月が耀いていた
22時30分
天頂に雲を浴びながら
揺れながら
天を仰ぐわたし
溜め息を付くわたし
希望さんいらっしゃい
希望さんこんにちは
月が耀いていた
雲に隠れたり覗いたり
月は耀いていた
100歩の間、天を仰いで
冷たい空気を吸った
月が好き、月は流れる
月が好き、月は知ってる
月は浮かぶ、みずうみの上
雲が皆晴れて月だけ
月だけ浮かぶ
あまりの明るさ
草が
虫が
見える
風のない夜だから
息さえ聴こえて
光る音さえ聴こえ
月が耀いていた
22時30分
天頂に雲を浴びながら
揺れながら
天を仰ぐわたし
溜め息を付くわたし
希望さんいらっしゃい
希望さんこんにちは
月が耀いていた
雲に隠れたり覗いたり
月は耀いていた
100歩の間、天を仰いで
冷たい空気を吸った
月が好き、月は流れる
月が好き、月は知ってる
月は浮かぶ、みずうみの上
雲が皆晴れて月だけ
月だけ浮かぶ
あまりの明るさ
草が
虫が
見える
風のない夜だから
息さえ聴こえて
光る音さえ聴こえ
やらねばならないことをほったらかしにして
テレビ。
いったい何を見たかしら❓
今は、オータニ・インパクト。
彼はいったいどこで生まれ、どこで野球を習ったかしら❓
童顔で、軽く振ってホームラン、可愛いとしか言いようのない顔なのに、大男。
どこで、育ったのだろう。
涙が出てくる。
「私大が女性を制限したいのは分かる、でも間違っている」
私は、社会人経験を経て2004年に27歳で医学部再受験を志し、2006年に29歳で国立大学医学部に合格し入学しました。その年の東京医大受験は2次試験で不合格となりました。2014年に医師国家試験に合格し、現在は医師として勤務しています。2019年3月に東京医大を相手に損害賠償を求めて提訴した集団訴訟の原告の一人でもあります。
私は原告の中で東京医大の不正に関して憤りの小さい立場です。合格していても入学していたとは断言できず、不正入試の結果で無駄にした年月や金銭もほとんどなく医学部に入学しているためです。
本来なら東京医大に慰謝を求める気持ちもあまりないのですが、他の原告の方々と違って、私は医師として勤務する中で、私大が女性医師の数を制限したいのは分かる、でも間違っている、と訴えたいがために裁判に加わり、先日、尋問にも参加しました(『「医学部受験に人生を懸けていた」「感じたことのない怒りと憎しみ」』、『得点操作で不合格の女性「時間とお金を返して」』を参照)。
女子制限は医療に対する社会の求めに応じた結果
医学部受験を志したときに、医学部に関する情報を集めました。現役受験生とは約10年の年齢差があったので、再受験生や過年度受験生に門戸が広い大学を選んで受験したいという気持ちがあったからです。
その中で、過年度受験生を差別する大学や現役過年度にかかわらず女子を差別すると言われている大学の情報は、真偽のほどを問わないとしても多数ありました。この類の情報に触れたことがない医学部受験生はほぼ皆無ではないかとさえ感じるくらい、差別に関する情報は多数ありました。
しかし、過年度受験生や女子は確実に不利であることは公然の秘密であり、どの大学がどの程度、過年度受験生や女子を低く評価するのか(=差別するのか)は分かりませんでした。そして、この度、東京医大の不正入試が初めて報道されたときに、差別が事実であったことを確信することになりました。
私は、東京医大を含む一部の大学が不正な入学試験によって女子の入学を制限しようとしたことは、残念ながら、「大学が医療に対する社会の求めに応じた結果」であると考えています。
私は医師として勤務していますが、患者の家族に病状説明のための来院をお願いすると、「仕事が休めないから日曜日に」「仕事が終わってから行くので20時以降に」というような希望を当たり前のように言われることがあります。このような希望は、その家族の意図にかかわらず、「日曜でも夜間でも対応できる男性医師の方が望ましい」という認識につながります。
これは極端な例ではありません。仔細を変えて常々、患者や家族が“社会”を代弁して医師に「家庭を持ち、時間に融通の利かない女性医師ではないこと」を求めます。そうした意識の現れとして、大学が不正な入学試験によって女性医師の数を制限したのでしょう。
