自宅療養中の70代女性が死亡 第6波では神戸市内初 新型コロナ
神戸市は24日、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった70代の女性が死亡したと発表した。市によると、自宅で亡くなった陽性者は6人目で、感染第6波では初めて。深刻な基礎疾患はなかったという。オミクロン株への感染やワクチン接種歴は不明。
女性は22日朝に38度の発熱があり、医療機関で陽性と判定され、自宅に戻った。夕方に市保健所が家族に連絡し「意識はあるが、ぼーっとしている」と聞かされ、救急要請を勧めた。
救急隊到着後、血中酸素濃度や血圧を調べたが正常値だったため、保健所、家族とも協議し搬送を見送った。しかし翌23日午前に呼吸が止まっているのを家族が発見、死亡が確認された。市健康局は「夜中に容体が急変した可能性がある」としている。(初鹿野俊)