日々

穏やかな日々を

高齢者住宅の報酬下げ拡大 訪問介護、厚労省方針

2017年11月02日 15時25分32秒 | 行政

高齢者住宅の報酬下げ拡大 訪問介護、厚労省方針

 2017年11月2日 (木)配信共同通信社
 
 厚生労働省は1日、「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)などの入居者に対する訪問介護で、事業所に支払う報酬の引き下げ幅を現在よりも広げる方針を決めた。一部の事業者が利益を上げるため過剰なサービスを提供しているとの指摘があり、介護費用を抑制する狙い。
 同日開いた社会保障審議会の分科会で明らかにした。来年4月の介護報酬改定に反映させる。
 サ高住や住宅型有料老人ホームでは、事業者と同一グループの介護事業所が同じ建物や近隣に置かれ、入居者を囲い込んで介護サービスを提供するケースが少なくない。
 一度に多くの利用者を訪問することができ、移動コストが少なくて済むため、現在も訪問介護や訪問看護などの報酬は通常より10%低く設定されている。
 厚労省は利用者数が10人以上と多い場合は引き下げ幅を拡大するほか、マンションや団地など一般の集合住宅も引き下げ対象に加えるなど、報酬減算を強化する考え。
 このほか、厚労省は訪問介護全般について、掃除や洗濯など生活援助を担うヘルパーの基準を緩め、受講期間の短い研修を新設することも提案。委員からは基準緩和に合わせて報酬引き下げを求める意見と、介護の質確保のため報酬維持を訴える声の両論が出た。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高知の介護支え、存在感 “縁の下の力持ち”家政婦さんを見た

2017年11月02日 15時20分20秒 | 地域

高知の介護支え、存在感 “縁の下の力持ち”家政婦さんを見た

 2017年11月1日 (水)配信高知新聞
 
 コスモスの花々の脇、おじいさんに話し掛けながら車いすを押すのは家政婦さん。近年は高齢者などの在宅介護を支える“縁の下の力持ち”として存在感を増している。
 厚生労働省によると、2015年度に民間事業者に家政婦として求職した人は延べ約10万8千人。5年前と比べると約25%増加した。関係者によると「お年寄りの介護者としての需要が多くなっている」という。
 高知市横浜にある家の様子を拝見した。雇われている家政婦さんは身体介護、掃除、調理にと、泊まり込みで奮闘。ほどよい距離の話し相手にもなる“家族の一員”だった。
家政婦を見た 介護の隙間埋める
 「あらいやだ」のセリフで知られるテレビドラマの家政婦さんはサスペンスの世界の人だが、こちらは本物の家政婦さん。お年寄りの介護に料理、掃除、話し相手と、まるで家族の一員のように何でもこなす。土佐の“市原悦子”は何をしている? 家政婦さんを、見た。
 午後5時半、家政婦さんを雇う家に到着した。立派な門を構える豪邸を想像していたが、庭は雑草が茂り、古い平屋の質素な外観。玄関を開けると「こんばんは」とエプロン姿の家政婦さんが迎えてくれた。
 小松谷展子さん(64)。整理整頓が行き届いた台所で、トントンと心地よい包丁の音を響かせた。高知市横浜の竹内修さん(97)の家で週に1回、午後5時半から翌朝8時半まで泊まりの勤務をしている。
 「この家での仕事は食事の準備、見守りながらのお掃除などです」。手は止めず、奥の寝室に目を向けながら話す。
 その寝室で、修さんが車いすに座り、戸棚の奥に手を伸ばした。お酒を出しては戻し、以前出版した本の原稿や昔撮った写真を引っ張り出しては眺めている。けがをしては大変。小松谷さんは台所から、チラチラ様子をうかがっている。
 小松谷さんを雇ったのは修さんの息子、聡介さん(69)。有料老人ホームに入所している修さんが帰宅した際の世話を小松谷さんに頼んでいる。
 「おやじも家にいたいんだ。好きなもん食べて好きなことできるし」。聡介さんも若くはない。家政婦さんは老々介護の現場の助っ人というわけだ。

 ■立ち上がった!

 夕食の準備が整った。この日のメニューはカツオのたたきにサラダ、コロッケだ。「聡介さんが食材の準備をしてくれるので、私は簡単に作るだけ」と小松谷さん。食事を始めた修さんは「これはうまい」と満足な様子だ。小松谷さんが目を細めている。

 小松谷さんが竹内家で仕事を始めたのは今年4月。以前は病院の看護助手をしていたが、家族の介護をしたことがきっかけでこの道に進み、今年で14年。現在はこの家を含めて4軒ほどの家庭に仕事に行く。

