抗原検査キット増産を要請 余剰分は国が買い取り保証
新型コロナウイルスの抗原検査キットが医療現場で入手しにくくなっているとして、国が製造各社に2月末までの増産を要請し、余剰となった在庫は買い取り保証をする方針であることが20日、厚生労働省への取材で分かった。オミクロン株の感染拡大を受け安定供給を図る。
同省は業界団体などへの事務連絡を13日に出し、増産要請とともに、発注が来た際は迅速な納入ができるよう在庫確保を求めた。
政府は14日、保育や介護などに関わるエッセンシャルワーカーが濃厚接触者として自宅待機になった場合、抗原検査キットを使い、6日目と7日目の2回連続で陰性であれば、待機が解除されると発表。厚労省によると、こうした待機中の検査キットの需要増加が見込まれるという。