住宅地や商業地などの開発を促す区域と、抑制する区域を分ける松江市の「線引き制度」について、上定昭仁市長が廃止方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。制度導入から半世紀を超え、住宅建設などに制限がある区域で地域衰退が進んでいるため、線引きに代わる新たな土地利用のルールを構築するとみられる。廃止時期は今後検討する考え。14日の市議会全員協議会で表明する。