 「小松谷さんがいいんじゃ。おやじに優しい、気がつかんような細かいところまで掃除してくれる」と聡介さん。 

 夕食を終えた修さん。満足そうにほほ笑む。上機嫌で、「筋トレが重要なんじゃ」と健康のこつを話す。「うんうん」と聞く小松谷さん。ほどなく、車いすから立ち上がった。

 玄関に置いてあったゴルフクラブを手に取り、私たちに修さんが大好きなゴルフの練習を見せてくれる。「転んでけがをするんじゃないか」と慌てたのは小松谷さん。さっと支えに動いた。修さんは控えめにクラブを振ったあと、再び車いすに戻る。小松谷さんは緊張の糸が緩み、ほっとしたようだ。立ったときなどに見守る人がいると家族も心強いだろう。

 ■寝ずのお世話

 就寝は午後9~10時ごろ。小松谷さんは台所のソファで寝る。

 午後10時半、寝室から「おーい」と声がする。小松谷さんが駆け寄ると、修さんのパジャマが濡れている。小松谷さんは「せーの」と修さんの体を抱えてすぐに新しいパジャマに。声がかかってから5分ほどで作業が終了。小松谷さんも寝ぼけ眼だったが、すぐに後始末を終え、修さんに布団を掛けてあげた。

 パジャマは聡介さんが家の外の洗濯機に入れた。「すぐに洗わんとね」と言いながら洗剤を入れる。「大変で。でもこれが老々介護だと思うし、これが日常と思ったら、なんとかなるわ」と聡介さんはつぶやいた。

 この日は午前0時半、3時、5時にそれぞれトイレへ。寝室で修さんがゴソゴソ物音を立てると、小松谷さんはすぐに起きて駆け寄った。「横になったらすぐ眠るし、小さな音でもすぐに起きるの」と話す。

 ■専門家が見た

 県内には三つの家政婦紹介所があり、小松谷さんは高知市愛宕町1丁目の「満和(みつわ)介護家事紹介所」の所属。代表の小原明子さん(58)によると、現在30~80代の約90人が登録。調理師免許、ヘルパー2級を持つ人など、さまざまな特技を持つ人が在籍する。

 同市長浜の居宅介護支援事業所でケアマネジャーをする松沢佐和さん(54)は「ヘルパーさんは夜間巡回でお宅に行くことはあるけど、夜勤となると難しい」と話す。夜間も見守ってくれる家政婦さんは、現代の在宅介護の隙間を埋める“縁の下の力持ち”なのだ。

 家事労働者問題に詳しい高知県立大の根岸忠准教授によると、家政婦は法律上、家事使用人に該当する。女中さんに始まる歴史が元で、労働者ではありながら、労働基準法(労基法)の適用除外のまま現在に至る。各家庭で事故が起こった場合に保護する法整備は追いついておらず、家政婦さんは個別に保険を掛けている。

 「今でも家政婦さんは金持ちの家が雇っていると思われがち。でも今は介護の隙間を埋める存在となり、性質が変わっている。女中とは違いますから、家政婦さんを巡る法的環境などを、そろそろ見直してもいいと思います」と話す。

 ■再び竹内家

 修さんは知る人ぞ知る、高知市内の学習塾の創業者。聡介さんは2代目に当たり、今は3代目のお孫さんに任せている。

 修さんが老人ホームから帰ってきた日は、“父と息子”の時間。聡介さんは修さんの好物を作ったり、話しかけたりする。

 そんな2人が有意義に過ごせるよう、ほどよい距離でサポートするのが小松谷さんの仕事。時に2人の話し相手もしながら、手助けをしている。

 小松谷さんは、家政婦の仕事をする上で大切なことは、「自分は家族の一員であるような気持ちで勤めること」という。修さんの世話をしている時は「まるで自分の父を見ているようだ」と感じるそうだ。

 竹内家に1泊した小松谷さんは朝7時ごろ起床。台所に立ち、パンとみそ汁、サラダを作った。修さんが食べるのを見ながら、これから老人ホームに帰る修さんの持ち物などを整えた。

 「お父さん、薬を忘れずに飲んでくださいね」

 仕事は9時すぎに終了。「なかなか決まった時間には終わらないですね」と小松谷さん。小松谷さんに車いすを押されて外に出た修さんは、聡介さんの車に乗り込んだ。

 家の外にはコスモスの花がなびいている。朝風が爽快だ。秋空の下、車の助手席に乗った修さんをのぞき込む。「じゃ、また来週」。“スーパー家政婦”はごくさりげない感じで、あいさつを交わした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【島根】高齢者見守る医療チーム 三刀屋・鍋山地区 地元看護師ら結成