責任を女子受験生に負わせてはいけない
ですが、不正入試によって女子学生や女性医師の数を制限しても、結局は女性医師が働きにくい環境を助長するだけで、医療や社会が決して良い方向に向かわないことも確かです。前述のとおり、医学部入試において女子が不利であることは以前より広く噂されていたということは、それだけ長い時間と多数の学校で、公然と不正入試が行われていたと察することができます。そのように行われていた不正入試が、女性医師を求めない社会を固定化してきたのだと、医療者であれば感じます。
医学部の不正入試が報道された後、続報で不正入試の是非を問うアンケート結果を目にしました。医療者以外の意見として、「女子差別は不当である」という意見も多かった一方で、当の医療者や特に女性医師から、「仕方ない、必要悪だ」という意見も少なくありませんでした。私を含め多くの医療者が、社会は女性医師を求めていないと感じていることの証左です。
改めて、大学がすべきことは女子の入学を制限することではないと考えます。不正入試により女子を制限したところで、医療やその周りの社会は変わりません。その陰で志と能力がありながら女性であるというだけで医師への道を閉ざされた女子受験生がいるとなれば、その先の未来に何の生産性もありません。
正当な評価によって入学して医師となる女性に、休日や夜間は休める当然の勤務環境をどう提供するかを大学は考えるべきです。勤務環境を変えるための努力をせずに、その責任を女子学生に負わせ、不当に不合格にしてきたことに、大学は責任を取るべきだと考えます。
また、大学が誤りを認めて正すこと、それが広くアナウンスされることを希望します。そうすることが、「医師が休日も勤務しているのが当然」「救急外来では24時間診察されて当然」「患者や家族の都合に病院や医師が合わせるのが当然」と考えている一般の非医療者の方々にその認識を改めてもらうための一石を投じることにつながると感じます。
入試適正化だけでは解決にならず
現状として、大学病院や3次救急の病院では医師の半数が女性では診療が成立しないのは事実だと感じます。だからと言って女性医師の数を制限するのはあまりにも短絡的ではないでしょうか。半数が女性では診療が成立しない医師の勤務環境を正すべきであって、女性医師の数を制限するのは間違っています。
入試を正すのは簡単ですが、医師の勤務環境を変えないまま女子学生が増えれば、結果として次はマッチングにおいて男女の不平等が起きることが懸念されます。
男女ともに、家庭での役割と医師としての社会での役割を同時に担うことができる環境を強く望んでいます。
昨年末から急激に感染が広がっている「オミクロン株」の特徴や、今後の感染防止に向けたポイントについて、松江赤十字病院感染症科の成相昭吉部長に聞いた。
(聞き手は報道部・中島諒)
―島根県内の感染拡大をどう見ているか。
「ワクチンの2回目接種から時間が経過して効果が切れ始めていることや、年末年始にかけて人の動きが激しくなったことが増加の要因だろう。全国的に感染者数が抑えられていたこともあり、気が緩みがちだったかもしれない。ただ、いたずらに不安をあおらないことが重要だ。情報を集めて冷静に対応しないといけない」
―感染第6波の主流になっているオミクロン株の特徴は。
「家庭内の二次感染率はデルタ株の約3倍とされ感染力が非常に強い。症状は発熱やせきなど風邪に近く治りも早い傾向にある。しかし、基礎疾患のある高齢者が感染すると悪化して死に至る恐れがあり、楽観視はできない」
―今後の感染防止で気を付けることは
「県内で感染者が増えていることは事実であり、個々が感染対策を徹底して感染者を減らさないといけない。手洗いや消毒、換気の徹底などはもちろん、マスクは不織布を使用し、しっかり鼻まで覆うことをあらためて意識してほしい」
―3回目のワクチン接種のポイントは。
「2回目接種から4カ月月経過すると、発症予防効果は20%未満に下がるとされ、3回目で50%以上に回復すると期待される。自らを守りながら他人への感染を予防するためにも、3回目接種を検討してもらいたい」