Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヴィクトル・カラビスの交響曲第3番作品33を聴く

2019-10-14 09:24:40 | 古典~現代音楽チェコ編
今回は1923年に生まれたチェコの作曲家カラビスが、
1970年から1971年にかけて作曲した交響曲第3番作品33をとりあげる。
今回聴いたCDはイルジー・ビエロフラーヴェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるものである。
第一楽章モルト・モデラートは、弦楽器による淡い感じで、
神秘的な雰囲気の旋律でゆったりと始まる。
やがて、木管楽器がそれに絡んでいき、弦楽器の旋律を模倣する。
ホルンなども加わったあと、木管楽器と弦楽器で旋律をやりとりし、
金管楽器や打楽器が加わり、盛り上がり、荒々しくなったあと、
再び弦楽器のみの部分となり、冒頭の部分が繰り返され、静かに終わる。
第二楽章アレグロ・モルト・ドラマティーコは、
弦楽器による生き生きとした旋律で始まり、
金管楽器や打楽器も加わり、荒々しさも加える。
いったん木管楽器を中心とした静寂な音楽になり、
そのあと金管楽器と打楽器がその静寂さを破ることを繰り返し、
最後は盛り上がったところで終わる。
第三楽章アレグロ・モルト・エ・クイエートは、
弦楽器による緩やかな旋律で始まる。
木管楽器や金管楽器もそれに音を添えていく。
やがて金管楽器の鳴り響く音が荒々しさを時々加え、
最後は弦楽器と木管楽器中心に穏やかにそして静かに終わる。
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ヴィクトル・カラビスのファゴットと木管楽器のためのコンチェルティーノ作品61を聴く

2014-11-05 22:11:29 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1923年生まれのチェコの作曲家カラビスが、
1973年に作曲したファゴットと木管楽器のためのコンチェルティーノ作品61である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはミロシュ・フォルマーチェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー木管アンサンブルの演奏による。
木管楽器が奏でる旋律の上でファゴットが軽やかに吹いていく。
ファゴットの音は滑稽さを思わせ、木管楽器の響きは暖かさを感させる。
ストラヴィンスキーやシェーンベルクを思わせる部分もあり、
最後は盛り上がったところで突然終わる。
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パヴェル(パウル)・ヴラニツキーの交響曲ハ短調作品11を聴く

2014-10-29 06:17:39 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日もウォーキングを休んでいます。
今回取り上げるのは、1756年生まれのチェコの作曲家、
パヴェル(パウル)・ヴラニツキーが1791年に作曲した交響曲ハ短調作品11である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章グラーヴェ-アレグロ・アッサイは、ソナタ形式の楽章である。
力強い響きの序奏に始まり、ベートーヴェンを思わせる。
主部に入って重々しく運命を感じさせる主題と、
対照的で優しく牧歌的な感じの主題が奏でられる。
ベートーヴェンの交響曲第1番初演者らしい感じを受け、
モーツアルトの時代とは違った新たな時代の到来を感じさせる交響曲である。
その提示部は繰り返され、短い展開部を経て、
再現部に入り、主題が繰り返され、
金管楽器も鳴り響き、最後力強く終わる。

第二楽章アダージョは、弦楽器により優しさあふれる旋律で始まる。
その主題を繰り返し、木管楽器が絡んでいく。
中間部ではややドラマティックな盛り上がりをみせ、
再び甘美な旋律が奏でられて、最後穏やかに終わる。
第三楽章メヌエット:アレグレット-トリオは、
激しく暗い感じのメヌエットの主題で始まり、
シューベルトの交響曲第2番の第三楽章に似ている。
トリオは木管楽器とホルン中心に展開され、牧歌的である。
冒頭のメヌエット主題が繰り返され、最後力強く終わる。
第四楽章プレストは、ソナタ形式に基づく楽章で、
力強いティンパニの音とともに始まり、
弦楽器が生き生きとした軽快な第一主題を奏でていく。
対照的な優しい感じの第二主題が奏でられる。
提示部は繰り返され、短い展開部を経て、再現部に入り、
最後はティンパニの音とともに力強く終わる。
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アントニオ・ロゼッティの交響曲ハ長調Kaul26を聴く

2014-10-28 06:28:48 | 古典~現代音楽チェコ編
ここのところ忙しくなかなかブログを書けずにいます。
今年の10月・11月は個人的にいろいろ忙しく、なかなか余裕がありません。
今回取り上げるのは、1750年生まれのチェコの作曲家、
ロゼッティが作曲した交響曲ハ長調Kaul26である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはゲオルク・マイス指揮、
ヴィルニウス・リトアニア室内管弦楽団の演奏による。
第一楽章グラーヴェ-アレグロ・アッサイ-コメ・プレストは、
弦楽器とホルン、木管楽器により牧歌的な感じの序奏で始まる。
序奏が終わると主部に入り弦楽器による生き生きとした主題が奏でられ、
ホルンなども絡んでいき、もう一つの主題はモーツアルト風である。
主部は繰り返されたあと展開部に入り、主題が変形されていく。
再現部で主題が再び繰り返され、最後は穏やかに終わる。

第二楽章メヌエット:アレグレット・フレスコは、
優雅なメヌエット主題が繰り返されて始まる三部形式の楽章である。
二楽章にメヌエットを持って来るのは、珍しい構成である。
中間部のトリオはファゴットやオーボエなどが活躍して牧歌風である。
そのあと冒頭のメヌエット主題が繰り返されて終わる。
第三楽章アンダンテ・マ・アレグレットは、
弦楽器が穏やかな主題を奏でて始まる。
叙情的な部分を見せながら曲は進行し、
木管楽器やホルンもそれに絡んでいく。
主題が繰り返されながら、最後は颯爽とした感じで終わる。
第四楽章フィナーレ・アレグロ・モルトは、
弦楽器が明るく生き生きとした主題を軽快に奏でて始まる。
ホルンや木管楽器も絡みながら進行し、
主題はその後展開されていき、最後は力強く終わる。
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レオポルド・コジェルフの交響曲ニ長調を聴く

2014-10-25 08:44:52 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1747年生まれのチェコの作曲家、
コジェルフが作曲した交響曲ニ長調である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツアルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章アダージョ-アレグロは、堂々とした感じの序奏で始まる。
弦楽器による序奏はやや重々しい感じがするが、
それが終わると対照的なアレグロの主部に入り、
弦楽器により軽快で明るい主題が奏でられていく。
主題は展開部を経て再現部に入り、最後力強く終わる。

第二楽章ポコ・アダージョは、弦楽器による旋律で始まり、
ホルンも絡んでいくが、その親しみやすい感じの旋律はハイドン風である。
その旋律は繰り返される中で、変形されていく。
ところどころでモーツアルトを思わせるところもある。
第三楽章メヌエット・エ・トリオ(ヴィヴァーチェ)は、
軽快な優雅なメヌエットの旋律で始まる三部形式の楽章である。
中間部のトリオはオーボエが活躍し牧歌的で対照的で、
再びメヌエットの主題が繰り返されて終わる。
第四楽章プレスト・コン・フォーコは、
弦楽器による軽快で生き生きとした主題で始まる。
提示部が繰り返されたあと、短い典型部に入り主題が変形され、
再現部に入り、最後は堂々とした感じで終わる。
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