2017年11月02日 15時13分27秒 | 地域

【島根】高齢者見守る医療チーム 三刀屋・鍋山地区 地元看護師ら結成

 2017年11月1日 (水)配信山陰中央新報
 
 中山間地域の雲南市三刀屋町鍋山地区で、同地区在住の看護師らが、高齢者を見守る医療相談専門チーム「ちょんてご」を結成した。お年寄りに声を掛け、病気の予防や早期発見につなげる。高齢化が進む同地区は地域を挙げて集落維持に努めており、新たな支援により態勢強化を図る。28日に同町乙加宮の鍋山交流センターで住民に寸劇を披露し、活動を始める。
 「ちょんてご」は出雲弁で「少し手伝う」を意味する。メンバーは市内の看護師5人と地域医療に興味を持つ島根大医学部の学生1人の計6人。鍋山地区の同市上乙多田在住で、市内の病院に勤務する看護師・中村裕美子さん(40)が代表を務める。
 鍋山地区は2017年4月現在、410世帯、約1400人が暮らす。高齢化率は39・77%と市内平均(37・04%)を上回り、県中山間地域研究センターによると、25年には47%になると予想される。
 高齢化が進む中、同地区の地域自主組織は14年、毎月1回検針員に同行して高齢者と会話しながら健康状態を確認するなど、見守りと安否確認を始めた。昨秋には看護師1人を採用し、健康相談を行っている。
 「ちょんてご」は、メンバーが勤務が休みの日などを活用し、地区内の高齢者宅を訪ねて声を掛け、健康相談に応じ、病気の早期発見や認知症の確認に役立てる。
 市内の医療機関と連携して情報を共有し、入院や治療が必要な際は医療機関に連絡する。今後、地区内に住んでいる退職した看護師らにも参加を呼び掛ける考えだ。
 寸劇は約15分で、高齢化がさらに進んだ時に必要な医療や看護をテーマに演じる。中村さんは「細く長く地域を見守り、医療面で支えたい」と意欲を見せ、地域自主組織の秦美幸会長(75)は「医療機関と連携して、実効性を高めていきたい」と期待を込めて話した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少子高齢化対策で補正予算…安倍首相が指示へ

2017年11月02日 15時06分15秒 | 行政

少子高齢化対策で補正予算…安倍首相が指示へ

 2017年11月1日 (水)配信読売新聞
 安倍首相は、1日召集の特別国会で第98代首相に選出される。
 その後ただちに組閣に着手し、同日中に第4次内閣を発足させる。
 1日夜の初閣議では2017年度補正予算案の編成を各閣僚に指示し、衆院選で掲げた目玉政策「人づくり革命」実現に向け、待機児童対策の前倒しなど少子高齢化対策に全力を挙げる意向だ。緊迫する北朝鮮情勢を踏まえ、ミサイル防衛態勢の強化も急ぐ。
 補正予算案では、「全世代型」社会保障の実現に向けた施策のほか、成長戦略の柱に掲げる「生産性革命」にも重点配分する。18年度から3年間を「集中投資期間」と位置付けるが、中小企業などの競争力強化に向けた施策については、17年度中から前倒し実施する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォームビズ始動 衣食住の工夫で快適に

2017年11月02日 00時41分45秒 | 行政

ウォームビズ始動 衣食住の工夫で快適に

 2017年11月1日 (水)配信共同通信社
 
 冬の地球温暖化対策として、家庭や職場で過度な暖房使用を控える「ウォームビズ」が1日、始まった。来年3月末まで。環境省は重ね着や体を温める食事など衣食住での工夫によって、暖房時の室温を20度に設定しても肌寒さを感じず、快適に過ごせる生活スタイルの普及を目指す。

 環境省国民生活対策室ではこの日、職員がセーターやベストなどを身に着けて勤務。竹田智宏(たけだ・ともひろ)室長補佐は「適正に暖房を使用すれば省エネ効果があり、電気代も節約できる。多くの人にウォームビズを実践してほしい」と話した。

 ウォームビズは環境省が2005年に提唱。保温効果の高い下着やセーターなどの着用や膝掛けの利用などが有効としており、窓から熱を逃がさないよう厚手のカーテンの使用も推奨している。

 家族や友人で暖房の効いた部屋に集まって過ごしたり、公共施設や商業施設に滞在したりしてエネルギー消費を減らす「ウォームシェア」の実施も呼び掛けている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民進新代表は日銀出身の政策通 大塚氏、趣味はバレー

2017年11月02日 00時35分17秒 | 行政

民進新代表は日銀出身の政策通 大塚氏、趣味はバレー

 2017年11月1日 (水)配信朝日新聞
 
 民進党の新しい代表に、参院議員の大塚耕平・元厚生労働副大臣(58)が選ばれた。政策通の元日銀マンとして知られるが、低迷する党勢を立て直し、野党再々編含みの政局を乗り切れるか手腕は未知数だ。執行部人事や特別国会での対応が最初の試金石になる。

 前原誠司代表の辞任了承を受け、30日夜に本格化した後任選び。岡田克也・元民進代表は参院主体の政党になったことなどを踏まえ、立候補を固辞。参院議員からの選出論が広がるなか、水面下では、立憲民主党と希望の党とに3分裂した民進の現状を映すような動きが繰り広げられた。

 名前が挙がったのは、立憲寄りとされる小川敏夫・参院議員会長と希望寄りの議員が推す大塚氏だ。これに蓮舫元代表を推す勢力が参戦した。3氏の周辺は、立候補の届け出が締め切られる31日午後1時まで動き、最終的に「党が割れかねない」(参院幹部)として大塚氏への一本化でまとまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン