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一審判断「適切ではない」 元名大生控訴審で専門家

2017年11月12日 12時51分00秒 | 事故事件訴訟

一審判断「適切ではない」 元名大生控訴審で専門家

 2017年11月10日 (金)配信共同通信社
 
 名古屋大在学中に高齢女性を殺害、高校時代にも同級生ら2人に劇物を飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われ、一審で無期懲役の判決を受けた元女子学生(22)の控訴審公判が9日、名古屋高裁(高橋徹(たかはし・とおる)裁判長)であり、児童精神医学の専門家が精神障害の一部を軽度と判断した一審判決について「適切な判断ではないと思う」と証言した。

 一審名古屋地裁判決は双極性障害(そううつ病)を「犯行に弾みを付けたが、その影響は限定的」と判断、完全責任能力を認めたが、弁護側が請求した京都大の十一元三(といち・もとみ)教授は「自分の直感では軽度と捉えるのは、専門医の判断と異なる」と指摘した。

 十一教授はスライドを使いながら、元女子学生にみられる精神障害の特徴などについて説明。一方で正式に精神鑑定したわけではなく、一審判決や鑑定書などを検討した上での印象にとどまると付け加えた。

 一審判決などによると、元女子学生は19歳だった2014年12月、知人の森外茂子(もり・ともこ)さん=当時(77)=を名古屋市の自宅で殺害。

 12年5~7月には、仙台市で同級生ら男女2人に、硫酸タリウムを飲み物に混ぜ飲ませ、殺害しようとした。また仙台市の民家に放火し、住人を殺害しようとした。

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薬の場所まで眼鏡型端末で誘導…時間短縮、調剤ミス防止の新システム

2017年11月12日 12時42分53秒 | 仕事

薬の場所まで眼鏡型端末で誘導…時間短縮、調剤ミス防止の新システム

 2017年11月10日 (金)配信読売新 
 
 眼鏡型端末が、処方箋に書かれた薬の場所に薬剤師を誘導してくれる新システムを、ベンチャー企業のシャンティ(東京都目黒区)が開発した。作業時間の短縮化と、調剤ミスの防止が期待できるという。

 システムは、米マイクロソフト製の眼鏡型端末「ホロレンズ」を活用。これで処方箋のQRコードを見ると、薬のある方向を示す緑色の矢印が目の前に映し出され、薬の引き出しの場所が青白く光って見える。

 薬の引き出しには事前にIC(集積回路)タグを付けておき、手に付けたセンサーを近づけると端末に「任務完了」と表示される。念のため、取り出した薬の画像も残しておける。

 今月中旬には神奈川県藤沢市の調剤薬局で、県の支援を受けて実証実験を行い、使いやすさをチェックする予定だ。シャンティの担当者は来春には商品化したいとしている。

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女児怒鳴られPTSDに 深谷市イベント、賠償命令

2017年11月12日 12時24分34秒 | 事故事件訴訟

女児怒鳴られPTSDに 深谷市イベント、賠償命令

 2017年11月10日 (金)配信共同通信社
 
 埼玉県深谷市が管理する施設のイベントで、景品を勝手に触ってボランティアに怒鳴られ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負ったとして、東京都杉並区の女児(8)が市に約190万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は9日、怒声が原因で障害を発症したと認め、約20万円の支払いを命じた。

 判決によると、2014年11月、5歳だった女児は「ふかや緑の王国」で開かれた秋祭りを家族と訪れた。母親が目を離した際に輪投げゲームの景品の駄菓子を触り、ボランティアの男性に注意されて泣きだした。その後、様子がおかしいと感じた両親が連れて行ったクリニックで、PTSDと診断された。

 鈴木正紀(すずき・まさのり)裁判官は「女児は相当な大声で注意されて強いショックを受けた」とした上で、市は男性の使用者責任を負うと判断。一方、女児の様子を見ていなかった母にも落ち度があったとした。

 深谷市は「判決が届き次第、対応を検討したい」とコメントした。

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仏教系の苫小牧駒沢大、儒教系に経営譲渡へ 認める答申

2017年11月12日 12時18分10秒 | 教育

仏教系の苫小牧駒沢大、儒教系に経営譲渡へ 認める答申

 2017年11月10日 (金)配信朝日新聞
 
 仏教系の苫小牧駒沢大(北海道苫小牧市)の経営が、儒教系の学校法人「京都育英館」(京都市)に譲渡される見通しとなった。文部科学省の大学設置・学校法人審議会が9日付で、学校法人駒沢大学(東京都)などからの申請を認める答申を林芳正文科相にした。林文科相は「答申を尊重する」としており、近く認可するとみられる。夏の甲子園で優勝経験がある駒大苫小牧高校は、駒沢大学が運営を続ける。

 苫小牧駒沢大の経営譲渡をめぐっては、学生たちが「住職になるために仏教系大学に進んだのに、儒教系の学校法人に譲渡されたら資格が取れない」などと主張し、国が駒沢大学などの申請を認めないよう求める訴訟を東京地裁に起こしている。設置者変更は教育内容を変えないことが前提だが、不安を抱く学生がいることを受け、大学設置審は「教育課程、教育体制などを維持すること」という留意事項を付け、大学側に配慮を求めた。(増谷文生)

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治療に影響する懸念 医師への未公開株提供

2017年11月12日 12時15分18秒 | 仕事

治療に影響する懸念 医師への未公開株提供

 2017年11月10日 (金)配信共同通信社
 
 【解説】人の命を扱う医師が医療関係企業から多額の利益提供を受けることは認められるか。情報開示の必要性は、企業との近しい関係が患者の治療に影響する恐れは―。パラダイス文書が示した医療機器メーカーによる未公開株の提供は、そんな問題を提起している。

 未公開株の取引自体は直ちに違法なこととは言えない。非上場企業の株は証券市場では取引されないが、当事者が価格などの条件で折り合えば売買が可能だからだ。

 ただ今回の場合、医師と業者という密接な関係で株が取引された。医師が株を安く譲ってくれた業者に有利な判断をすれば、患者は逆に最適な治療を受けられなくなる可能性もある。

 取材に応じた日本の医師らは株の購入を公表していなかったが、いずれも医療行為や判断に影響はなかったと説明している。だが、医療倫理に詳しい弁護士は「研究以外で目的があいまいな金銭のやりとりは、患者の不利益につながる恐れがある」と指摘する。

 利害関係に関するルールは法律や医学界のガイドラインで段階的に整備されてきたが、透明性の向上については今後も継続的な議論が必要だ。

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ES細胞で腎臓立体構造を再現 熊本大が世界初

2017年11月12日 12時10分21秒 | 医療情報

ES細胞で腎臓立体構造を再現 熊本大が世界初

 2017年11月10日 (金)配信熊本日日新聞
 
 熊本大発生医学研究所の太口[たぐち]敦博・元助教(35)=ドイツ留学中=と西中村隆一所長(54)=腎臓発生学教授=らの研究グループは、マウスの胚性幹細胞(ES細胞)と、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、尿管芽と呼ばれる腎臓の組織を作り出すことに成功。マウスで作った尿管芽は、腎臓の別の組織とつながり、腎臓の立体構造を世界で初めて再現した。西中村所長は「腎臓の再生技術へ大きな前進」と話している。

 研究成果は9日付の米科学雑誌「セル・ステム・セル」(電子版)に発表した。

 ヒトの腎臓は、約100万個の「ネフロン」と呼ばれる小さな組織で血液をろ過して尿を作り、尿はネフロンを束ねる集合管を通って排出される。

 腎臓は、ネフロンの元となる前駆細胞と、集合管の元となる尿管芽、その間をつなぐ間質前駆細胞の三つが作用して形成される。このうちネフロン前駆細胞は、太口元助教らのグループが2013年にips細胞から作り出すことに成功した。

 今回、太口元助教らは尿管芽が緑色に光る遺伝子改変マウスを使って尿管芽が枝分かれして成長する様子を分析。体外での培養実験で成熟しやすい条件を整え、ES細胞から尿管芽を作り出すことにも成功した。

 作った尿管芽とネフロン前駆細胞を、マウス胎児から取り出した間質前駆細胞と合わせて培養したところ、尿管芽は枝分かれしてネフロン前駆細胞とつながり、腎臓の立体的な構造が再現できたという。

 ヒトips細胞を使っても、同様に尿管芽を作ることができた。「今後は幹細胞から間質前駆細胞を作り出すことが必要だ」と太口元助教。「腎臓再生にはまだ多くの課題があるが、今回の研究を基に先天的な腎臓病のメカニズム解明が期待できる」と話した。

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アトピー性皮膚炎:「良くなるための標準治療」 12日、神田で講演会 /東京

2017年11月12日 12時06分50秒 | 医療情報

アトピー性皮膚炎:「良くなるための標準治療」 12日、神田で講演会 /東京

地域 2017年11月10日 (金)配信毎日新聞社
 
 ステロイド外用剤をどのように使用すればよいか迷っているアトピー性皮膚炎患者向けの講演会「良くなるための標準治療」が12日午後0時半~4時、千代田区内神田1、フォーラムミカサエコ(内神田東誠ビル7階)で開かれる。

 講師は東京慈恵会医科大皮膚科教室の中川秀己主任教授。アトピー性皮膚炎で湿疹の症状が繰り返し出る場合は、週1~2度の割合でステロイド外用剤やタクロリムス(免疫抑制外用薬)、保湿剤を組み合わせて使うことにより症状をコントロールでき、ステロイド外用剤の総使用量も減らせるという。中川さんはその長期的な使用方法を解説する。

 このほか、国立病院機構・東京病院の庄司俊輔副院長がぜんそく治療の最新情報を説明。他に2人の専門医師も出席し、患者からの相談にも応える。参加無料。問い合わせは「アレルギー友の会」(03・3634・0865、10、11日の午前11時~午後4時)。【小島正美】

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