1954(昭和29)年の創業以来、初の公共医療機関への出店。新商品としてヘルシーメニューも開発し、患者らのニーズに応える。
 健康志向麺類を開発中
 同社によると、売り場面積は約530平方メートル。席数は197席で、ラーメンやギョーザ、チャーハン、定食を提供する。ラーメンとサケや納豆などの和定食など従来のメニューに加え、カロリーや塩分を抑えた健康志向の麺類の新商品を開発中で、6月にも店頭に並ぶ予定。セルフ形式での提供を行う。利用する同大や同病院の教職員、学生、外来患者、一般市民の利用を想定し、同社は「幅広く利用してもらいたい」としている。
 院内食堂の更新時期に当たり、同社が出店を交渉してきた。同社は「これまでのロードサイドやフードコートでの出店に加え、新たに官公庁での出店を進めていきたい」と話した。
 営業時間は平日午前7時45分~午後8時、土・日曜日・祝日は午前9時~午後6時。
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iPSがん化リスク防ぐ 京大、効率除去法を開発

2017年05月22日 11時18分49秒 | 医療情報
iPSがん化リスク防ぐ 京大、効率除去法を開発
2017年5月19日 (金)配信共同通信社

 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)からさまざまな組織などを作り出す際、がん化のリスクのある細胞を効率的に取り除く手法を開発したと、京都大の斉藤博英(さいとう・ひろひで)教授(生命工学)らのチームが18日付の海外科学誌電子版に発表した。
 iPS細胞から作った組織などを移植するとき、未分化なiPS細胞が残っているとがん化の恐れがある。
 チームは「短時間で簡便に除去できる。iPS細胞を利用する再生医療の安全性を高めるのに役立てたい」としている。
 チームは、iPS細胞の表面にある酵素と結合すると、iPS細胞を死滅させる「D―3」というペプチド(アミノ酸化合物)を合成。実験でiPS細胞から作った心筋細胞と、未分化なiPS細胞の混合物に、D―3を加えて約2時間浸すと、未分化なものだけを除去できた。
 この混合物をマウス4匹の精巣に移植すると、全てでがんになる可能性がある腫瘍ができたが、混合物にD―3を約1時間加えてから移植すると、どの個体にも腫瘍ができなかった。
 薬剤を使うこれまでの除去法では24時間以上かかっていたという。
 注)海外科学誌はセル・ケミカル・バイオロジー
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